「私は、プレゼンという言葉を広い意味でとらえています。自分自身が生きて活動することを、日本国やその他世界の国々に表現すること全体だと考えています。つまり、自己表現とでもいいましょうか。感覚で訴えたり、言葉で訴えるなど、いろいろな訴え方があるのですが、私は全人生をかけて訴えていると言っても過言ではありません」
「私には、これまでにいろいろな活動をしてきた信用と実績がありますから、大げさに聞こえるかもしれませんが、天皇陛下以外は、会いたいと思う人には誰にでも会えます。例えば、超大手企業のトップに会いたいとしましょう」「サイズは一般的な画用紙ほどあります。こんな手紙が届きますから、開封した人は、とても驚くのです。これは社長のところに急いでお届けしないと、後でお叱りを受けるぞと考えるくらいインパクトがあるのです」
「相手にお会いしたいというところから、プレゼンが始まるのです。私がお会いするのは、企業のトップがほとんどです。その組織の中で、相当に鍛えられてきた人たちです。ですから、私がお目にかかりたいというメッセージの中に、情熱や温度、誠意もしくは、申し上げたいことや相手についてどのくらいの知識があるのかを盛り込まなければなりません。
手紙を書く前日の晩は10時には寝ます。熱意が高まり、夢に相手のイメージが出てきたりします。朝は5時頃起きて運動をして、体の中に血を巡らせ、脳の回転が良いときに書き始めるのです。そこまでしてエネルギーを込めないと気持ちが伝わらず、会っていただいけないのです」
「名刺も“プレゼン”なのです。自分の思いを凝縮して書いています。ある時には、6枚くらいに折りたたんで屏風のように開く名刺を作りました。それを総理大臣も出席する政府関係の会合で渡したのですが、私は日本政府の末席におりまして、お話しした相手は各国の大使でした。
休憩時間中に、みなさん私の名刺を欲しいとおっしゃって、各国の大使が向こうから話しかけてきたのです。そのときは、どんどん場の“温度”が上がっていくのが感じられましたね」
「その後のスピーチは大成功でした。当時の首相・小泉さんがホストだったのですが、私のスピーチの温度や熱が伝わっていますから、私の後にスピーチされた小泉さんは普段以上に“飛んでた”んです。だから会合すべてが大成功となりました」
山本寛斎(やまもと・かんさい)
デザイナー/プロデューサー
1944年生まれ。71年にロンドンにおいて日本人初のファッションショーを開催し、世界の舞台に躍り出た。デザイナーとして活躍すると同時に、デザイナーとしての枠にとどまらないイベントという新たな表現形態で世界に飛び出す。国内各地のみならず、ロシア、ベトナム、インドなど世界各国のイベントのプロデュースを数多くこなしてきた。今年は、北海道洞爺湖サミットの総合プロデュースをはじめ、サラゴサ国際博覧会のジャパンウイークメインイベントも担当。現在は、2016年オリンピックの東京への招致活動に精力を注いでいる。「Nikkei BPnet 戸田覚(とだ・さとる)」
平成22年度開業予定の成田新高速鉄道及び新型スカイライナー・京成電鉄
成田新高速鉄道線の開業とともにデビューする新型スカイライナーは、デザイナー/プロデューサーの山本寛斎氏がデザインを手掛けた初めての鉄道車両です。
お客様を旅へと誘う「風」と「凛」をコンセプトに、これまでにはなかったスピード感あふれる斬新なデザインで、次世代の成田空港アクセスのシンボルとして、そして京成電鉄の新しいフラッグシップトレインとして活躍するものと期待しております。

新型スカイライナーのコンセプトである「風」を表現いたしました。
速さを訴求するSKYLINERの頭文字〈S〉を、疾風をイメージして毛筆によりデザイン化。「はらい」を描くことで、スピード感を表現しています。また、〈i〉の文字に日の丸をアイコンとして組み込むことで、日本を代表する空港特急「スカイライナー」を世界に向けて発信しています。
新型スカイライナーは、最高時速160kmで新しいアクセスルートを走行し、日暮里駅から空港第2ビル駅までを36分で結びます。これにより現行ルート経由の51分運行から15分の短縮が実現し、速達性が大幅に向上します。なお時速160kmでの運行は、日本の在来線では最速となります。新型スカイライナーの登場により、欧米諸国に引けを取らない国際空港アクセスが実現します。
山本寛斎さんらしい、個性的な手紙、名刺ですね。頂いたひとはびっくりしますよね。
平成22年度開業予定の成田新高速鉄道及び新型スカイライナー外装デザインだけでなく、
内装他、一式のようです。楽しみですね!!




