我が家の食事事情 | 食べることは生きること

食べることは生きること

おうちごはんやお弁当、外食など。日々の食事について綴ります

コメントにてこんな質問を頂きました。

「こよさん宅では、食事内容を変えた時、
旦那様は不満を持ちませんでしたか?」

せっかくの機会なので、我が家の食事事情について書いてみようと思います。

我が家は2013年の秋に大幅な食事改革を行いました。いろいろな理由があるのですが、やはり体を思ってのことでした。病弱だったこともあり、これまでの人生で私は「食べる」ということにあまり喜びを感じることができませんでした。

元同級生で十数年にわたる長年の親友だった主人と結婚して、
初めて食べることが楽しいものなのだと知りました。

振り返ると食事内容にはほとんど気を配っていませんでした。食事改革を実行して1年半ほど。今年の主人の健康診断と私の定期検査の結果は全て正常値になりました。食は体の資本なんだということを実感しています。


実施した食事改革は1日に野菜を350g以上摂取すること、納豆と海藻を毎日摂取すること、1日の摂取カロリーを1600kcal以内にするということでした。食事改革の一環で主人にお弁当を作り始めたのですが、私の分も一緒に作ることにしました。

こうして今の生活が始まりました。

カロリー制限を実現するために、口にする全ての食材のグラムを量り始めました。そしてExcelで作ったカロリーコントロールの表に入力します。朝食・昼食・間食・夕食それぞれの料理別に記入していきます。

例えば昨日の夜ごはんの表の一部がこちらです。





■の横に料理名、その下に材料、横にグラムを入力するとその材料を何グラム摂取したときのカロリーが計算されてでてきます。

野菜の横に「Y」をいう記号をつけることで、野菜の総グラム数が計算されます。ハンバーグの種などは種の全量を量った後に食べる量の種のグラムから、種に使用した材料の割合を算出しています。

一番下に総カロリー・総野菜グラム数が表示されます。カロリー計算の表はSEの主人が作ってくれました。食材のカロリーのデータは随時調べて登録して増やしていきました。

食材だけでなく油や調味料も量るので大変ですが、メリットは沢山ありました。レシピを参考にしながら美味しさを保てる範囲で調味料や油を調節し、できるだけ少ない調味料や油で調理することができるようになりました。

過去にExcelに入力した表を見ながら同じ調味料の量を使うので、毎回同じ味を再現できるようにもなりました。一見ハイカロリーな料理も工夫次第でなんでも作れるようになりました。鶏肉の皮はとるなどのカロリーダウンさせるコツが少しずつわかってきました。
日々の食事のことなので慣れるまではとても大変でしたが、今では慣れて習慣になりました。

そしてメリットがもう1つ。濃い味が好みの主人が薄味でも美味しいと感じるようになったことです。最初はもしかしたら我慢してくれていたのかもしれませんが、今では私より薄味かと思うほどで、これはとても嬉しいことでした。好みの問題はありますが、味覚は習慣で濃くも薄くもなるものなのだと知りました。

この生活を継続させるためにとても大事なことは、ご褒美の日を作ることです。週に1度か2度、なにも気にせず好きなものを好きなように食べる日を作るのです。ご褒美があることでこの生活を続けることができています。

日々のマイルールがもう1つ。コーヒー・紅茶とお酒はカロリーコントロールに反映させないことです。お酒のカロリーを計算することで、食事に必要な栄養が足りなくなっては困るので計算外にすることにしました。コーヒーやちょっとだけ入れる牛乳はカウントしないけれど、カフェオレにするときはおやつ判定で計算するなどのマイルールを取り入れています。なにもかもぎしぎしにしてしまうと継続できないので、自分なりの折り合いをつけることにしています。

食事改革後に、どうしても食事の質だけは下げたくなくて、料理に向かい合う気持ちが大きく変わりました。おかげで料理のバリエーションもめきめき増えて、クックパッドに今まで送ったつくれぽが800件になっていました。

主人も今の食事内容には満足してくれているようです。もちろんたまにはがっつり系の食事も恋しいでしょうから、工夫していろいろなお料理を食卓に出したいと思います。

ここまで我が家の食事改革について書きましたが、実生活でも興味を持ってくださる方がいるようで、食事と健康についてお話を聞きたいと言われることがあります。そんなときはこういう風にお答えします。

・1日3食必ず食事をすること
・野菜をできるだけ沢山食べること
・食事をするときは野菜のおかずから食べること

普段の食事をしながら、まずはこの3つだけで健康的な食生活になると思います。あとは、少しでも薄味に慣れることができたら大成功かなと。

毎日とる食事を美味しく楽しく健康的にをモットーに。
日々継続していきたいと思います。

■追記

今現在(2016.5.5時点)は、ハンバーグやつくねなどは全体からの算出ではなく、ひとり分ずつの材料を量るやり方で計算しています。調味料を混ぜ込むだけのタイプの炊き込みご飯は、全体からの算出で計算していますが、具が多いタイプの炊き込みご飯などは以前は全体からの算出をしていましたが、今現在は「ご褒美」の日に作るようにしています。普段は炊き込みご飯のかわりにあとから具を混ぜ込む、混ぜご飯の登場頻度が高めです。より正確性を求めつつ、ご褒美の日を活用してバランスをはかっています。

■追記2

2017年1月まで上記の生活を続けてきました。
現在はカロリー計算はしていませんが、
この考え方に基づいた献立作りをしています。