佐倉市の空の写真 の続き


3/3、佐倉に出掛けたのは川村記念美術館へ向かうため。

以前、関東の美術展についてネットで調べていて、「川村記念美術館は結構良い企画展をやってるなー」と、気になってはいたのです。

今回、片道2時間以上かけてここを訪れたのは、ホームページで広い敷地の写真を見て、ここを訪れることで「癒される」気がしたのです。要はストレスがたまってたんですね。あと、所蔵品の中に気になるものがあったのも理由です。

着いたのは14時半くらいだったでしょうか。


↓佐倉駅から無料バスで20分。川村記念美術館
川村記念美術館敷地1


↓敷地が広い!美術館の建物は敷地のほんの一部です
川村記念美術館敷地2


↓緑を生かした広い空間
川村記念美術館敷地3

↓鳥も結構居ましたよ
川村記念美術館敷地9



↓敷地の広さが垣間見える写真

川村記念美術館敷地6



↓散策路
川村記念美術館敷地7


↓木がいっぱい
川村記念美術館敷地8

散策路には植物も多く、植物名の札も付けてありました。

植物や鳥の写真を熱心に撮っている人も多く、プロ顔負けの仰々しいカメラ設備をもった人も中にはいました。

オバ様方は「気軽に携帯カメラで」という人が多かったようです。

かく言う私も撮影はすべて携帯電話(W41CA)。

場所も取らないし、便利ですよねー。拡大印刷するならともかく、ブログの更新には十分すぎます。


天気もまぁまぁ良く、散策して気分の良い時間を過ごせました(30分くらい)。

楽しくて、いろいろ写真を撮ったので、別途記事にします。

(美術館の展示品を見た話は大分後になってしまいそうだなー)


川村記念美術館の建物の写真


川村記念美術館の全館コレクション展示 「コレクション・ハイライト」 に続く



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国立新美術館開館記念 ポンピドー・センター所蔵作品展」と銘打たれた本作品展。
展覧スペースに踏み込んですぐ目に入った、「ポンピドー・センター総裁」のメッサージに刺激的な一文を見つけました。


“後に「エコール・ド・パリ」という都合の良い呼び方でまとめられる芸術家達は(略)”


先日出かけた、青山ユニマット美術館で≫シャガールとエコール・ド・パリコレクション を展覧して、シャガールやピカソ、異邦人たちのパリ展のポスターにも使われているレオナール・フジタ(藤田嗣治)らの作品を見ていたので「タイムリー」とだけ思っていたのですが、ポンピドー・センターの総裁は「エ・コール・ド・パリ(=パリ派)」なんて表現は「都合の良い表現に過ぎない」すなわち、当時のパリの状況は「そんな言葉に集約されるほど単純なものではない」と言いたいのでしょうか。
同じ作家を扱っていても主催者が伝えたいものは違うのかなー、と妙に神妙な気分で歩を進めた記憶があります。



知らない(詳しくない)作家の作品、また気に入った作品が多かったことから「絵画」と「彫刻」に分けて記事にしようと思います。

彫刻編の記事はこちら




『僕はピカソの作品があまり好きではありません』



いや、この表現は正確ではありませんね。



『僕はピカソの絵を見て、いいと思った経験がありません』


かな。
本で《ゲルニカ》を見ても特に何も思いませんし、ピカソとモディリアーニ展(Bunkamura)やシャガールとエコール・ド・パリコレクションなどで、実際の絵を見ても「う~ん」という感じでした。
僕は抽象画やキュビズムの作品など、難解な作品が嫌い、というわけではありません。キュビズムの「ジョルジュ・ブラック」なんかは好きな作家です。
前置きが長くなりましたが、初めてピカソの作品で「これは!」というのに出会いましたよ。


