あなたのサイフは“ブタサイフ”になってませんか? | 東京リーシングと土地活用戦記

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あなたのサイフは“ブタサイフ”になってませんか?

診断!今、お金が貯まる人の「財布」の共通点

プレジデント 2008年5.19号
大富豪から主婦まで、数々の財布を見てきた人気FPが、お金持ちになるための財布の条件を明かす。

家計の見直し相談センター 藤川 太/山田清機=構成 永井 浩=撮影

【サイフ1】
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レシートがたまりすぎてお札が埋もれている。財布はパンパンで折り曲げようとしても完全には畳めず、戻ってくる。誰の目にも診断結果は明らかか?
絶対にお金が貯まらない人の財布である。この財布の持ち主はお金にルーズであると、断言してもいい。あらゆる意味において、最低、最悪の財布だ。

まず、型崩れが激しい。これは、扱いが粗雑なだけでなく、そもそも材質が柔らかいことを意味する。そういう財布を選んでしまう時点で、すでに、持ち主にはお金を慈しむ気持ちが希薄である。

さらに、レシートとお札を混在させている。しかも、大量のレシートが財布をブタのごとく膨張させている。財布から定期的にレシートを取り出さないということは、持ち主が支出を記録していないことを意味する。こういう財布を持っている人で家計簿をつけている人は見たことがない。同時に、レシートにお札が紛れている状態では、現在、財布にいくらお金が入っているかを把握することも不可能。万事、アバウトなのだ。

この人物は、お金を愛していない。そして、お金の管理もまるでできていない。これでお金が貯まったら、奇跡である。

【サイフ2】
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マネークリップのみを使用し、お札を持ち歩いている。小銭は直接ズボンのポケットへ。よく言えはシンプルなサイフだが、診断結果はいかに?
いわゆる、マネークリップである。しかも、ルイ・ヴィトン。ブランド物を使っていることから推測して、持ち主はある程度お金を稼ぐ人か、そもそも資産のある家に生まれた人物であると思われる。

しかし、持ち主はさほど貯蓄は持っていないはずだ。あるいは、貯蓄の必要がないほど資産があるのかもしれないが、いずれにせよ、自力でつくった貯蓄はごく少ないはずだ。なぜなら、お金に対する執着がまったく感じられないからだ。

お金を貯めることに執念を燃やしている人は、絶対にマネークリップを使わない。大富豪でマネークリップを使っている人は、皆無であると言っていい。

マネークリップとは、そもそも欧米で、チップをスマートに渡すための道具として発達した。そこで重視される機能は“出しやすさ”。そんな道具を、お金を貯めたい人が使うわけがない。

しかも、チップを渡す習慣のない日本でこれを使うとなれば、持ち主が意識しているのは、お金を払う際の“格好よさ”だけである。つまり、持ち主は、いくら稼いでもすぐに使ってしまう人物。ズバリ、浪費家である。

さらに、財布を持っていないということはレシートもポイ捨てだろうから、いくら使ったかを把握していないはずだ。フローは大きいかもしれないが、ストックをつくれない。資産が底をついたとき、地獄を見ることになるだろう。

【サイフ3】
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財布は持たず、お札を直接ポケットに入れ、カードケースだけを持っている。カードの中身は、歌舞伎カード、ナナコ・・・・・・。これが診断の決め手に!?
この人物は財布を持たず、お札を直にポケットに入れ、カード入れだけを持ち歩いている。おそらく小銭は家の貯金箱に入れているのだろう。

見た目は几帳面そうな佇まいだが、この人物も貯蓄はできていないはずだ。第一、ポケットからお札を落としてしまう可能性がかなり高い。このお金に対する無頓着ぶりはこれまでお金で苦労することがなかったことを示している。おそらく、フロー型財布の持ち主同様、裕福な家に育った人物であるに違いない。

この人物のお金に対する感覚には著しい特徴がある。それは、カードの顔ぶれに如実に表れている。

通常、財布に入っているカードを一覧すると“生活の切実さ”が見えてくるものだ。スーパーや美容院のポイントカードが何枚も入っていれば、わずかでもポイントを貯めて節約に繋げようという意識が汲み取れる。

