こんばんは!

 

やっと年越し支度を終えられました。

ギリギリのギリギリですが今年の宝塚歌劇の本公演のお芝居&ショーを個人的なランキング形式で振り返ります!!

 

2023年に生観劇した公演のみを対象とし、ライブ配信視聴のみの公演は除いております。時間優先のためいつも以上に略称多めです、あしからず。

 

 

  2023年本公演ランキング(お芝居編)

 

1位:フリューゲルー君がくれた翼ー(月組)

本公演では私史上最多の3回生観劇。齋藤先生のお芝居作品が結構好きだと気付く。下級生ひとりひとりに見どころを作ってくれる座付き演出家としての温かさ。シリアスな題材ながらコメディ仕立てでしっかりカタルシスのあるストーリー。最後のるねぴの第九独唱からの流れで必ず泣く。第九の場面が良すぎて今年の年越しはEテレで第九見ちゃったよ。時事にもリンクしていろいろ考えさせられる。起承転結の結が3つくらいあって終盤はややだれた気もするし、過去作品の演出使いまわし感もある。それを考慮しても見ごたえのある作品に仕上がっていたのは月組子の芝居の総合力ゆえか。観た回数が一番多く、席も良かったことも多分影響している。

 

 

2位:1789(星組)

1位のフリューゲルと悩む。チケットが飛んで1回しか観れず消化不良なため僅差で2位。楽曲の良さ、礼真琴の圧巻の歌唱、ありちゃんと極美慎との革命の三兄弟の並びのキラキラっぷりに星組の当分の無双を確信。

 

 

3位:うたかたの恋(花組)

柚香光の軍服と芝居がすべて持って行った。詳しくは過去のポストで語っているので割愛。こちらもチケ難の中執念で2回観劇。GRAFF1月号で改めて舞台写真見て思い出し鼻血。

 

 

4位:応天の門(月組)

田淵先生の演出に言いたいことはあるが、そこそこ楽しめた良作。藤原基経役の風間柚乃のお芝居がめちゃくちゃ良く、これ以降彼女が私の推しジェンヌランキングで常連に。2回観劇。

 

 

5位:鴛鴦歌合戦(花組)

なぜ柚香光退団1作前の本公演がこの作品なのか…という気持ちはいまだに消えないが、その件を横に置けばまあ楽しめた作品。おとみちゃんの取り巻きに連れていかれるれいざさんのアドリブと聖乃あすか秀千代と美空真瑠の空丸のシンクロ具合のかわいさが思い出される。当時専科のゆりさん、ウェルカムバック綺城ひか理がひとこちゃんバカ殿の家臣として良い味出していた。2回観劇。

 

 

6位:ディミトリ(星組)

これ以降の公演感想はやや辛め。

これも過去のポストで書いたので割愛。前半のチンギス・ハンが攻めてくる場面が一番かっこよかった。2回観劇。

 

 

7位:カジノロワイヤル(宙組)

宝塚の退団公演としては良い方の作品なのだろうが、、一本物にする必要はあったのか?007と聞いてワンスみたいなハードボイルド想像して観たのがいけなかったのか、結構なトンチキで面くらいました。1回ムラで観て充分と思い東宝のチケットは宙組某スターご贔屓の友人に譲り、生観劇はムラ1回のみ。

 

 

8位:ライラックの夢路(雪組)

ごめんなさいのぶっちぎり最下位。雪組は好きなスターが多いので辛うじて観られたけれど、ストーリーが突っ込みどころ満載。メッセージ性が強い以前に物語として成立していなかった。クリスマスの和希そらDSでのさんちゃんの「不思議なお話でしたね」発言がそれなオブザイヤーでしたよ。今年の初め頃でしたか?「人」で見るな「作品」を見ろ的な議論があった気がするが、こんなオリジナル作品をもってこられると「人」で見る以外どうしろと…?と思う。2回観劇。

 

 

総括:

海外ミュージカル以外のオリジナル作品は正直『フリューゲル』以外ぱっとせず。。今年は本公演よりも別箱の方が個人的に豊作でした。

お芝居の方も座付き演出家不足、マンネリ感もあるので、若手演出家の育成と成長が急務ですかね…(言われている労働環境が本当ならば、労働環境改善も)

来年後半は栗田先生あたりお芝居でも本公演デビュー、あるでしょうか…?

