10cmは超えるであろう木片!!!
まさか、こんなに大きいものが残っていたなんて・・・。
痛かったろうにね。。ごめんね、ジプシー。
しかし、不幸中の幸いというのか、ちょうど腹腔の筋肉と筋肉の間にうまく刺さっていたらしく。
筋肉の可動部にも当たらなかったんだろう、と。
本当にびっくりでした。
それから、全身麻酔が覚醒するときが一番危険な状態とは、以前から聞いていたので、術中よりも緊張した。
高齢のせいもあるのか、おとなしい馬は、沈静なども効き易いともきくけど、なかなか覚醒せず、すごくすごく心配だった。。
覚醒して起立するとき、自由にさせてたらそのまま倒れて骨折して、予後不良になった馬だとか、まれに覚醒せず、そのまま・・・という怖い話も聞いたから・・・。
先生のお話によると、頭だけ覚醒しても、体は、筋弛緩剤を打ってるから、金縛りにあったような、体が言うことを利かない状態なんだと・・。
幾度も立ち上がりかけてよろけるジプシーを、渾身の力で壁に押し付けて、(壁際にたたせるので)変な倒れ方をしないように・・
その場に居合わせた方たち全員で、頭を吊り、尻尾を吊り・・・
途中から、私の腰も悲鳴を上げそうになったけど、今、気を緩めたらジプシーが死ぬかも!!と、火事場のクソ力で踏ん張った。
・・・どうにか、山場を越して、ふらつきながらも歩けるほどに回復して、とりあえず一安心・・・。
さっき、馬房に見に行ったら、かわいい顔して、ごはんを欲しがってた♪
ごめんね、今日は絶食ね。
1日食べなくても死なないから大丈夫よ!!明日は、おいしいごはんあげようね、ジプシー。
ジプシーの手術がうまくいったので、私たちも嬉しくて、今日はお祝いの箸で夕食を食べました♪