パブロ・ピカソ《輪を持つ少女》-1919-
典型的なキュビズム作品です。キュビズムは形態・造形に関する手法ですが、この作品は色使いも非常に魅力的。
今まで実物を見たキュビズム作品では「ピカソよりジョルジュ・ブラックの方が好き」という評価だったのですが、《輪を持つ少女》はブラックのどの作品よりも上に感じました。まぁ、私見ですけどね。
あまりに気に入ったので、後で絵葉書を購入しました。


パブロ・ピカソ《輪を持つ少女》

《輪を持つ少女》の絵葉書。水色と紅色の対比が印象的


パブロ・ピカソ《座せる裸婦》-1905-
も「ああ、これもただならぬ雰囲気があるなー」と感じました。今までキュビズム作品を中心に見てきたので「今後は作品の年代にも注目しよう」と思いました。
また、この2作品以外はあまり好きになれなかったので、

「ピカソって野球のバッターでいうと清原みたいなもんなのかな。」

と思いました。
記憶に残るホームランも打つけど、凡三振も多い。生涯成績だともっと上は結構いる、みたいな。
「清原」じゃなくて、「長嶋」でもいい気がします。生涯成績だとノムさんこと野村克也の方がずっと上なんですよ。
まぁ、僕の例えが的を得ているかどうかはともかく、「ピカソの作品」というだけで崇めるのは違うと思いますね。



フアン・グリス《ギターを持つピエロ》-1919-《ギターを持つアルルカン》-1919-
初めて知った作家でしたが、シンプルで非常に面白い作風ですね。
キュビズムの代表作家でありながら「ピカソやブラックとは一線を画する作風」ということで、気になる作家がひとり増えました。



レオナール・フジタ(藤田嗣治)《パリの私の部屋》
同タイトルで2作品ありました。「おっ」と思ったのは壁にかけてある絵皿の質感です。
壁の絵皿は間違いなく「軟陶」ですね。硬質陶磁器では有りません。触った時の手触りまで感じ取れそうでした。
逆に「陶器を彷彿とさせる」と欧州で評価の高い人物画の肌の質感は僕の好みとするところではありません。



ヴァシリー・カンディンスキー《相互和音》-1942-
僕はカンディンスキーの作品は好きですね。パウル・クレーよりカンディンスキーの方が好みかもしれないです。
(宮城県美術館で見たクレー展は感動的でしたが)
《二つの緑の点》-1935-も面白い作品と思いましたが、《相互和音》は晩年の代表作とのこと。

僕も大変気に入ったので、これも絵葉書を購入。


ヴァシリー・カンディンスキー《相互和音》

《相互和音》の絵葉書。リズミカルな絵です。


あとコースターも購入しました。
あと、以前から「カンディンスキーの絵の柄のTシャツがあったら買う」と公言していたこともあって、Tシャツまで購入。
あと。図録によるとカンディンスキーは「モネの《積みわら》を見て画家を志した」とのこと。モネには最近注目していて、モネ展に行く予定もあるので非常に興味深い話です。


カンディンスキーって初期には抽象ではない、ロマンティックな作品も残しているんですよね。宮城県美術館で見たことがありますが、あれも非常に魅力的です。


↓僕のお気に入りのこの本でもカンディンスキーの初期作品から抽象画まで紹介されています。

太田 治子
一冊でわかる絵画の楽しみ方ガイド―印象派、写実主義から抽象絵画、シュルレアリスムまで

↓買ったけどまだあんまり読んでいない「抽象絵画の見かた」。この本でのカンディンスキーは抽象絵画ばっかり。

本江 邦夫
すぐわかる 画家別抽象絵画の見かた

マリア=エレナ・ヴィエイラ・シルヴァ、ダドなど知らない作家で気になる作品が他にもありましたが、整理し切れていないので、もう一回行ってから触れましょう。
次回は彫刻編


「異邦人たちのパリ展」に行った方は「はろるど・わーど」さんの記事もご覧になってみて下さい。

≫ 「異邦人たちのパリ」 国立新美術館(その1)

