反捕鯨団体シー・シェパード(SS)による調査捕鯨船妨害事件で、傷害や威力業務妨害などの罪に問われたSSの小型高速船元船長ピーター・ベスーン被告(45)の論告求刑公判が10日、東京地裁(多和田隆史裁判長)であり、検察側は懲役2年を求刑した。判決は7月7日に言い渡される。
論告で検察側は「SSは危険で悪質な妨害行為を長年、組織的に繰り返してきた。被告には反省が認められず、現在も妨害行為の正当性を主張している」と批判した。
弁護側は、酪酸で船員にけがを負わせたとされる傷害罪について、改めて無罪を主張。ベスーン被告は事実上SSを除名されており、再犯の恐れはないとして、執行猶予を求めた。
最終意見陳述でベスーン被告は「乗組員にけがをさせるつもりはなかった。日本人には敬意を持っており、捕鯨に対する意見の対立が一日も早く終わることを望んでいる」と日本語で述べた。
起訴状によると、同被告は2月11日、調査捕鯨船「第2昭南丸」に酪酸入り瓶を発射し、甲板上の船員に軽傷を負わせ、業務を妨害したなどとされる。
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