ブロックバスター減収に大幅赤字Q3!サーキットシティになる? | 東京リーシングと土地活用戦記

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2009年11月22日

【ブロックバスター】、減収に大幅赤字Q3!急がないとサーキットシティになる?

■ブロックバスターが12日発表した第3四半期(7月~9月期)決算で、在庫削減やレッドボックスからの競争激化により、赤字幅が大幅に拡大した。

 売上高は前年同期比で21%減で、予想(10.1億ドル)を下回る9.1億ドルとなった。損失は前年同期の1,780万ドルから1.14億ドルと赤字幅が拡大した。また国内の既存店・売上高前年同期比は18%減となり、その内訳はレンタルが14.5%減で、物販はゲームのハードとソフトの不振が続いており35.6%の大幅減となった。海外店の既存店ベースは4.8%減で、レンタル4.2%減、物販5.6%減の内訳となっている。既存店は連結で14.4%の減少、予想(7.5%減)から大幅に下回った。
 同社は9月、来年末までに最大960店を閉鎖することを発表しており、第3四半期は216店をスクラップした。第4四半期(10月~12月期)には115店の閉鎖を計画している。
 ブロックバスターはレッドボックスに対抗したレンタル自販機『ブロックバスター・エクスプレス』を1,500台以上すでに設置しており、年内には2,500台になる計画という。また、来年の中ごろには1万台を目標としている。
 ブロックバスターは国内に4,217店、海外には2,553店を展開している。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ブロックバスターの株価が1ドルを割るようになってから1年以上経過していますが、なんとなくサーキットシティのような感じになってきました。サーキットシティはベテラン販売員の大幅削減からウォルマートとの価格競争に敗れた形でした(金融恐慌という背景もあります)。ブロックバスターの場合は、ネットフリックスのビデオストリーミングサービスに、レンタル自販機レッドボックスの増殖ともいえる増え方にやられています。ちなみに「1日1ドルレンタル」のレッドボックスの設置台数は9月30日で2万台を超え、12月末の2.2万台設置目標もクリアする勢いです。

DVDが今年に入ってさらに売上が落ちていることに加え、DVDソフト価格も投売り状態です。ウォルマートはブラックフライデーのセールにDVD(約100タイトル)を2ドルで販売します。007シリーズの『カジノ・ロワイヤル』など古い映画の他に、ここ2~3年に封切られた映画『ヘルボーイ2(Hellboy II)』、『アイ・アム・レジェンド(I Am Legend)』、『ブラッド・ダイヤモンド(Blood Diamond)』なんてのも2ドルと投売りとなっています。レンタル自販機では新作映画が1日1ドルなので、ますます買うメリットがありません。アナリストの中には、2010年末までに予定されいている950店の閉鎖に加えて、数年間で525店~600店を新たにスクラップすることになると予想する人もいます。追加の閉鎖はブロックバスターだけではありません。

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⇒ブロックバスターの競合で、レンタルビデオチェーンのハリウッドビデオをもつムービーギャラリー(2,921店)は、年内に150店~200店を追加閉鎖する可能性があると報じられていました。同社CMOクリフォード・トーン氏は電話インタビューにて「レンタルビデオ業界が極めて劇的に変化していることは隠しようがない」としています。レッドボックスの増殖ともいえる増え方によって、レンタルビデオ店に与える打撃が急速に深刻化しているのです。ブルームバーグのニュースサイトによると、売上げ減少を理由に32%の賃貸料の値下げをお願いするメールが大家にいっているとか。ムービーギャラリーは2年前に破綻して1,000店舗を閉鎖、昨年の5月には倒産から立ち直っています。急速な市場の変化に、再度破産もあるかもです。
 ブロックバスターは、鈍行からブロックバスター急行(エクスプレス)に乗りかえ、現実味を帯びてきた「倒産」から逃げ切れるかどうかが焦点です。


 アメリカは、やることがでかい・・・・・・!!