『セントラル・ステーション』('98)111分 ブラジル
ブラジル映画。父親探しをしている身寄りのない少年と、偶然知り合った初老の女のロード・ムービー。最初はぎこちなかった2人だが、波乱に満ちた旅を通して強い絆で結ばれてゆく。切ないが後味の良いラストに落涙、また落涙。この作品はブラジルの社会問題(ストリート・チルドレンの臓器売買やスラムの貧困等)を描き込んでいることから、“なぜわざわざブラジルの恥部を世界に宣伝するのか!?”“いや、よくぞ真実のブラジルを描いてくれた”と、ブラジル国内では評価が2分された。(駅の売店で菓子を盗んだ若者を、警官が問答無用で「普通に」射殺するシーンはマジでビビッた…!)
※ベルリン国際映画祭(1998)金熊賞、女優賞。ノミネート…アカデミー主演女優、外国語映画賞。
セントラル・ステーション(予告)原題:Central do Brasil