第218回　指原莉乃の謎（その２）

－確かに、選抜メンバーで話が表に出たのは初めてですけど…

「これは噂だけどね、それまでAKB48とは縁が薄かったフライデーが、いきなり総選挙公式ガイドブックを出せるようになったのは、トップの現場を押さえたかららしいじゃん。そうやって今まで抑えていたんだろうね。でも、文春と新潮はAKBマネーが流れていない数少ない媒体だから」

－あのブブカですら、AKBの軍門に下っちゃいましたもんねえ。こわいこわい。

「それにさしこは、AKB48メンバーで初めて単独冠番組を持たせてもらうなど、この2年ほど、AKB内キャリアとして優遇され、着実に『さしこブランド』を築いてきた」

－ＣＭでもいい役回りをやらせてもらってましたもんねえ。

「これだけブランドが育ってからだと、落とし前をつけるのが大変だよね。『はい、ルールを犯したので脱退させました』じゃ済まないんだ」

－大き過ぎて潰せない、の類ですか。

「そう。でも内部統制を考えると、AKB48からは脱退させなきゃならない。そこで苦肉の策として、HKT48に移籍させた。醜聞を巧みにHKTの宣伝に転嫁させた手腕は見事だったよね」

－さしこについていたスポンサーも、九州での販促に使えると。

「そうなるかな」

－でも、さしこ効果というか、数字の源泉って、結局ファンの数じゃないですか。女性アイドルとして致命的なことをしたのに、なんで大丈夫なんですか？

「それはまた別の、人間心理の問題だね」

－心理学、ですか？

「そう、心理学。ということで続きはまた次回(^^ゞ」

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