今回はミルトン・モデルの前提より「気づきの叙述」、「副詞と形容詞」をみていきましょう。
まずは、「気づきの叙述」です。
「知る」、「気づく」、「意識する」、「わかる」などを使います。
「あなたは、ブログによって、変化がおき始めていることに気づいていますか?」
「意識していないかも知れないけど、随分、変化していますよ」
共に、「変化している」ことが前提です。
素敵な人に、更に素敵になってもらう声かけにも使えます。
「既に充分、女らしいって、知ってた?」
「かなり透明感が際立つ肌だって、意識したことある?」
「気づいているかわからないけど、ますますキレイになってきたね」
直接的にいうと、相手も謙遜したり、何か裏でもあるかと勘ぐってしまいますが、こんなふうに言われると、何となく潜在意識は、気持ちよくなってくるわけです。
ただし、使うときは、あくまでも自然に、です。
リラックスして、さりげなく言うのがポイントですね。
次に「副詞と形容詞」をみていきましょう。
「あなたは、彼女をどれだけ深く愛していたのですか?」
「あなたは、簡単に変化できましたか?」
最初の文は、「深く」に焦点をもっていき、「愛していた」を前提としています。
次の文は、「簡単に」に焦点をもっていき、「変化できた」を前提としています。
副詞や形容詞の部分に質問の焦点をもっていきます。
そして、それに答える為には、上記のように、ある状態を前提として受け入れなければならいのです。
この「副詞と形容詞」も、使いこなせるとかなり強力なことにお気づきでしょう。
更に、「幸運にも」、「無邪気に」、「運良く」、「必然的に」などを文頭につけることによって、後の文が前提とすることもできます。
「幸運にも、あなたは、このブログに出会うことができ、変化の兆しを体験しましたね。」
「幸運にも」の後は、全て前提となりますね。
こんなふうに様々な言語パターンを学んでいくのも面白いと思いませんか?