東京の桜はすっかり散ってしまいましたが、

先日、四季の花を楽しめる絵画展に

行ってきました。

 

山種美術館で開催中の

「花・flower・華2024

-奥村土牛の桜・福田平八郎の牡丹

・梅原龍三郎のばら-」

は、タイトル通り、

四季の花々を楽しめる絵画展。

 

 

ポスターやちらしにも使われている

奥村土牛の「醍醐」は、

今回の展覧会の目玉作品の一つ。

 

 

(今回の展覧会ではこの作品のみ

撮影可能でした)

 

あたたかな春の光を浴びた

柔らかな色合いの桜は、

「醍醐の桜」で有名な

京都の醍醐寺の「太閤しだれ桜」がモデルです。

 

この美術館の入り口の近くには

その桜の子孫の桜があり、

時期が合えばその桜も楽しめるのですが、

今回は残念ながら間に合わなかったので、

次回の楽しみとします。

 

展覧会タイトルにもなっている

福田平八郎の「牡丹」は

薄暗がりに、ひっそりと咲き誇る

牡丹に凄みを感じましたし、

梅原龍三郎の「薔薇と蜜柑」は対照的に

南国の色のような

明るくてエネルギッシュな色合い。

 

田能村直入の「百花」は

四季の花々を描いていて、

100種の草花が描かれているそうです。

 

 

大御所の作品ばかりではなく、

若い方の斬新な作品もあり、

黒や青を印象的に使った作品にも

惹かれました。

 

また、美術館1階のカフェでは

今回の展覧会に出品されている作品にちなんだ

美しい和生菓子もいただけます。

 

わたしは今回はいただきませんでしたが、

小さなカフェはそのお菓子を楽しむ方や

展覧会の後のおしゃべりを楽しむ方も

たくさんいらっしゃいました。

 

絵画を楽しんだ後、

素敵なお菓子とともに

余韻を楽しむのも良いですね。

 

この展覧会は5月6日(月・祝)まで

開催中です。

 

今回も最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

*今はあちこちでつつじが満開ですね。