しかし、この人物が持っているのは歌舞伎カード、漫画喫茶のカード、ナナコ等々であり、消費の匂いはしても、生活臭がまったくしない。切実感がゼロなのである。

例の、サブプライムローン破綻の主人公たちは、おそらくこうした人物である。お金に対して切実な思いがないから、安易にローンを組み、いとも簡単に破綻してしまう。この人物も、人生のどこかで破綻を経験することになるだろう。

【サイフ4】
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縦長スリム型の財布と小銭入れのセット。レシートが3枚に、なぜか米ドル紙幣が。そして小銭入れにはお守りのコインも。さて、持ち主は誰でしょう?
一見して、こだわりが感じられる財布である。私はいわゆる大富豪の財布をいくつも見てきたが、彼らの財布には必ず何らかのこだわりがある。それに通ずる風格が感じられる。

ドル紙幣が入っている意味はよくわからないが、お札は金額の大きいほうから順番に美しく並べられており、小銭は小銭入れに分けて入れている。この2点も、真のお金持ちに共通する特徴である。

そして、レシートが独特だ。入っているのは、タクシーのレシートが3枚のみ。タクシーでレシートを取るということは、持ち主は自営業をしているか事業家に違いないが、それ以外のレシートが存在しないのだから、おそらくタクシー以外の支払いは、すべてカード決済にしているのだろう。

クレジットカードを多用しつつ、なおかつ大富豪並みの資産を築いているとすれば、持ち主はかなり厳しくセルフコントロールができる人物。つまり、叩き上げの人生を歩んできた人物であると推測できる。財布の裏側に、シビアな生き様が透けて見える。見事な財布である。

【サイフ5】
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縦長スリム型の財布。お守りが4点と蛇の皮、玉串用の袋まで・・・・・・。お札は新札。カードは1枚ずつ並べられている。持ち主は営業の分野で著名なあの方!
これはもはや、お金に対する情念すら感じられる、素晴らしい財布だ。

まず目につくのは、何といってもお守りの多さである。成功している事業家の多くが財布にお守りの類を入れていることから考えて、この財布の持ち主も、おそらく成功者のひとりに違いない。

事業家で成功するには、努力はもちろんのこと、強運が必要であることを成功者たちはよく知っている。それゆえ、彼らは神仏を大切にする。神仏の加護を常に身近に感じていたいと願う。それには、肌身離さず持ち歩く物の中にお守りを入れておくのがベストだ。それはいったいどこか? 財布の中である。

言い換えれば、財布の中のお守りは、彼らが常に精神的にギリギリの人生を歩んでいることの象徴でもあるのだ。

しかも、この財布には新札しか入っていない。お金を愛し、慈しむ気持ちが、そこにも滲み出ている。

持ち主は、偉大なストックを築いているはずである。

財布とは

実は、かつて私の財布はブタ財布だった。だが、ファイナンシャルプランナーという仕事を始めて、あるとき、はたと気づいたのだ。大富豪の財布は、例外なくスッキリしていて美しい!

大富豪の財布に共通する特徴を列挙してみると、まず、硬い材質の長財布が圧倒的に多い。そして、必ずお札を金額順に並べている。カード類が使用頻度順に並んでいる。お札とレシートが分けてあり、しかもレシートがたまっていない。管理できる範囲の金額しか入っていない(数万円程度)といったことである。

お金は、必ず愛情を注いでくれる人の所に集まる。そして財布とは、お金への愛情を測るバロメーターなのである。

持ち主はこんな人たちでした!

【サイフ1】 ブタ(メタボ)財布●カメラマン・Nさん
 診断通り、お金が貯まらないと嘆く。財布が薄いと不安なのだとか。レシートを別の場所に保管していたこともあったが、その場所を忘れてしまうという苦い経験から、このかたちが定着した。

【サイフ2】 フロー型財布●会社員・Mさん
 診断通り、裕福な家庭出身。ヴィトンのガウンを羽織って町を歩くことも。携帯のストラップまでヴィトンを愛用。浪費グセは本人も自覚しているのだが、改善の兆しなく……。

【サイフ3】 サブプライム財布●雑誌編集者・Oさん
 これも見事に診断通り。父親が歯科医院を経営する裕福な家庭で育つ。カードのポイントなどはためない。「ポケットからお金が落ちても気づかないですね」とお金に対する執着心がたいへん薄い。