≫ 「異邦人たちのパリ」 国立新美術館(その2)


また、トラックバック先の記事もご覧になることをオススメします。



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3/3(土)は、珍しく遠出したい気分だったので千葉県は佐倉市に出掛けてきましたよ。

神奈川県在住で、出不精の僕としては画期的な出来事です。

一念発起して(若干大袈裟かな)出掛けた甲斐あって、良い気分転換になりました。


↓遠出しなくても空の色は変わらないと思うんだけど、普段は見上げないんだよね。

千葉県・佐倉の空2


↓某所から見上げた空
千葉県・佐倉の空1


さて、僕はどこに出掛けたのでしょうか。

続きは明日。


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先日、≫行ったら休館だった国立新美術館 ですが、2/23日に再チャレンジして、無事に入れました。


↓雨の平日でしたが、人の出入りは多かったですよ。
国立新美術館-1



↓入口付近で撮った写真(フロアは撮影OK?と職員さんに確認しました)

国立新美術館-2



↓やや奥から入口方面を撮影


国立新美術館-3


1階フロアのカフェコーナーはあんまり落ち着いて休める感じがしませんでしたな。(3枚目の写真右端)


この日は「国立新美術館開館記念 ポンピドー・センター所蔵作品展 異邦人たちのパリ」を見たのですが、展示区画は広くて見やすく、作品も良いものが多かったので非常に楽しかったですよ。人は多かったですが、広いので土日でも大丈夫なのではないでしょうか。

オルセー美術館展 ももう一回行こうと思っているんですが、この「異邦人たちのパリ」は知らない作家の予期せぬ作品が面白く、「図録を読んでからもう一回行こう」と強く心に誓った次第。


現在、図録を読んでいる最中ですので、今回の記事は予告編ということで。

現時点で言えるのは「カンディンスキーはやっぱり良いね」ってことくらいかな。


異邦人たちのパリ展・絵画編へ 続く

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川崎シネチッタで「どろろ」を見たのは、≫ラゾーナ川崎でベルギービールを飲んだ のと同じ日。

記事にする順番が逆になった上、時間が空いてしまいました。


シネチッタは川崎にあるエンタテイメント街「ラ・チッタ・デッラ」の一角にある映画館。

(この日はあいにくの雨で、写り映えする写真を取れませんでしたので、ラ・チッタ・デッラの写真は≫過去記事 をご覧ください)


この日見る映画を「どろろ」にしたのは、「男友達と二人で見る気軽な映画」「映画を見ること自体が久しぶり」「最近の映画情報に疎い」などいろんな要素がありました。

僕の中で、「手塚治虫とゴッホは老後の楽しみ」という屈折した考えがあり、人一倍漫画が好きでありながら手塚作品は読んでいません。


原作を読んでいない分、気軽に見たこともあって、映画「どろろ」、思っていたよりはるかに楽しめましたよ。

ドラマをあんまり見ないので、特定の俳優さん・女優さんにあまり思いいれは無いのですが、演技の上手い下手はとても気になります。

今作の妻夫木君、柴咲さん、とてもがんばっていたのではないでしょうか。演技面で一番感心したのは中井貴一さん。憎らしい役所を存在感たっぷりに演じていました。


あんまり映画を見ない人間なので、細かいストーリーについて語っても野暮になるかと思いますので、個人的なエピソードだけ。

チケットを買って、映画を見るまでの待ち時間に「どろろ」のポスターを見ていたところ、出演者のなかに「劇団ひとり」の名を発見。友人と「劇団ひとり、出てるんだね」と話していました。

ところが見終わった後、友人が「劇団ひとり、出てた?」というではないですか。


劇団ひとりは柴咲さん演じる「どろろ(まだどろろを名乗る前ですが)」にお金をすられる役。映画の冒頭から、妻夫木君演じる百鬼丸とどろろの出会いにまで絡み、台詞も結構あります。チョイ役とは言え、結構インパクトのあるのある役。

