前回書き切れなかった

『海辺のストルーエンセ』

キャスト別感想編です。

 

全体感想はこちら

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ありがたいことに

ここ8日間で演目違いを4観劇

(ライブ配信も入れたら5観劇)という

観劇鬼ウィークで

書けていない観劇感想が山積みにつき、

主要メンバーについてさくさくいきます。

 

 

 

★ヨハン・ストルーエンセ/朝美絢(95期)

 

なんか思ってたストルーエンセと違った!!!

 

ポスター画像では

どことなくうつろな表情で

哀愁を感じさせる美青年の

あーさストルーエンセ。

 

観劇前は

ドイツ人でありながら

流浪の末にデンマークにたどり着いた

とのことですから、

故郷を捨てた悲しみの表情なのかな?

 

本来の医者という職業で

先進の診察を試みるも理解を得られず、

挫折したむなしさをたたえているのかな?

 

と予想していたら、、、

 

実際は

 

・美貌を自覚して成り上がろうとする野心家

・食えないふるまいで本心を見せない強かな男

・名声や権力が手に入りそうになって

周りが見えなくなり独善的に突っ走る強引で嫌な男

・なのにカロリーネには誠実で繊細で優しい一面を見せる男

 

という感じでポスターの印象と

観劇で解釈したストルーエンセの人物像

との距離感がすごい。

 

恐らくポスターのストルーエンセも

ストルーエンセの一部であり、

それだけ複雑で多面的で人間臭い人

ってことなのかなあ。

 

観劇直後は

ストルーエンセという人間が

どういう人間なのかよくわからず、

私が受け取った解釈で正しいのか?

と若干混乱しました。

 

それも狙ってやっているのか?

私の理解力の問題?

 

ライブ配信で答え合わせがしたかった…。

 

どこまで指田先生の指示で

どこからあーさの解釈なのか、

気になります。

 

あーさのお芝居に関しては、

本公演『蒼穹の昴』の春児が

あまりにはまり役

&大熱演だったせいもあり、

 

ごめんなさいですが

春児の方が圧倒的に良かったと

言わざるを得ません。

 

満塁特大ホームランみたいな

当たり役をかっ飛ばす弊害なのか?

 

また真ん中に立った時に

改めて小柄で華奢な女の子フォルムが

悪目立ちしてしまっていた点も

気になりました。

 

真ん中力という点で、

余白を埋め切れていないような…

 

昨年観劇した同じKAATS公演の

月組別箱『ELPIDIO』の

ちなつさん(鳳月杏)には

そんなことは一切感じなかったので、

やはりスタイル?

あとは前回感じたお芝居の練度問題?

 

これはあみちゃん(彩海せら/102期)の

新公主演の際も感じたことですが、

 

スタイルに恵まれないスターさんは

小柄さをねじ伏せる

オーラだったり圧倒的な実力だったり

周囲とのバランスだったり

いろいろ工夫が必要で

本当に大変だなと思います。

 

 

★クリスチャン7世/縣千(101期)

 

新公主演卒業後の壁ってやつ?

脱皮が待たれる。

 

 

『蒼穹の昴』と配役かぶりしながらも、

あがちんめちゃくちゃがんばってました。

 

パンキッシュなオレンジ頭を

ツンツンさせながら。

 

幼少期の生育過程で受けたトラウマや

肉親の愛を得られず

根源的な不安を抱えて成長し、

自暴自棄になってしまった若輩の王

 

というのを懸命に演じているのが感じられ

好ましかったです。

 

 

ですが。

 

ここのところワンパターンというか、

もう少しお芝居の引き出しや

魅せ方の緩急、

繊細な表現みたいなものが欲しいかな?

と思うんですよね。

 

『夢助千両みやげ』の

金さんくらいから、

とにかく突っ走れの

”新幹線縣” by だいもん

の芸風が周囲とのお芝居の調和を

乱しているように感じられる時があって。

 

今回それを特に感じました。

 

課題と言われているお歌は

本人比では向上が見られ、

丁寧に歌おうとしている

感じがして好印象です。

 

 

★カロリーネ/音彩唯(105期)

 

朝美絢との並び、似合いますね。

 

イギリスから政略結婚で

デンマークに嫁いだものの

姑には言葉の不自由に嫌味を言われ

夫は酒癖が悪く粗暴で心が通うことがない。

 

そんな環境で

元々の内気さに輪をかけて

自分の殻に閉じこもるようになった

コミュ障でちょっと面倒くさい女。

 

ってところですかね。

 

生き生きと演じていて

かわいらしかったですし、

 

カロリーネの人となりが

観ていてとてもよく伝わってきました。

 

顔が極小なのもあってか

華奢で小柄な朝美絢と並んでも

違和感なく、麗しいですね。

 

ここまで並びが合うとは。

 

あがちんバウの

『Sweet Little Rockn'roll』で

あみちゃんと組んだ時も

似合っていましたし、

 

キラキラ属性の男役と

相性がよさそうですねえ。

 

 

★イーネヴォルト・フォン・ブラント/諏訪さき(99期)

 

こちらもごめんよ、

『蒼穹の昴』の譚嗣同くんが

良すぎて!!!!

 

くっすー(諏訪さき)が登場するたびに

心の中で「たんすとーん(号泣)」

てなってしまって。

 

ブラントというお役の印象が

ほとんど残っていない。

申し訳ない。

 

 

役者 ヘンリック/フリードリヒ2世

一禾あお(102期)

 

相変わらず顔の圧が強い。

 

フリードリヒ2世として登場したとき

笑いそうになりましたもん。

これぞ正しい彼女の使い方って感じで。

 

ポストまなはる(真那春人)として

美味しい別格路線まっしぐらですね。

 

 

★官吏 ベルンストッフ・アンドレアス・ピーター/

紀城ゆりや(105期)

 

これは近々新公主演も近い!?

と思わせる、

ザ・新進若手向けな配役。

 

「メガネ」って呼ばれてた

ストルーエンセに共感する

若手官吏役でしたよね。

 

メガネのせいで

舞台化粧のお顔、

判別つくまでもう少しかかりそう。

 

 

★侍女 エリザベート・フォン・エイベン/

華純沙那(106期)

 

このかわいい子誰だろう?

推され始めた子かなと思ったら

華純沙那ちゃんでした!(驚)

 

お化粧の問題か、

彼女は和物と洋物でガラッと印象変わりますね。

 

そういえば

『CITY HUNTER』新公のアルマ王女役も

初々しくてかわいらしくて

何なら本役さんよりも好きだったことを

思い出しました。

 

 

★召使い/白綺華(107期)

 

召使いとしてではなく、

幕開けのソロを歌っていた子!!!

として認識。

 

107期主席入団の彼女が

満を持して使われ始めましたねえ。

 

雪組は娘役の場合

主席・歌うまだからといって

あまり路線に抜擢しない印象ですが

果たしてどう育てていくのか気になります。

 

 

 

以上、

最後までお付き合いいただき

ありがとうございます!!

 

次回は雪組もうひとつの別箱

『BONNIE & CLYDE』観劇感想の予定です。

 

昨日日帰り弾丸遠征、

初の思い付きソロ遠征を決行。

さきあやそらのトリデンテがヤバい!!!!

(フライング感想)

 

 

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画像参照元)