 

尚、宙組の『パガド』は未観劇のためランキング対象外です。

 

 

 

  2023年本公演ランキング(ショー編)

 

1位:万華鏡百景色(月組)

あの『夢千鳥』の栗田先生大劇場デビュー作。ムラでの評判も良くめちゃくちゃ期待して観に行ったらあれれ?確かに芝居仕立てだけとちょっと地味?というのが第一印象。期待値高すぎたのかと思いきや、理解が深まれば深まるほどスルメのように味わい深く。結果今までにないくらいショー作品にはまり、いまだにSpotifyのプレイリストで聞いている。どの時代の場面も演出・楽曲・振付・衣装…すべてに意味がある。一番好きな場面はやはりフィナーレ。「目抜き通り」の楽曲、ちなつさんの歌、赤い衣装、れこうみのデュエダン。最高。

 

 

2位:ENCHANTEMENT(花組)

洒脱でスタイリッシュな柚香光を堪能できる作品。野口先生のショー比では、他の作品と比べるとインパクトが弱くイマイチ。

 

個人的に野口先生のショー成功の鍵は

①コンセプト設定

②野口先生ご本人がどの程度コンセプトに没入してインスピレーションを得られるか

なんじゃないかと思っている。

 

「香水」というテーマ設定は柚香光率いる花組には非常にはまる。けれど、深堀りに限界があるテーマ設定だなとも思う。勝手な想像だけれど、「香水×柚香光」で着想しそれなりのものはできたが、ファンが狂喜乱舞する場面を生み出すほどのほどのインスピレーション源にはなりえなかったのではないかと。

 

私は柚香光率いる花組が好きなので、花組を楽しむショーとしては全く問題なし。

 

 

3位:GRAND MIRAGE!(花組)

全体的にゆったりめで珍しく柚香光があまり激しく動かないショー。柚香光にロマンチックショーというのには最後までしっくりこなかったが、幻影(砂漠の場面)、シボネー、黄色い衣装の夜の都会の場面など、好きな場面はそこそこあって結果3位に。ロマンチックレビューの夢々しいパステルひらひら衣装にはあまりときめかず。

 

 

4位:ジュエル・ド・パリ!!(雪組)

3位のグラミラと同率3位にしようか悩んだ末、僅差で4位。観劇タイミングと私を狂わせる場面の供給量で差がついた。ジュパリの私的ハイライトはドンファン咲奈様でした。ベルばらの予行演習できた。

 

 

5位:JAGUAR BEAT(星組)

一息つく間もなく躁状態で突っ走って終わる異色のショー。LSDでぶっとんだロックスターが見ている幻覚っぽい。のちに名曲生まれるやつ。

ビッビッビッ、ビーッビッビッだけ頭に残ってる。星組ファンではないためイマイチ乗れず。

 

 

6位:Deep Sea(月組)

全編海乃美月ががんばってた印象。月組のショーはうみちゃんとちなつさんで持っている。

 

 

総括:

ショーは『万華鏡百景色』がぶっちぎりで良かったです。2-4位にそこまで差はなく、マンネリ前提であるものの好きなショー、5,6位はあまり好みでないショー。ショーはお芝居以上にマンネリ極まってますが、新年一発目の指田先生の『VIOLETOPIA』にまずはマンネリ打破を期待しています。

 

 

本年もお読みいただきありがとうございました。

 

書いてるうちに年が明けてしまったので新年一発目は2023年振り返り別箱&外部公演編です。

 

みなさま良いお年を!

 

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