友人曰く、「もっと重要な役かと思った」「やぐちひとりの“春樹”の扮装のイメージが強い」というのですが、気が付かないのはビックリ。

そういえば、彼は≫踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! を一緒に見たときも、スタッフロールを見て「小泉孝太郎なんて出てた?」と言っていたっけ・・・。(あの作品で、小泉孝太郎は最初から最後までかなり出てます)


ゴッホに対する屈折した思いも最近、薄れてきましたし(≫オルセー美術館展の記事 参照)、「どろろ」他、手塚作品もぼちぼち読み始めましょうかね。


手塚 治虫
どろろ (1)
手塚 治虫
どろろ (2)
手塚 治虫
どろろ (3)




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2/18、川崎シネチッタで「どろろ」を見た後、ラゾーナ川崎へ移動。目的地はベルギービール&カフェ『Patrasche』です。

僕は「デュベル」は飲んだことがあったのですが、友人はベルギービールを飲んだことが無いとの事で、一緒に飲もう、という話をしていたのです。


『Patrasche』はラゾーナの4階。

↓入り口には本日の限定ビールの案内が。さっそく二人で入店。


サンフーヤン ベルギービール

「現在、日本で飲めるのはおそらく当店だけです」とのこと。「樽生は」ってことかな。


店内に入ったのは16時半くらい。ディナーメニューは17時からとの事で、今日は軽く食べるのは軽めでビールを堪能しよう、という話に。

1杯目は入り口で案内されていた限定ビールにしましたよ。



↓コレが限定樽生ビール「サンフーヤン キュベデノエル」


サンフーヤン キュベデノエル 1 サンフーヤン キュベデノエル 2

お店に入る前に結構歩き回ってのどが渇いていたので、写真を撮る前に飲んでしまいました(笑)、右の写真ね。

「苦味、コク、甘みのバランスが絶妙なノエルビール」とのこと。「ノエルビール」というのは、クリスマス限定醸造のことで、「サンフーヤン」はベルギーワロン地区のサンフーヤン醸造所で造られるんだって!

で、このビールがめちゃ美味い!アルコール度数9%とは思えない口当たりの良さ。一般的な黒ビールほどクドくはないんだよね。「苦味、コク、甘みのバランスが絶妙」っていうのは偽りなしだった。樽生だから余計に美味しいのかな。



↓2杯目ホメル


ベルギービール ホメル1 ベルギービール ホメル2

『Patrasche』はすごい種類のベルギービールがあるのですが、1杯目が美味しかったので「やっぱ樽生の方がいいかな」と思い樽生の中からチョイス。

「パイナップルのような香りがあり、甘みと苦味のバランスがとれたビール」とのこと。1杯目のサンフーヤンがコクがあったのに対して、ホメルは軽くて飲みやすかった。

今度はさっきの反省を生かして飲む前に写真を撮りましたよ(↑右)。ホメルの後ろにあるのはソーセージ盛り合わせとベルギー風フライドポテト(正式名称は忘れた)。

友人はカクテルスタイルの甘いビール(フルーツミックス)を飲んでいました。一口もらいましたが、あれはあれでおいしかったなぁ。

↓3杯目はDuvel(デュベル)。世界一魔性を秘めたビール。デュベル=悪魔

ベルギービール デュベルDUVEL

デュベルは飲んだことあるんですよ。≫ベルギー王立美術館展 に行った時、ショップでグラスを買って持ってます。ベルギービールは専用のグラスで飲むっていうのが面白いですよね。

初めて飲んだ1~2杯目のベルギービールと、飲んだことのあるデュベルの味の違いを比べたかったのです。

結果から言うと、味だけで言うならデュベルを2杯目にすればよかったかな。一番苦くてガツンと来る味なので、ソーセージと相性がよさそう。

今日飲んだ3種なら、

軽めのホメルで飲み始めて、デュベルでソーセージを楽しみ、コクのあるサンフーヤンで締める

のが良さそう。


サンフーヤンが一番美味しかったけど、料理と合わせるとどうだろうか?


