江戸時代の儒学者、佐藤一齋の言志録に、五つの知について述べています。
現代の人々の生き方に、社会人、組織人として、十分通用する、
必要な心構えと思われます。
「 五つの知 」
1. 軽重を知る。 優先順位を知る。
2. 時勢を知る。 今、何が求められているか。時代の趨勢を敏感に感じる。
3. 寛厚を知る。 度量を広く持つ。お互いを寛容する。
4. 鎮定を知る。 波風を立てず、仲良くやる。総合力を発揮する。
5. 寧耐を知る。 忍耐できる、精神力を持つ。
[参考・池田克彦氏(埼玉県警本部長) 知恵の話]
江戸時代 儒学者 佐藤一齋 「国立東京博物館蔵」
経歴
安永元年10月20日(1772年11月14日)、美濃国岩村藩士の次男として生まれた。1790年から藩の家臣として仕えたが、まもなく林述斎から儒学を学び、1793年に昌平坂学問所に入門する。1805年には塾長に昇進した。その後は儒学の大成者として幕府から認められ、儒学者の最高権威として崇められた。幕府の儒官だったため、朱子学が専門であるがその広い見識は陽明学まで及び、仲間から尊敬をこめて『陽朱陰王』と呼ばれた。門下生は6000人と言われ、一斎から育った弟子として、佐久間象山、渡辺崋山、横井小楠らと、いずれも幕末に活躍した人材たちがいる。また、一斎は常に時計を持ち、時間厳守を第一とする厳格な性格の持ち主であった。安政6年9月24日(1859年10月19日)、88歳で死去した。
言志四録:佐藤一斎が後半生の四十余年にわたって書いた語録。指導者のためのバイブルと呼ばれ、現代まで長く読み継がれている。[Wekipedia]
