CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)の2015年モデルコンポ「SUPER RECORD」、「RECORD」、「CHORUS」、「ATHENA」、「VELOCE」の各エルゴパワーレバーは、フルモデルチェンジかマイナーチェンジをしています。
フルモデルチェンジした「SUPER RECORD」、「RECORD」、「CHORUS」の「ULTRA SHIFT」のエルゴパワーレバーは旧モデルから以下のように変更となりました。
・外見は同じながら内部のインデックスと巻き取りのハウジングが新設計。
・左レバーのクリック数が6から3になったことで、インナー側へのチェーンの脱落が防止できる。
・左レバーにオーバーストローク防止ピンが付いた。
・ブラケットの接触面が変更となり、より急な角度のハンドルへの取り付けが可能となった。
・ラバーフードが新しくなった。
・シフトワイヤーのケーブルアジャスターが付属。
カーボンレバーの穴が3つの「SUPER RECORD ULTRA-TORQUE ERGOPOWER」
カーボンレバーの穴が2つの「RECORD ULTRA-TORQUE ERGOPOWER」
カーボンレバーの穴がない「CHORUS ULTRA-TORQUE ERGOPOWER」
「リアディレラー」、「フロントディレラー」、「クランクセット」と同様に「エルゴパワーレバー」も各コンポを2015年モデルで揃えて使う必要があります。
「ATHENA CARBON」、「ATHENA BLACK」、「ATHENA SILVER」、「VELOCE BLACK」、「VELOCE SILVER」の各「POWER-TORQUE」のエルゴパワーレバーはシフトダウン用のレバーが「EPS」と同じ形状になりました。それ以外は基本的に2014年モデルと同じなので互換性があります。
「AHENA CARBON POWER-TORQUE ERGOPOWER」
「AHENA BLACK POWER-TORQUE ERGOPOWER」
「AHENA SILVER POWER-TORQUE ERGOPOWER」
「VELOCE BLACK POWER-TORQUE ERGOPOWER」
「VELOCE SILVER POWER-TORQUE ERGOPOWER」
「EPS」と同じ形状にしたのは下ハンドルを握っている際にシフトダウンを簡単にすることが目的なのでしょうが、上ハンドルを握る場合はレバーが下がっているので届きにくいような気がします。根元を押すように慣れれば問題ないでしょうけど。
まあ、下ハンドルを持ってスプリントを仕掛けるときしか「シフトダウンするな」ということでしょう。
でも不思議なのは良いのなら何故カンパニョーロは「CHORUS」以上にもこのレバー形状を採用しなかったかということです。
機械式での評判を確かめるために「ATHENA」や「VELOCE」でとりあえずお試しか?