朝ドラ「マッサン」あらすじと感想 第77話 | 朝ドラ マッサン 余市町ブログ

朝ドラ マッサン 余市町ブログ

NHK連続テレビ小説 マッサン(朝ドラ マッサン)の情報やあらすじ・感想と、ニッカウヰスキー余市蒸溜所や余市町を紹介します。

第12章 急いては事をし損じる


第77話

あらすじ

亀山家では、ウイスキー発売を祝いをしていた。
政春のつくったウイスキーをグラスに注ぎ、
いままでの長かった道のりを思いだすエリーと政春。

ついに政春の夢、メイド・イン・ジャパンが完成した。

政春は、みんなエリーのおかげだと感謝するのだった。

そして3人で乾杯し、一口飲んだエリーは美味いと言った。

鴨居ウイスキーと名付けられたウイスキーは、
思惑どおり世間の注目を浴びた。

政春の実家、亀山酒造にも、そのウイスキーが届いていた。
ついに政春の念願が叶ったことを、皆喜んでいたが、
早苗だけは、そんな物は飲まなくて良いと、
不機嫌に振る舞っていた。

こひのぼりでも、ウイスキーの発売を祝って、
政春、キャサリン、好子、巡査、秋が祝杯をあげていた。
巡査もウイスキーを手にしていたが、
勤務中だということで、お茶の湯呑みを渡された。

春さんの音頭のもとで乾杯しようとしたが、
春さんの軍人のような口ぶりに、
代りにキャサリンが音頭を取ることになった。

みな一斉にウイスキーを口にする。
しかし一口飲んだみなは、複雑な面持ちである。
政春は感想を聞くが、みな口ごもってしまう。
美味いだろうと聞く政春に春さんは、
西洋人は本当にこれが美味いと思って飲んでいるのかと問う。
もちろんだと政春は、不思議そうに答えたが、
あまりのみなの反応の悪さに苦笑いしながら、
不安を覚える政春だった。

帰り道、政春は信ちゃんに出会った。
ウイスキーを呑んだと言う信ちゃんに、どうだったかと政春は訪ねる。
すると信ちゃんは、あれはあかんと言いい去って行ったしまった。
どうやら口に合わないようだ。

満を持して発売した、鴨居ウイスキーだったが、
さらなふ不景気も逆風となり、売れ行きはさっぱりだった。

鴨居商店の会議室では、欣次郎を前に政春が謝っていた。
しかし欣次郎は、政春のせいでは無い、精一杯やった。
20年先だったら、このウイスキーは売れていたかもしれないが、
自分たちが思ってた以上に、日本人の舌は肥えていない。
もっと今の日本人に合ったウイスキーを販売しなければと言う。
そして政春に、もう一度やり直そうと話した。

しかし政春は、今は先のことが考えられないと言い、
すこし時間が欲しいと席を立つ。
「頼りにしてるで!」と欣次郎が声をかけるが、
黙って部屋を出て行く政春だった。

政春は倉庫へ行き、大量のウイスキーの在庫のなか、
ボトルのウイスキーを樽に廃棄していた。
考え込む政春を、俊夫が見ていた。

政春は。家に帰っても沈み込んでいた。
縁側に座って、一人鴨居ウイスキーを飲んでいると、
エリーがやって来て、大丈夫かと声をかける。
わからないと答える政春に、
何がわからないのかと聞くエリー。
自分の持てる力を精一杯出し切った政春は、
これ以上どんなウイスキーを作れば良いのかわからなかった。
しかしエリーは、欣次郎も苦しんでいると話すのだった。

鴨居商店では会議が行われていた。
鴨居ウイスキーは、当初の見込みの2割程度しか売れていなかった。
そして頼みの、太陽ビールの売れ行きも伸び悩み、
既存の、あけぼのビールや、日輪ビールに阻まれ、苦戦しているようだ。

すると紺野が、太陽ビールが売れないのは、
鴨居ウイスキーが悪影響を与えているからだと言い出す。

そして政春に、スモーキーフレーバーが強すぎた、
もっと工夫するべきだった、香料を入れた方が良かったと話す。

そんなことをしては、
本物のウイスキーではなくなると政春は反論するが、
今大切なことは売れる商品を作ることだと言う紺野。

すると英一郎が立ち上がり、
政春の責任だけではないと訴える。

しかし欣次郎が、全ての責任は自分にあると言った。

そして太陽ビールの次の売れ筋商品である、
ダックスモーカーを、商標ごと売却すると言い出す。
驚く黒沢に、良い時に売るから活かせると言い、
その売却資金で、ウイスキーとビール事業を立て直すと話した。
翌年の春にはもう一度、あらためて売り出すと言う英一郎。
政春は驚き、待って欲しいと訴えるが、
それがダメなら鴨居商店は終わりだと言い、
部屋を出て行く欣次郎だった。

朝ドラ マッサン 第77話 乾杯 エリー エマ

朝ドラ マッサン 第77話 こひのぼり

朝ドラ マッサン 第77話 鴨居商店


感想

マッサンと欣次郎が、命をかけて作った鴨居ウイスキー。
しかし世間には、全く受け入れられませんでした・・・

やはり当時の日本人には、ウイスキーは全く縁がなく、
初めて口にした鴨居ウイスキーは、口に合いませんでした。

欣次郎が懸念していた「スモーキーフレーバー」の強さ。
マッサンが、良かれと思ったことが、やはり裏目に出たようですね。

マッサンは、スコッチウイスキーが大好き。
しかしそれは、あくまで「マッサン好み」であって、
万人に受け入れられるとは限りません。

しかもマッサンは職人、技術者であり、
技術者というものは、万人の好みなど眼中にないのです。

対して欣次郎は、商人です。
万人に受け入れられてなんぼ、なのです。

しかも期待していた太陽ビールもふるわず、
鴨居商店は存続の危機。

もう失敗は許されません。

そのあたり、マッサンと欣次郎の思いの違い、立場の違いで、
2人の間に確執が出てきそうですね。



実際のあらすじと感想のまとめ >>>



にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 北海道情報へ
にほんブログ村