おもてなしに適正価格を・・・
「サービスはタダ」の見出しで日本の労働生産性の低さを指摘した、日経新聞のコラムが大変興味深く眼
を引きましたので紹介させていただきます。
先進国の中で日本の労働生産性の低さが指摘され久しく、持続的な賃上げには生産性の向上が欠かせない、
価格競争から付加価値競争に転換する必要性を説く・・・
ーなぜ、日本で労働生産性が高まらないのか?
以前は製造業中心の経済だったが、現在は国内総生産や雇用の7割をサービス業が占める。サービス業は労
働集約型で自動化が難しく中小企業も多い。日本のサービス業の生産性は日米欧21か国中15位で、11位の
製造業と比べても低い。日本人は欧米と違いサービスは「タダ」という意識が根強い。質が高いのに適切な
対価が支払われず健全な成長ができていないことが日本の生産性が高まらない理由だ・・・・
労働生産性は1人あるいは時間あたりで、どれだけ付加価値を生み出したかということだ。人が欲しいもの
を世に出して需要を創ることが求められる。
ー日本企業は長年、価格競争を続けてきた?
米コロンビア大学経営大学院で学んだ際、価格競争は最後の手段であり避けるべきだ、品質や特徴など価格
以外で勝負せよということだ。価格競争は自ら努力して創った付加価値を一瞬で壊す。経営者は慎むべきで
あり、反省しなければならない。ダイエー創業者の中内 功さんは『価格破壊』を目指し、流通過程の無駄を
排してコストと価格を下げて還元する考えがあり素晴らしものだったが、効率化が進んでも安く売ることだ
けが一人歩きしたのは残念だ・・・
少しずつ企業業績の改善や賃上げが実現し、日本経済が再び成長軌道に乗るかどうかの分岐点にある。経済
を成長させるには、中小企業も付加価値を高めて適切な価格をつけ、生産性向上と賃上げの好環境を確実に
しなければならない・・・・