インナーチャイルドは待っている
自分でも押さえようのない怒りを子供にぶつけてしまう。どうしてそんなふうになってしまうのか、自分でもわからない。そのたびに後から自己嫌悪になって、自分を責めている。そんなお母さんたちに向けて、「自分を責める子育てから卒業する方法」を5ステップに分けて書いてきました。私のこれまでの体験や学びをできるだけ盛り込んでみたつもりですが、、実際に書いてみるとなかなか難しくて、拙い文章でわかりづらい部分もたくさんあったと思います。そんな中、子供に感情をぶつけてしまうお母さんたちに向けて一番伝えたかったことは、インナーチャイルドの存在に気が付いて、救ってあげてほしい、ということでした。これまでこのブログを読んでくださった方ならもうおわかりだと思いますが、子育ての中で出てくる押さえようのない怒りやイライラは、インナーチャイルドからの叫びです。過去のあなたが抑え込んでしまった未完了な感情の塊。それはその時は表現することが安全ではなかったために、表現できないまま潜在意識の倉庫の中にしまいこんでしまったものです。そして、その倉庫の許容量が限界を迎えそうになり、”もういい加減に倉庫の中から出してやらなければ”と潜在意識が判断すると、その未完了な感情を刺激する人間が現れます。それは職場の上司や同僚かもしれないし、夫かもしれないし、子供かもしれない。それが子供であった場合には、より感情の乱れや爆発が顕著に現れますので、その分本人は悩み苦しむことになるのではないでしょうか。イヤでも自分と向き合う機会を持つことになるのだろうと思います。子供はお母さんにその機会を持ってほしいから、その存在を通して問いかけてくれているのです。その親子はとても深い縁で結ばれているのだと思えてなりません。「お母さんはの中には、救ってあげなきゃならない自分がいるよ」子供はそれを身をもって教えてくれている存在なのです。子供に対して押さえようのない感情をぶつけてしまう自分に悩み苦しんでいるのなら。それは子供という存在を通して、自分の中にある未完了な感情や問題と向き合う機会を与えてられているのです。私も過去にずいぶんと悩み苦しみ、何故自分にこんなことが起きているのか、全くわかりませんでした。でも後から自分に起きていたことの意味がようやく理解できたとき、そういう機会を与えてくれた息子に対して、感謝の気持ちが溢れてきました。あなたと子供さんの魂レベルで結ばれた深くて尊い絆。それをより素晴らしいものにするために。あなたが自分を愛し、より自分らしく生きていくために。インナーチャイルドの声をぜひ拾ってあげてほしいと思います。あなたのインナーチャイルドは、ずっと待っています。その存在に気が付いて、わかってもらえることを。