ベルギービールは居酒屋で飲む生ビールより割高ですが、「たまにはこういうのも良いね」と良い感じで酔えました。

『Patrasche』はもっと敷居の高い感じを創造していたのですが、思ったより気軽にくつろげる感じでしたよ。一人で来てる女性とかも居ました。




↓4階から見下ろす、ラゾーナ川崎中央部(お店を出たところで撮影)


ラゾーナ川崎

明るいうちから飲んで、早めに帰るのも良いもんですね。



↓今回飲んで、驚くほど美味かったサンフーヤン。

サンフーヤン トリプル 330ml
¥540
伊豆美酒美食



↓最近まで最寄のコンビニで売ってたデュベル。

ベルギービール デュベル 瓶 330ml×1本
¥485
びっくり酒店


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オルセー美術館展に行った 日の話の続き


本郷三原堂 と≫ジャンヌトロワ でお菓子を買った後、「軽く食事して帰ろうかな」と思い、オ・デリス・ド・本郷を探しました。

お店の≫ホームページ を見たことはあったので、「2階のレストランはともかく、1階のカフェは気軽に入れるだろう」とは思っていました。


↓それほど迷うことなく発見。17時半くらい。


オ・デリス・ド・本郷1



↓気軽に入れそうな雰囲気を確認。何を慎重になってたんだ(笑)

オ・デリス・ド・本郷2



店内に入り、「ダブルエスプレッソ」と「チキンサンド」を注文。

僕はカフェイン中毒といって良いほどコーヒー好きなので、ダブルエスプレッソは香りも十分楽しんで、ゆっくり飲みましたよ。

チキンサンドは思ったより待ったのですが、美味しくてびっくり!

フランスパンにチキンとマッシュルーム、野菜がたっぷり挟んであるのですが、チキンのボリュームがあって、食べ応えがある!

「パンとチキンとマッシュルームと野菜がどれも美味しかった」と言えばそれまでなのかもしれませんが、ソースが上手くマッチして、予想の2段くらい上を行く味でした。

この味を思えば、待ち時間も長くありません(むしろこの味を出すために必要なのでしょう)。


2階のレストランも興味あるけど、一人じゃちょっとあれかな。次回は1階のランチタイムに来たいです。

一人で1階ディナーもありかな。


勧められるままに寄った本郷三丁目の3店ですが、3打数3安打という大満足の結果に終わりました。



↓オ・デリス・ド・本郷のウィンドーに貼られたポスター
オ・デリス・ド・本郷3


僕がその日行った≫オルセー美術館展 と今度行く予定の国立新美術館のポスターが貼ってありました。

オーナーは美術展に興味のある人なのでしょうか。


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オルセー美術館展 帰りに≫本郷三原堂 に寄った話の続き



三原堂の迎えにある洋菓子のジャンヌトロワも勧められていたので寄ってみましたよ。


↓三原堂側から撮ったジャンヌトロワ


ジャンヌトロワ1

目当ての「ムース・オ・サクラ」は2月末からとのことでありませんでしたが月末に秋葉原?に行く予定があるからその日に来よう。
「天使のほっぺ」は何でないっていわれたんだっけ?

店員さんが


「わざわざ来ていただいたのに申し訳ございません!」


て平謝りだったのは覚えてます。かえって申し訳なかったなぁ。
店員さんにオススメを訪ねて「オランジュショコラ」を購入。後で気づいたんだけどギモーブ(マシュマロ)も買うんだったなぁ。マシュマロ好きなんで(マシュマロマンも好き)。

三原堂の記事に書いた通り、和菓子はがっちり堪能したので次回来たときはジャンヌトロワを掘り下げようかな。

オランジュショコラはこの次の日に完食。

オレンジゼリーにチョコがコーティングしてあって、おいしかった!チョコ自体がおいしいらしい。


↓ジャンヌトロワの看板。ホームページは⇒こちら   「天使のほっぺ」おいしそう!

