- 著者: 高階 秀爾
- タイトル: カラー版 西洋美術史
私がアートに興味を持つに到った話はアート
の項目に記してきました。
私が興味を抱いた事象というのは「美術史」という流れ、いわば『線』に対して「アール・ヌーヴォー」であるとか「アール・デコ」であるとか「シュルレアリスム」といった『点』であると言えます。(「ジョルジオ・デ・キリコ」であるとか「アルフォンス・ミュシャ」といった「人物」は『点』の中でもさらにピンポイントですね。)
それで、たとえば「アール・ヌーヴォー」がどういう歴史背景から生まれたのか、ですとか「アール・ヌーヴォー」から「アール・デコ」へどのように移行したのかといった部分は現時点ではあまり良く分かっていないわけです。
そこで興味を持った『点と点を線で結ぶ』、もしくは『点の周りを塗りつぶす』べく2冊の本を購入しました。
「カラー版 西洋美術史
」と「カラー版 20世紀の美術
」の2冊です。
西洋美術史の冒頭から読み始めたのですが、少しずつ苦痛になってきました。「まるでテスト勉強だ。」と思いました。
自分の興味のあることを勉強しようというのに、「これではいかん」と思い、読み方を変えました。文章を詳細に読み込むことはせずに目に付いた「写真」と「言葉」をチェックしながらざっと最後まで目を通してみました。
すると、写真が豊富なので見ていて面白いのと、項目によっては連続して気になる絵が続き、「この分野には興味が出そうだ。」と確認できました。
そもそも考えてみると『点と点を結ぶ』にしても手持ちの『点』の数自体が圧倒的に少ないのに気づきました。なのでざっと目を通したことで「バロック」であるとか「ロココ」といった「昔、美術の時間に習ったなぁ。」というキーワードを『点』として再認識できたのも収穫でした。
現時点では「ダダ・シュルレアリズム」「ネオ・ダダ」といったキーワードが最も気になります。「ダダ」についてはすみやかに知識として自分の内に取り込みたいところです。
「20世紀の美術」の方が扱っている年数が少ない分、各分野の説明が詳細であろうと思われますので使い分けていこうと思います。2冊とも索引、用語説明が充実しているので長く実用できる本と言えそうです。
現在、美術史の勉強と並行して行っている英語の勉強もテキスト
を冒頭からチマチマやるより、まずは最後までざっとやってみた方が効率が良いかなぁ、と思い直しました。
著者: 末永 照和, 林 洋子, 中村 英樹, 堀 元彰, 早見 堯, 近藤 幸夫, 嶋崎 吉信
タイトル: カラー版 20世紀の美術