熊虎の夢を引き継ぎ、マッサンは余市での創業を決意。 | 朝ドラ マッサン 余市町ブログ

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NHK連続テレビ小説 マッサン(朝ドラ マッサン)の情報やあらすじ・感想と、ニッカウヰスキー余市蒸溜所や余市町を紹介します。

朝ドラ「マッサン」
第16週「人減到る処青山有り」が終わりました。


いよいよ新天地での、
新たなウイスキー造りをするために、
マッサンは、北海道余市にやってきましたね。

マッサンは2年前に知り合った、
余市のニシン漁師の親方・森野熊虎のもとを、
真っ先に訪ねます。

久しぶりに会った熊虎は、
喜んでマッサンを歓迎し、娘のハナと共に、
マッサン家族をもてなします。
余市でウイスキー事業を始めたい、
最初にリンゴジュースを製造したいと話すマッサン。
熊虎は、余市のことは何でも力になる、
どこでも自分の名前を出せば大丈夫だと頼もしく言います。

しかし、いざ町の人に熊虎の名前を出すと、
みな敬遠し冷ややかな態度になるのです。
リンゴを仕入れるために、
リンゴ農家の組合長をしている熊虎の義弟の進を訪ねます。
しかし進むにさえ、熊虎は兄弟ではないと断られます。

不思議に思ったマッサンとエリー。

じつは余市の海にはここ2年間、
ニシンが獲れず不漁続きで、
熊虎は借金だらけになっていたことをハナから聞きます。
それでもニシン漁を諦めない熊虎に、
息子の一馬は反感を持っていました。

しかしマッサンは熊虎の阻害のされ方は、
借金だけではないと感じました。

進のもとを訪ねたマッサン。
余市の町は、会津藩士だった先祖が入植し、
大変な苦労の末開拓してようやく今の町があること。
そんな余市を自分たちはどんなことがあっても、
守って行かなければならないこと。
それなのに熊虎は、
若い頃に余市を捨てて出て行った裏切り者だと、
進に聞かされました。

そしてマッサンも、
この余市に来るのであれば、
それほどの覚悟があるのかと進に問われます。

エリーは熊虎に熊虎の生い立ちを聞かされます。
若い頃、リンゴ農家に失敗した父親に反発して余市を出たこと。
漁師となって余市に戻り、周囲の反対を押して嫁・しのと結婚したこと。
しのを幸せにするために必死に頑張り親方になったこと。
しかししのはこの家が建つ前に流行病で亡くなってしまったこと。
熊虎は涙ながらにエリーに話しました。

余市でやって行くことを迷い出したマッサンに、
エリーはこの北海道が好きだと言い、
ここでやって行こうとマッサンを励ます。

そんな折、もと熊虎のところの漁師で、
今は借金取りとなった武井が、
進を引き連れて熊虎のところへやって来ます。
家の権利書を武井に取られそうになる熊虎ですが、
刀を振りかざして武井を追い返しました。

どんなことがあっても家は手放さないと言う熊虎に、
一馬は諦めろと言い、家族を顧みず自分勝手をしていた熊虎のせいで、
毋・しのが早死にしたと怒ります。
エリーはそうではない、熊虎はしのを愛していて、
しののためにこの家を手放したくないのだと熊虎をかばいます。

すると熊虎は、
この家を手放したくないのはハナと一馬のため。
自分は幼少の頃より逆心と阻害され、安心できる場所がなかった。
ハナと一馬には安心できる場所、いつでも帰って来られる故郷を、
残してやりたかった。ここが唯一の故郷だと語るのでした。

そして熊虎はマッサンに、この家を守って欲しいと、
権利書を手渡し、自分の夢をマッサンに託します。

マッサンは熊虎の思いを引き受け、
この余市で根を下ろしやって行くことを決意したのです。

マッサンの決意を知り、
熊虎までにも頭を下げて協力を頼まれた進は、
マッサンの事業に協力することを了承しました。

そして1年後、
マッサンの会社、北海道果汁株式会社が完成します。
エリーの計らいで広島から俊夫も呼び寄せ、
リンゴジュースの製造が始まりました。


熊虎に余市に誘われたマッサン。
余市は夢のパラダイスで、
誰でも気軽に夢を追える場所だと思ってやって来ました。
しかし実際には、
余市は過酷な場所を大変な苦労で開拓した場所で、
生半可な気持ちではやっていけないところだと知らされます。

そしてマッサンが、頼りにしていた熊虎でしたが、
ニシンが不漁で状況が一変、借金で火の車の状態でした。
しかし熊虎は、自分の家と自分の夢をマッサンに託し、
マッサンに余市でやって行く強い覚悟と決意を、
植え付ける結果となりましたね。


マッサン1週間の感想のまとめ >>>



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