ジャンヌトロワ2


オ・デリス・ド・本郷 の記事に続く


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オルセー美術館展 に行った日の話。

オルセー展を見終わった後、(少し前に和菓子の話をしていた時に勧められた)本郷三原堂に寄るために本郷三丁目駅に降り立ちました。この辺りに来るのは初めてだったので地下鉄で来ましたが、上野からなら歩いても来られそうです。

(いつもなら上野帰りに神保町まで散歩して、本屋さんに寄るのです)

↓道に出て周りを見回すと、すぐに三原堂発見

本郷三原堂1


↓三原堂の入り口

本郷三原堂2



店内に入り目当てのさくら餅とひな桜を探したのですが、ショーケースの前でキョロキョロする自分が挙動不審に思えてきたので店員さんに聞いてみることに。
すると、さくら餅はありましたが「今年はひな桜を作ってないかわりに、苺さくら餅がある」とのことでした。

苺さくら餅(正式名称は違ったかも)もおいしそうだったので、さくら餅と苺さくら餅を二個ずつ購入。あと気になったので大学最中(白いんげん)二個を追加。

店員さん達は終始、感じ良く応対してくれて「また来よう」と思いました。




さくら餅は、子供の頃「葉っぱを剥がして」食べていたのですが、三原堂のは葉が柔らかくて美味しかったです。昔食べたのとはレベルが違いました。

苺さくら餅はちっちゃくてかわいくて美味しかった。八個くらい軽く食べられそう。

大学最中もクドくない程度に程良く甘くて、ほうばると幸せな気持ちに(甘さって控えれば良いというものでもないよね)。一個は帰りの電車待ちの間に食べてしまったのは内緒だよ!


購入したお菓子は全てその日の内に完食(生菓子ですし)。
「あっ、ブログ用に写真撮っておけば良かった。」と思ったの頃には6個すべて胃の中に収まっていたとさ。めでたしめでたし。



↓洋菓子の「ジャンヌトロワ」側から撮った三原堂

本郷三原堂3


ジャンヌトロワ の記事に続く



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青山ユニマット美術館の外観はこちら


ホームページの説明によると


『青山ユニマット美術館はシャガールとエコール・ド・パリと総称される画家たちの作品を中心に展示』

『一部の絵画を入れ替えながら展示する予定』


とのこと。

展示室はそれほど広くないスペースですが、所蔵作品はかなり多いようで面白い作品も多そう。そんな中でもシャガールは常時18点展示しているようです。シャガール以外の作家の作品を見るには企画展のたびに来る必要がありそうで、これは楽しみが増えました。


館内に入ると、まずミュージアムショップが。ショップの会計と同じ場所でチケットを購入、ロッカーに荷物を預けて、エレベーターで4階へ。その後、階を下りながら1回のミュージアムショップ前まで戻る、という造りです。

4階は常設展示のシャガール18作品。3階はシャガール以外のエコール・ド・パリ(パリ派)の作品。3階は常設展示を含む入れ替え?なのだろうか。2階は企画展示で今回は「ミレー、コローとクールベ展」です。


↓外の看板より。

ユニマット2 ユニマット3



シャガールは≫すぐわかる画家別幻想美術の見かた でも幻想美術作家として紹介されていました。「幻想美術」というのは美術史上の流れや派閥などとは関係なく使われる言葉であるようなので、エコール・ド・パリ(パリ派)の作家といった方がいいかもしれません。

一冊でわかる絵画の楽しみ方ガイド によると、エコール・ド・パリとは『第一次世界大戦後のパリへ外国からやって来て活躍した、国籍の異なるモディリアニ、シャガールなどのすぐれた画家の一派』とあります。人種や祖国の状態、家族の問題などから創作の場をパリへと移したようで、シャガール他、ユダヤ人が多かったようです。


