朝ドラ「マッサン」あらすじと感想 第78話 | 朝ドラ マッサン 余市町ブログ

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第12章 急いては事をし損じる


第78話

あらすじ

政春が出社すると、
鴨居商店の事務所では、工員たちが騒いでいた。
小野の弟が、ダックスモーカーの売却に伴い、
解雇になるというのだ。
いつか自分たちも解雇されるのではと、
工員たちは不安を覚えるのだった。

貯蔵庫でひとり考えにふける政春。
そこへ俊夫がやってきた。
この先のウイスキー造りに迷いを抱える政春に、
好きにすれば良いと俊夫は言う。
政春の父政志は、酒造りの信念を曲げなかった。
そんな政志に自分たちはついて行った。
だから政春も信念を貫くべきだと俊夫は言う。
そして欣次郎の指示に対して、
即答でできないと言った政春が好きだと言う俊夫は、
信念は曲げないで欲しいと励ました。

俊夫の言葉に救われた思いの政春に、
どんなことがあっても政春の見方だと俊夫は言い、
2人は硬い握手をした。

そこへ小野たちが表れ、
自分たちも工場長の見方。
作りたいウイスキーを作って欲しいと言った。

政春はみなに感謝するのだった。

政春は会議室で欣次郎に、
どうして鴨居ウイスキーが売れなかったか。
自分で理由を考えたがわからないと話す。
精一杯やって出来たウイスキーは、
今でも美味いと思っている。
理由として考えられるのは、
熟成が足らなかったか、
自分の技術が足らなかったかだと言った。

しかし欣次郎は、そうではないと、
理由はスモーキーフレーバーだと言い、
日本人の、味覚にあったウイスキーを、
これから一緒に作って行きたいと話した。

だが政春は、それは出来ないと即答する。
顔色を曇らせる欣次郎に、
自分の信念を曲げたくたいと言う政春。
ハイランドケルトで学んだウイスキーが理想のウイスキー。
それを目指すことが、自分の信念だと言った。

すると欣次郎は、誰のためにウイスキーを作るのか。
お客に喜んでもらうのが一番ではないのかと問う。

政春は、ウイスキーの味が、
わかる人だけに飲んでもらえば良いと答える。

では作った商品が売れなくても良いのかと、
欣次郎は問う。

政春は、客に媚びてまで作ることは出来ないと答える。

黙って聞いていた英一郎だが、
さすがに政春の言い過ぎを制止しようと促した。

もういい、お前には頼まない!
席を立つ欣次郎を、英一郎が呼び止めるが、
そのまま会議室を出て行った。

数日後、中村たちが蒸溜棟で作業していると、
欣次郎が客を伴って表れた。

見慣れないその客は、
蒸溜棟を見上げてながら大したものだと言っていた。

事務所では、小野たちがラジオに合わせて歌を歌っていた。
そこへ俊夫がやってきてうるさいと叱る。
すると欣次郎が、先ほどの客を連れて来て、
今日からブレンドを手伝ってもらう、
京都帝国大学の桑山先生だと紹介し、
表れた政春にも、醸造学の権威だと紹介した。

これからブレンドを手伝ってもらうと言う欣次郎に、
自分のウイスキーを他人にブレンドさせるのかと怒る政春。
しかし欣次郎は、どこにお前のウイスキーがあるのか。
ウイスキーは全て鴨居書店のウイスキーだと断言した。

さっさと出て行く欣次郎を背に、
やりきれない思いの政春だった。

その後、研究室にいた政春のもとへ、
大変だと言って、紺野が飛び込んで来た。

貯蔵庫で俊夫たちが、
ウイスキー樽の前にバリケートを作り、
欣次郎たちに向かって、
立ち入り禁止だと立ちはだかっていた。

俊夫は欣次郎に向かって、
ここにあるウイスキーは自分たちのもの、
他のものには指一本触れさせないと叫ぶ。

欣次郎に何とかしろと言われた政春は、
俊夫のところに歩み寄り、落ち着いて欲しいと説くが、
これが落ち着いていられるかと言う俊夫。

小野が近づき、
いい加減にしろ、これは犯罪だ、検察を呼ぶぞと言うが、
呼べるもんなら呼んでみろと、皆に向かって水を撒く俊夫。

すると欣次郎は、わかったと言い、
俊夫たち工員に解雇だと言い渡すのだった。

そして政春に、あとは任せると去って行った。

家に帰った政春は、エリーに事態を話した。
みんなクビにならないのかと心配するエリーに、
明日、欣次郎に話しをするとい言う政春。

だが自分自身もどうして良いかわからない政春は、
どうしたいのかと問うエリーと口論になってしまう。
すると大声に目を覚ましたエマが起きて来た。

エマは自分が悪いのかと思い、
良い子になる、ニンジンも食べるから、
献花を止めて欲しいと訴えるのだった。

翌朝、欣次郎のもとを訪ねた俊夫は、
昨日の騒動の責任は自分一人にあると辞意を伝えた。
そこへ表れた政春が引き止めようとするが、
俊夫は、政春にはここに残って欲しい、
しかし信念だけは曲げないで欲しいと伝え去って行った。

そして欣次郎は、政春はどうするのかと問い、
鴨居商店に残るのであれば、ウイスキーの営業をして欲しい。
ウイスキー造りは英一郎に任せると言い出すのだった。

朝ドラ マッサン 第78話 鴨居商店

朝ドラ マッサン 第78話 バリケート

朝ドラ マッサン 第78話 エマ

朝ドラ マッサン 第78話 俊夫



感想

マッサンを欣次郎の、
巨大化した確執が露になってしまいました。

技術者、職人としてのマッサンの考えも、
欣次郎の商売人、そして経営者としての考えも、
どちらの考えもそのとおり、良く理解できますね。

国産初のウイスキーを造り上げる

この目標に対しては、
マッサンも欣次郎も共通の目標であり、
2人の意見は同調できていました。

しかし、ウイスキーが完成し、
いざ蓋を開けてみると、
本格スコッチウイスキーを受け入れる市場は、
まだ日本には無かったのです。

日本の市場に合わせた、
ジャパニーズウイスキーを作りたいと考える欣次郎。

あくまで本場スコットランドの、
本物のスコッチウイスキーを作りたいサッマン。

2人の考え方は、似て非なるものとなってしまいました。

そして営業職への転換を告げられたマッサン。
ウイスキー造りは英一郎に譲ることとなりました。

マッサンは果たして・・・



実際のあらすじと感想のまとめ >>>



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