【サイフ4】 叩き上げ財布●セレブレイン社長・高城幸司さん
 もともとお金持ちだったわけではなく、努力によってここまで上りつめた人。お金の大切さは嫌というほど知っている。これまでの背景が財布にもしっかり表れている。

【サイフ5】 ストック型財布●ペリエ社長・和田裕美さん
 同じく努力によって上りつめた人。財布に対するこだわり、お金への愛情は一般の人よりはるかに強い。

お金にはいい旅をさせる

ペリエ社長・和田裕美
日本ブリタニカでの営業時代、世界2位の成績を収め、女性初・史上最年少の代理店支社長に。2001年独立し、現職。多業種での営業組織づくりに携わる。
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いま使っているのは、プラダの紫色のお財布です。

紫は、日本では高貴な色と呼ばれていますよね。持っていると、品がよく見えるかなと思っています。

玉串用の袋を入れているのは、よく神社でお賽銭を奉納するからです。皆さん、よくお賽銭を投げていますけれど、普段、人に向かってお金を投げることなんて絶対にないでしょう? それに、感謝の気持ちを表すお金をむき出しで人に渡すこともないでしょう? 私は必ずこれにお金を入れて、お賽銭箱にそっと落とすようにしています。

お札は、新札だけを、必ず金額と顔の向きを揃えて入れています。そうすると、お金がムダに出ていかないという言い伝えがあるんです。美的な問題かもしれないけど、お金もそうされたほうが嬉しいんじゃないでしょうか。お金はツールだけど、モノにも気持ちはあると思う。だから、丁寧に扱ったほうがいいと思うんです。

お金を使うときも、嬉しいって気持ちを大切にしています。みんで頑張ったときや、お祝いのときには思い切って使いますが、嬉しくないことには絶対に使いたくない。お金は喜びのために使おうと、いつも心がけています。

お金って、経済の血液って言いますよね。お財布の中に留めておくだけでは、自分の血液も循環しない。お金にはいい旅をさせることが必要だと思います。感謝のため、知識のため、人のために嬉しい使い方をすると、思いがけない方角から、立派に成長した姿で帰ってきてくれる。だから、いつもお金を使うときには、「いい旅をしてきてね。行ってらっしゃい!」って言いながら送り出すんです。

経営者になって財布を買い替えた

セレブレイン社長・高城幸司
リクルートで4年連続トップセールスとして通期MVPを受賞。事業部長や「アントレ」の創刊編集長などを歴任。2005年に独立。企業のマネジメント強化を支援する。
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3年前、経営者になったときに財布を買い替えました。尊敬する経営者が持っていたのが縦長の財布だったので、自分もそうしようと思ったのです。

小銭入れは別に持っていて、その中にお守りのコインを入れています。

現金で支払いをするのはタクシーぐらいで、ほとんどカードで決済するので、クレジットカードのポイントはずいぶん貯まっていると思います。

ドルを入れているのは、急な海外出張が入っても、即、対応できるようにです。あとは、出会った頃の妻の名刺を入れています。よく家族の写真を入れている人がいますが、私の妻は書道家で、彼女の自筆の名刺なので、それを写真の代わりに入れているんです。

経営者になって、お金の使い方がずいぶん変わりましたね。サラリーマン時代は、たとえば、コンビニに入ると「何か買わなきゃ」という気持ちになって、半ば習慣的にお菓子や雑誌を買っていましたが、経営者になってからは常にコストパフォーマンスを考えなくてはならないので、明確な目的意識を持ってお金を使うようになりました。

飲み会ひとつでも、「じゃあ、もう1軒行こうか」というように、流れで2次会に参加することはなくなりました。もっと話を聞きたいという目的があれば参加しますが、流れで参加すると時間もお金もムダになります。

食事に行くときも、見栄で高い店に行くことはなくなりました。相手の好みがラーメンなら、ラーメン屋でいいんです。目的を明確にし、ムダなお金を使わない。そう切り替えてみたら、案外簡単にできました。習慣を変えるには、とにかく1度やめてみる。これが有効だと思います。



 

 参考にーーーなるよねーーー!!