職員給与カットに着手も 橋下大阪府知事が表明
大阪府の橋下徹知事(38)は、1日までに共同通信のインタビューに応じ、職員の本給カットについて「初年度から(財政改革に)切り込んでいくなら、手をつけないわけにはいかない」と述べ、財政再建策として取り組む考えを示した。
2007年度の当初予算では、教職員や警察官を含む人件費が9266億円と予算の約3割。橋下知事は08年度に1100億円の収支改善を目指しているが、この部分を見直さなければ達成は困難と判断したもようだ。
橋下知事は現在、庁内にプロジェクトチームを設置して財政再建の具体案を検討中。府民の負担が増大する可能性があることを念頭に「府民へのサービスを削って人件費に手を付けないということでは理解は得られない」と説明した。
(2008年3月1日共同)
「9年で6500億円の歳出減」 橋下府知事が所信表明
大阪府の橋下徹知事は29日、初めての府議会で所信表明演説をし、08年度当初予算案を7月末までの暫定予算案にすると表明した。府の全事業や府有施設を聖域なく見直すためで、「大阪から自治体経営の改革を起こす」と打ち上げた。府職員や地元自治体が戸惑うなか、5兆円の借金返済にあえぐ府財政のコストカットに「橋下流」で乗り出す。
●橋下流に「暫定」当初案
橋下知事は府議会で、新規事業などを含まない7月までの4カ月間の「暫定予算」案を提出した。07年度当初3兆2500億円だった歳出は、6割減の1兆1900億円となっている。
「歴史上、類のない大改革に取り組みたい」という橋下知事が目指すのは「08年度に1100億円、9年間で6500億円というかつてないスピードとボリューム」のコストカットだ。民間の企業経営の視点を採り入れ、政策立案に府民ニーズを見極める。「民ができるものは民へ。市町村ができるものは市町村へ。府は裏方として支える」として、府の全事業、出資法人、府有施設を6月までに「聖域なく見直す」という。
この日の所信表明の終盤では、橋下知事は顔を上げ、112人の議員を見据えながら「後世に評価されるような政治的な決断は、現世において激しい議論の対象になる」と声を張りあげた。その一文は、府職員が事前にまとめた原稿にはなかった。「財政非常事態宣言」「民間でいえば破産状態」と、演説には厳しい言葉を並べた。

背景には、厳しい府財政がある。98年度から赤字決算が続く。府債の返済を先送りする「赤字隠し」の影響で、収入に対する借金返済額の割合を示す指標の実質公債費比率は16年度以降、早期健全化団体の基準を超える恐れがある。橋下知事は、01年度から府が続ける減債基金の取り崩しによる歳入不足の穴埋めや04年度以降の赤字隠しとの「決別」も宣言した。

だが、急激な財政再建路線には強い反発がある。
「話が性急すぎる」。28日に府庁で開かれた町村長会では、府下9町1村の出席者から苦言や注文が相次いだ。府が暫定予算を組んだ影響で市町村向け補助金などの予算も3割程度に削減されたからだ。
「箱もの」の27の府立施設についても売却を含めて必要性の見直し作業を進め、週末ごとに視察して回っている。漫画家の松本零士さん(70)が館長を務める府立大型児童館ビッグバンでは、宇宙船をイメージした外観をデザインした松本館長に「この形にこだわる必要はなかったのでは」と言ってのけた。
●人件費削減が焦点
「橋下改革」について、総務省幹部は「人件費を削るしかないんじゃないか。ただ、それができるかどうかだ」とみる。
大阪府は06年度決算で47都道府県のうち唯一の赤字団体。東京都や愛知県は景気回復の恩恵で税収が伸びるが、大阪府にはそこまでの恩恵はない。歳出カットは太田房江前知事時代から取り組んでいる。1100億円の削減には人件費に手をつけるしかないという。
「大阪府は職員組合が強い。組合が反対しても人件費の削減ができるか。今後を見ないと何とも言えない」。同省内には「お手並み拝見」という空気が漂う。
「アサヒ・コム 2008年03月01日」

「財団渡り歩く構造断ち切る」 橋下知事、方針示す
大阪府に46ある指定出資法人の見直し作業を進めている橋下徹知事は1日、大阪市中央区の財団法人大阪国際平和センター(ピースおおさか)など2カ所を視察した。府から財団に派遣されている職員が、非常勤職員らに比べて高額な給与を受け取っていると指摘し、「不要な財団法人は解体し、府職員が財団を渡り歩く構造を断ち切る」との方針を示した。
同センターでは、府から派遣された職員の人件費が1人あたり年約1000万円に対し、非常勤職員が同約150万円である点を挙げ、「派遣された職員と非常勤の業務内容はどう違うのか」と指摘。財団側から明確な回答はなかった。
視察終了後、橋下知事は「府からの派遣職員をひきあげて、学校の警備員や残業代の多い部署に回せば、予算や残業代を削減できる。行政と財団法人の関係を大阪から変えたい」と話した。橋下知事は6月をめどに、出資法人の必要性について結論を出すとしている。
「アサヒ・コム 2008年03月01日」
大阪は、関西地区の一番の繁華街です。財政的に厳しいのは不思議な気がします。
京都、奈良、神戸なども近く、インフラも充実し、飛行場も三か所あります。
おいしいものも、多いし、お笑いも有名、ですよね。
また、大阪府の職員組合は強くてとても有名。残念ながらヤミ退職金などでも、とても有名です。
その職員給与カットなど、府政改革を打ち出した、勇気ある橋下知事の今後の府政手腕に、注目していきたいですね!!!
