若者に迎合しているのか、ホストやプロ野球選手やYouTuberの文章を道徳か何かの教科書に掲載するのが、昨今の教育事情のようだ。こんな時間にこそ古典(古文とは別)を紹介して過去の賢人から何かを学んだ方が良いし、その方が若者が恋い焦がれているかもしれない著名人の成功の秘訣にもつながるのではないかと(そう一攫千金か立身出世を猛烈に願う人間にとっては)思うのだが、ただ迎合すれば良いという臭いもしないではない。ホスト業界は売り掛けの問題や風俗に沈んだ女性の貧困問題があるし、YouTuberは職業と呼ぶべきものではなく、動画制作の芸能であろうと思うし、大谷翔平氏の通訳は自らが彼と同等のように誤認し黒子であることを忘れた、社会人としても最も恥ずかしい(学歴詐称や違法賭博は言うまでも無いが)一例である。何を政府は血迷っているのだろうか?

 

 

 

 

氷河期世代が若き頃は、このような迎合は一切なかった(かといって迎合してほしかったわけではない)。それどころか、侮辱と痛罵と殴打の嵐だったといえよう。生物教師に死ねと言われた過去があり、数学の家庭教師にも同様のことを言われた身としては(そのような自死を求める教育が教育なわけがないことは百も承知だが)、政府のこのような教科書検定の対応は、若者に世の中はちょろいという間違った理解を与えかねないと考える。私の過去に関する記事リンクをのせるが、いずれも、世の中の凄まじさを学んだものである。

 

 

 

 

 

 

道徳の授業なら、何故、会社員や公務員のことをきちんとやらないのか?大多数はこの職業のはずである。もちろん飲食店など自営業でもいい。とはいえ、以下のように、第一線で活躍しているとされる者達がこの有様では、参考にはならないのかもしれない。パワハラといい、不起訴といい、まともな人間のなせる行いとはいえない。

 

 

犯罪天国日本を作り上げたのは、知的とされる職業の大人達なのである。