以前新しく入ってきたデザイナーさんに、
「なぜお客さんがこれだけ増えたんですか?」
と聞かれたことがあります。
そのデザイナーさんはフリーで仕事を
していたこともあり、
お客さんを広げていくことの難しさを
身を持って知っているようでした。
私の場合を考えてみると、最初は1社のみの
担当で、そのブランドマネージャーさんを
3,4人くらい知っているだけでした。
それが今では15社以上、30名以上の人と
常に関わりを持ってお仕事を
させていただいています。
なぜここまで増えたのか。
厳しいコンペを勝ち抜いた場合もありますが、
やっぱり「人の縁」というものが1番ですね。
人のご縁がなければ、そのコンペも
紹介してもらえませんし、
仕事の発展ももちろんありえません。
外資系のブランドマネージャーさんは
会社を移ることで自分のキャリアを
上げていきますが、その転職された先で
声がかかる事があります。
そこで実績を上げると→社内で紹介される、
というようにつながっていくんです!
私ははっきりいって、人あたりが
言い訳ではないので、
人柄で紹介されているとはいえません。笑
どちらかというと人見知りな気質
なんですよね。笑
そんな営業に不向きな私がご縁を
無にしないために、もっとも気合いを
入れているのは’最初’です。
最初だけかよ~と突っ込まないでください(笑)
いつも100%で最初は120%
という意味です。
なぜ最初が重要なんでしょうか。
パターン1>
仕事を一緒にした事があるマネージャーさん
から声がかかった場合。
新しい会社に移ったマネージャーさんは
社内から見られています。
失敗できないのは当たり前ですが、
いい制作物を作ることは必須です。
そのマネージャーさんの株も上がる事で、
信頼度が増します。
パターン2>
紹介された新しい人と仕事をする場合。
紹介される前ももちろんどこかの
デザイン会社が入っていたはずです。
という事は今までの会社と比べています。
デザインの善し悪しもありますが、
気持ちよく仕事ができるかも重要です。
また初めての会社と仕事をするという事は、
お客さんも不安なはず。
その不安感がとれるような行動を
していきます。
パターン1も2も最初の案件で信頼度を
得るようにしないと、せっかくのご縁が
途切れちゃうんですよね。
リカバリーは難しいです。
デザインや企画などの仕事で、
飛び込み営業をして顧客を獲得することは
到底無理です。
やはり人の縁=紹介がないと難しい世界です。
それを利用していこうと思うと上手く
いかないものですが、
感謝しながら自分のやるべき事をしていく
ということはできそうです。
結局はシンプルな事なのかもしれませんね。