朝鮮半島は戦争へと向かっている=北朝鮮
[ソウル 21日 ロイター] 韓国哨戒艦の沈没は北朝鮮の魚雷が原因である可能性が濃厚とする報告書が発表されたことを受けて、北朝鮮は21日、朝鮮半島は戦争へと向かっており、韓国との合意をすべて破棄する用意がある、との見解を示した。
北朝鮮の対韓国窓口機関である祖国平和統一委員会は声明で「今後は戦争局面にあるとの認識に立ち、南北関係におけるすべての問題に関して断固とした措置で対処する」と言明。「韓国側が『対応・報復』行動に出た場合、南北の完全断交や不可侵合意の破棄、南北協力事業の全面撤廃など、冷酷な懲罰措置を持って強硬に対応する」とした。
一方、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は、異例の緊急国家安全保障会議を開催し、今回の報告書の結果を受けた対応を協議する。
韓国はこれまで、経済回復への影響を懸念し、北朝鮮に軍事的な報復措置に出る計画はないことを明確にしており、国際社会と協力して北朝鮮への制裁強化などを求めていく考え。
また北朝鮮は今回の報告書の内容を不服として、自国調査団を韓国に派遣する意向を示しているが、聯合ニュースが韓国国防当局者の話として報じたところによると、韓国側は北朝鮮の調査団受け入れを認めない方針。
韓国が哨戒艦沈没は魚雷が原因と報告書、北朝鮮は反発
韓国哨戒艦沈没、北朝鮮に責任との調査結果を支持=米政府
タイの夜間外出禁止令を延長、20日から3日間に=軍報道官
韓国船沈没は魚雷原因との報告書、由々しき事態=国連事務総長
韓国が制裁課せば、戦争含めた強行措置とる─北朝鮮=聯合ニュース
[ソウル 20日 ロイター]
韓国は20日、3月の哨戒艦沈没は北朝鮮の魚雷が原因である可能性が濃厚とする報告を発表、断固たる措置を講じると表明した。
北朝鮮はこれに対し、韓国が制裁を科せば、戦争を含めた強硬措置をとると反発した。
米国・オーストラリア・英国・スウェーデンの専門家を含めた調査チームがまとめた共同報告書は、朝鮮半島西岸沖で回収した魚雷の破片と、韓国が7年前に入手した北朝鮮の武器とが合致したと指摘。「これ以外に妥当な説明は見当たらない」とした。
米ホワイトハウスは、調査結果への支持を表明した上で、「この攻撃的な行為」は容認できない北朝鮮の行動、との見解を示した。
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は緊急の国家安全保障会議を招集した。大統領府によると大統領は豪首相に対して「北朝鮮に対し断固とした対応をとる。国際的に協力して北朝鮮に過ちを認めさせ、国際社会の責任ある一員として復帰させなければならない」と述べた。
韓国はこれまで、報復攻撃は考えておらず、北朝鮮への非難を国際社会に訴えていく方針を示している。
このニュースに対し、韓国市場は特に反応していない。SKセキュリティーズのアナリスト、チョイ・ソンラク氏は「韓国がどのような措置をとるか、それに北朝鮮がどう反応するかが鍵だ。攻撃的になれば外国人投資家に影響するだろう。しかしきょうの市場の反応は限られている」と述べた。
韓国の調査報告によると、北朝鮮は沈没地点周辺で活動していた可能性が高い。他の近隣諸国の船舶はそれぞれの領海内にいたとみられている。調査報告は「こうした事実や分析に基づいて、北朝鮮の魚雷によって生じた海底での外部爆発が沈没の原因という明確な結論に至った。証拠を踏まえると、魚雷は北朝鮮が発射した可能性が濃厚だ」と指摘した。
北朝鮮の国営朝鮮中央通信は国防委員会の声明を発表、北朝鮮は報告内容はねつ造だとし、「わが軍と人民は、いかなる『制裁』や『報復』、国益に対する侵害に対しても、全面戦争も含むさまざまな形の厳しい措置で対応する」とした。国防委員会が声明を発表するのは珍しい。
中国の外務次官は報告書についてはコメントせず、沈没は「不幸」な出来事だとして朝鮮半島での安定維持を求めた。
日本も関係閣僚会議を開き、政府としての今後の対応を協議するとしている。
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