#アカデミー賞 『剃刀の刃』(The Razor's Edge)(1946年) | 名人塾2

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アカデミー賞


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Oscar+Text
アカデミー賞(Wikipedia)








『剃刀の刃』(The Razor's Edge)(1946年)

助演女優賞(アン・バクスター)



監督

エドマンド・グルーディング



主なキャスト

ラリー・ダレル(タイロン・パワー)
イザベル(ジーン・ティアニー)
サマセット・モーム(ハーバート・マーシャル)
ソフィ(アン・バクスター)
グレイ・マチュリン(ジョン・ペイン)



ストーリー

人生に悩み放浪の日々を送るラリー。彼を愛しているがその苦悩を理解出来ず、銀行家の息子グレイと結婚したイザベル。貧しく苛酷な運命を生きる友人のソフィ。十年後、再会を果たした4人は……。




レビュー

●【救済への道は剃刀の刃を渡るが如く険しい】の『剃刀の刃』だが、1946年版とリメイク版1984年がある。
 どちらの作品も、自己啓発に励むという所は、旨く描かれていない。映像では、どうしても嘘っぽくなるのだろう。ただ、私に強い印象を残した人がいる。1946年版の鼻持ちならない金持ち男に扮しているクリフトン・ウェッブだ。
 死の床にあるウェッブがパーティの招待状に返事を口述させる。「遺憾ながら、み恵み深き天主との先約により、出席をご辞退申し上げます」と。口惜しさが滲んでいて見事だった。
 ウェッブは、『タイタニックの最期』(1953)でも気取った紳士を好演していたし、『愛の泉』(1954)でも、これぞ紳士だった。
 1946年版には『哀愁』のルシル・ワトソンも出演している。『剃刀の刃』では、殆ど存在感がなく、役柄で随分違って来ると思った。
 1946年ではパリのカフェのシーンに流れる曲♪マムゼルがいい。
 
ハーバート・マーシャル、ジーン・ティアニー、タイロン・パワー、アン・バクスター
 (画像とも:「剃刀の刃」より)




出典:Amazon.co.jp



★コメント

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