調布飛行場はその価値がうもれている
首都圏には3つの国際空港が必要だと考えている。ロンドンやニューヨークなどの国際的な大都市は、大きな国際空港を周囲に3つ抱えているところが多い。たとえばニューヨークには、JFK空港(ニューヨークから24km)、ラガーディア空港(同15km)、ニューアーク空港(同25km)がある。これにたいして東京には、16km離れた羽田空港と、66km離れた成田空港の2つしかない。そして国土交通省は「国際線は成田」と縛っているから、国民には国際線は成田空港しか選べないのである。
「眼からウロコ 第2回」で「国際空港としての役割を羽田、成田、横田で案分し、3分の1ずつを担うべき」と書いた。しかし、横田基地については米軍側が交渉を遅らせており足踏み状態に陥っている。
調布に飛行場があることをご存知だろうか。調布飛行場は調布インターチェンジを降りて約2km、車で5分くらいの場所にある。新宿副都心から、中央高速で10分程度である。羽田-香港路線の就航式典に出席する前に、調布飛行場を視察した。
調布飛行場は京王線飛田給駅、西武多摩川線多磨駅が最寄り駅で交通の便がよい。味の素スタジアムや国際基督教大学、東京外国語大学、国立天文台などに囲まれている。
調布飛行場は地元住民のために存在するはず
運用時間は昼間だけで、平日は午前8時30分~午後5時。日祭日は午前10時~午後5時。4~8月の期間は離島便に限って、午後6時まで使用可能となっている。
2007年の離着陸回数は約1万9000回。うち65%は航空写真の撮影や測量、防災、医療、消防などの用途の飛行機が使用。残り35%は、運送業務に利用している。
調布飛行場の800mの滑走路とさまざまな型式の飛行機を眺めるため、「プロペラカフェ」が繁盛している。ガラス張りのレストラン。地元ではひそかな人気スポットになっているらしく、子供連れの親子や若いカップルなどでにぎわっていていた。間近でみる飛行機はかっこいいし、夢が膨らむ。
調布飛行場を都民の足として生かせ
現在のところ、調布飛行場から発着する定期便は大島、新島に一日3便、神津島に一日4便である。2007年度の輸送実績は5万6000人だが、離島のための空港にとどまる。これだけならば、調布飛行場の地元の人たちが自分たちには関係のない、騒音をまき散らすだけの迷惑施設だと考えるのも無理はない。
しかし、すでにあるインフラを活用しないのはもったいない。うまくつかえば大きな地元の利益になる。調布から全国へ飛べるようになれば、新宿副都心から出張するビジネスマンの交通の便は格段に向上する。乗客は地元にどれだけの経済効果をもたらすだろうか。新空港ビルで地元産の野菜を売ってもいい。例えば、ボンバルディアQ300という機体は56人乗り。この大きさの飛行機を導入して、新潟や松本、福島、あるいは名古屋や大阪に飛ばすのはどうだろう。
このままでは大きな機会ロスだ。
JR東京駅前に中央郵便局がある。40階近い丸ビルや新丸ビルに対して、5階建ては低すぎる。経済財政諮問会議で、使われていない空中の30数階部分は年間100億円の機会利益の損失だと指摘されたことがある。39ヘクタールの調布飛行場でも同じ、もったいない、つまり使われないことで住民が失っている受益があるのではないか。
敗戦後米軍から1972年に返還されたあと、正式に都営空港として開港する前に、近くの中学校校庭に墜落事故がおきたり、別の場所への移転を検討されたこともあった。東京都と地元の調布、府中、三鷹の3市の間でジェット機の利用を制限するなどの約束を交わし、離島便だけで運用してきた。
当時「空港」は、騒音や住民の危険というマイナス面だけが強調されていた。羽田空港でも同じである。しかし墜落事故は1981年のこと、航空機の性能が向上し、飛行機での移動が国民の日常生活に浸透してきた。羽田空港をいま、移転させようという地元住民はいない。
Nikkei BP net 猪瀬直樹の「眼からウロコ」
JR立川駅から近い、横田基地は、713ヘクタール (約7,136,413平方メートル)、の面積をもち、
調布飛行場の約18倍、米国高官の利用する、ジャンボ旅客機が離着陸する、
幅の広い4000メートルの滑走路を持っています。
今は、戦時ではないので、飛行場は、いつもガラガラです。当然ですね。

東京都の人口は、12,810,340人、その内、東京都多摩地区は、4,111,941人です。
つまり、東京都民の、3人に1人は、多摩地区の人間です!!!!
多摩県にしたら、ランキングで、日本の人口の十位以内に入ってしまいます。
多摩地区にある、横田、調布とも、活用する時が、そろそろ来たと考えるべきでしょうねー!!!!