4階のシャガールの区画には習作(もしくは習作と思われる)作品も何点かありましたが、どれも色使いが鮮やかですね。

「赤い裸婦」「白い裸婦」のようにタイトルに色が含まれる作品もあります。


一番「良いなぁ」と思ったのはこれもタイトルに色が含まれる「ブルー・コンサート」。上の看板写真にもなっている作品です。

この作品はシャガールが亡き妻を思って描いた作品だそうで、色使いもさることながら、絵全体からやさしさ・思いが滲み出ているようです。青山ユニマット美術館でこの作品が公開されるに当たってはかなりの話題を呼んだようですね。僕は知らずにこの作品に出会ったのですが、一見の価値アリ、ですよ。



3階展示作品

ピカソ、藤田嗣治(レオナール・ツグハル・フジタ)の作品が多かったでしょうか。二人ともパリ派の代表者です。

ピカソとモディリアーニ展のときも思ったのですが、どうもピカソの作品(キュビズム時代)よりジョルジュ・ブラックの作品の方が惹かれるんですよね、僕は。ジョルジュ・ブラックの「空の鳥」「緑のテーブル」は両方とも面白いと思いました(「緑のテーブル」は照明の関係でやや見づらかったです)。


そしてジョアン・ミロの2作「顔」「鳥・虫・星座」。僕の中でミロの作品は当たりはずれが大きいのですが、この2点はかなり面白いと感じました。椅子の前に飾ってあったので、座って長いこと眺めてましたよ。


モーリス・ユトリロ「聖マルグリット教会」「バニュウの教会」。ユトリロの作品は見ただけでもう「ユトリロっぽい」ですね。大好きです。以前から気になっていて、実物を見たのはbunkamuraで一枚だけでした。今回の2作も大変気に入ったので、もっともっと見たいです。ユトリロがアルコール中毒だったのは知っていたのですが、館内の説明文によると、ユトリロは私生児で母が恋多き女性だったのもあって、17歳の若さで酒びたりになったとか。そんな不幸なエピソードがあったとは知りませんでした。

本展覧会は絵に添えられた説明文が異様に(失礼!)長く、軽く目を通す程度にしていたのですが、ユトリロの説明文はしっかり読みました。



2階「ミレー、コローとクールベ展」

オルセー美術館展 で「ミレーは良いなぁ」と思っていたのですが、僕が思い浮かべるような-落穂ひろいのような-ミレーっぽい作品は「一日の終わり」だけでしたね。もう少し若い時期は作風が違うのが興味深かったです。「一日の終わり」は味わい深い作品でした。


ミレー、コロー、クールベ共に「写実主義」に属する作家ですが、ミレーの作品の滲み出る味は写実主義に止まらない魅力を感じます。クールベはあまりに写真的な印象。コローは人物画も風景画もなかなか面白いですが、大き目の人物画が見てみたいなーと思いました。



館内には1時間ちょっと居ましたが、僕以外に見かけたのは3人くらい。同じ階に誰も居ない時間がほとんどで、贅沢な時間を過ごせました。僕は静かに見れて楽しかったですが、もっと宣伝の仕方とか無いのでしょうか。あと、照明の当て方はあまり上手くなかった印象です。


本来この日に行く予定だった、国立真美術館の企画展は「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900 - 2005  ポンピドー・センター所蔵作品展」ということで、エコール・ド・パリと同義なのかな、と思っています。実際シャガールや藤田も来てますし。

オルセーと被る作家も見れましたし、青山ユニマット美術館に来るのはこのタイミングで正解だったかもしれないです。


それにしても。少し前に購入した

一冊でわかる絵画の楽しみ方ガイド―印象派、写実主義から抽象絵画、シュルレアリスムまで

はオルセーの予習・復習にも良かったし、今回の記事を書くに当たっても年表他、大活躍です。良いタイミングで出会いました。



ユニマット1


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