2007/08/28
安倍改造内閣が二十七日夜、発足した。安倍晋三首相(52)は、外相に町村信孝前外相(62)、防衛相に高村正彦元外相(65)を処遇、文部科学相は伊吹文明氏(69)を留任させるなど、改造前内閣の側近重用・論功重視の手法を転換、派閥会長クラスのベテラン議員を幅広く並べる重厚な布陣を敷いた。挙党態勢を組み、参院選惨敗で弱体化した政権の立て直しを図りたい考えだ。
首相は、地域間格差問題への批判が参院選惨敗の要因となったことから「地方・都市格差是正担当相」を新設し地方重視の姿勢を強調、総務相との兼務で民間の増田寛也・前岩手県知事(55)を起用した。年金記録不備問題を抱える厚生労働相には初入閣の舛添要一参院政審会長(58)を抜てき、内閣の要の官房長官には与謝野馨前経済財政担当相(69)を充てた。
首相は夜の皇居での認証式後、官邸で記者会見し「失われた信頼を再び政治、行政に取り戻すため、全力で成果を挙げていきたい」と強調、改造に当たり「適材適所で強力な布陣を作った。政策実行力に力点を置いた」と述べた。
また「地方の格差問題に配慮すべきだというのが参院選の結果だ。新しい内閣で地域が活力を取り戻すように全力を尽くす」と、地域間格差の是正を重要課題と位置付ける考えを表明。一方で「改革は厳しくとも続行していく。不変の決意であり、信念でもある」と述べ、構造改革路線を堅持する方針を示した。
十七人の閣僚名簿は与謝野氏が二十七日午後の記者会見で発表。与謝野氏は「地域経済、高齢者、中小企業、年金受給者など(に配慮した)、温かい改革でなければならない」と指摘した。
首相は前内閣で閣僚がいなかった津島派から財務相の額賀福志郎元防衛庁長官(63)ら三人を起用し挙党態勢づくりに配慮。初入閣は増田、舛添両氏のほか、衆院から遠藤武彦農相(68)、鴨下一郎環境相(58)、岸田文雄沖縄北方担当相(50)、上川陽子少子化担当相(54)、参院から泉信也国家公安委員長(70)で計七人だった。留任は冬柴鉄三国土交通相(71)ら五人、再入閣組は五人だった。
女性閣僚、民間からの起用はそれぞれ二人。派閥別では首相の出身派閥の町村派は一人にとどまり津島派が最多の三人。谷垣派は引き続きゼロだった。
昨年九月の安倍内閣発足時には定数いっぱいの五人を任命した首相補佐官は態勢を縮小。拉致問題担当の中山恭子、教育再生担当の山谷えり子両氏の留任にとどまった。
神戸新聞
多彩なメンバーです。戦後レジュームの脱却なるか????
真価が問われます!!!!!
いよいよです。
