スタック&リーチ その3 | CozyBicycleのブログ

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兵庫県川西市のスポーツバイク専門店です。

昨日は同じような「ホリゾンタルトップチューブ長」を持つバイクどうしでも「スタック」と「リーチ」が違うと「実際の大きさは少し違う」という話でした。


今日は同じ機種のサイズが違っても「大きさはあまり変わらない」というお話です。


昨日から引き続き「2014 CANNONDALE SYNAPSE HI-Mod 2 RED」のジオメトリー表です。


51サイズと54サイズでは「HORIZONTAL TOP TUBE LENGTH」(ホリゾンタルトップチューブ長)は1.8cm違います。ここだけ見ればサイズ差があるように思えます。
2014 CANNONDALE SYNAPSE GEOMETRY REACH

でも「REACH」(リーチ)を見ると、51サイズと54サイズの違いは8mmしかありません。

ステムを1cm変更すれば「ハンドルまでの長さ」はどうにかなるわけです。

つまり、51サイズと54サイズは「ハンドルまでの長さ」だけで考えると距離感はあまり変わらないのです。


ただ問題はその上の「STACK」(スタック)です。


2014 CANNONDALE SYNAPSE GEOMETRY STACK

51サイズと54サイズの「STACK」(スタック)は2.1cm違います。

この2.1cmの違いがサイズ選択には重要となります。


体の硬い人は柔軟性がないので、ハンドル位置は高くする必要があります。

体が柔らかい人は、ハンドル位置を低くくすることができます。


脚が長い人はサドルが高い位置にあるので、柔軟性がなければハンドル位置はより高く、柔軟性があれば低くすることになります。


ハンドル位置が高くなる人には「STACK」(スタック)の高い「54サイズ」、ハンドル位置を低くする必要のある人には「STACK」(スタック)の低い「51サイズ」を選択していだだくことになります。


ですので、身長だけではなく、「柔軟性」(特に重要)や「脚の長さ」等を考慮しつつ、「STACK」や「REACH」をみて、サイズを選択をする必要性があるのです。


失礼ですが、股下が「75.8cm」以下であれば強制的に51サイズになってしまいます。