5月の後半に行った、ヘンリー・ダーガー展と原美術館について記しておきます。
ヘンリー・ダーガーについて僕に教えてくれたのは友人の≫orangeobjec君 です。
ヘンリー・ダーガー本人の特異性(知的障害と診断されたこと、孤独な生涯を送ったこと、など)と膨大な量の作品が「ヘンリーの死後」発見されたこと、そして、作品の特異性などから、短期間で理解するのは難しそうだ、と感じていたのですが、今回の展覧会は「入口」としてはちょうど良い、との思いから出掛けました。
あと、天気の良い日だったので、原美術館のオープンカフェはさぞ、気持ちよかろう、とも思っていましたよ。
原美術館は品川駅から歩いて10分くらいかな。 「こんなところに美術館なんてあるの?」 っていう感じの住宅街に、さりげなく存在します。
右奥に見えるのが原美術館入口
原美術館はこじんまりしたスペースなので、作品数はそう多くありませんでしたが、あれでも日本国内では珍しいほど多数の作品展示であったようです。
ヘンリーの作品は本来は「物語」であって、断片的に見せられてもちょっと難しい部分はありましたが「ヴィヴィアンガールズ」っていうのは発想といい、響きといい、クールですね。あと、ヘンリーの作品が世に出るにあたって、家主のネイサンラーナーの役割が大きかったことも興味深かったです。
「アウトサイダー アート」というジャンルそのものに触れたのもほぼ初めてなので、今後の美術展めぐりに繋がっていくと良いな、と思ってます。
ヘンリー・ダーガー展の展覧もそこそこに、オープンカフェへ移動。
以前来た時はちょっと寒かったんだよねー。この日は天気も良く、気持ち良かったです。
オープンカフェの席より。「品川のビルの中にこんな美術館があるなんて」。
展覧会ごとに形を変える「イメージケーキ」。レアチーズがベース。美味しかったよ。
オープンカフェ遠景