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今日は、“ あの男 ” について書こうかと思う。
そう彼は、なかなかのイケメン ( ☜ 親の目線ね。) だが、筋金入りの空気読めない男なのだ。
これまで数々のレジェンドがあるが、
そのうちの一つ。
彼のひいおばあちゃんが、他県で入院したため、
急な呼び出しがあり、家族で最後に一目ご挨拶に行こう。と、出かけた時のこと。
ある施設を訪ねた。そこはたしかに、やや怪しい雰囲気が漂い沢山のご老人がいらっしゃったのだが、
ある大部屋に通された。そこで、彼が一言。
「 え? 生きてるの?? 」
ものの数秒で、周囲の注目を集め、
これほどまでに親をたじろがせた者がいただろうか。
若干8歳にして、すごい才能である。
また別のレジェンドだが、
彼がまだ保育園児で、おにーちゃんが、学童保育でお世話になっていた頃の話。
当時はかーちゃんは夜10時くらいにしか帰宅しなかったため、夜8時にとーちゃんがお迎えに行く日課になっていた。
が、ある時、急な仕事でとーちゃんがお迎えに行けなくなった。
その仕事を頼んだ社長さんが、とーちゃんの事情もわかっている優しい方だったため、急遽その社長さんが、とーちゃんの代わりにお迎えに行ってくださった。
その帰りに、その社長さんちにとーちゃんが終わるまで待っておく予定だったため、うちのボーイズが、社長さん宅にお邪魔することになった。
玄関から入ってまた“ あの男 ” が一言。
「 せま っ! 」
一緒にいたおにいちゃんが凍りついたのはいうまでもない。
苦笑いして、後日社長さんからその話を聞いたとーちゃんがまたまた凍りついた。
この時間差で数々のレジェンドを作った 彼は
10歳になった今も健在だ。
最近では、かーちゃんから
「 なんか発言する時は、二回くらい 考えてから! 発言しなさい! 」とか言う無理な注文をつけられ困っている彼だが。
「 顔だけ良くても、年取れば顔なんてみんな皺になるんだから! 中身よ中身! 」
と余計な説教されてた“ あの男 ”
今日も元気よく学校に出発した。
そう言いながらも、
これからの日本は物怖じせずに、周囲が自分のことをどう見るか?なんて気にせず、遠慮なく発言できる人間が活躍する時代になるかもしれない。
かーちゃんは少し“ あの男 ”が羨ましくもあった。