今日は今、Netflixで見れるチ・チャンウク主演のドラマ

『サルダルリへようこそ』で登場したキーマンについてTOM先生が

 

 

再確認したことを書いてみようかと思う

 

 

前の記事でもお伝えしたが、『サルダルリへようこそ』のキーマンとは

チ・チャンウク演じるヨンピルの父

 

サンテさんだ。

 

 

 

そもそもサンテさんは

海難事故で愛する妻を失ってから

 

 

人が変わったように、サムダル一家に対して意地悪になっていく。

 

 

その根底には、海難事故はサムダルの母が奥様を海に誘ったせいで

「自分は妻を失った」

「ヨンピルは母親を奪われた」

 

 

と信じ込んでいくために

悲しみの裏がえし

 

がサムダル一家への憎しみとなるのだ。

 

 

 

 

深く愛し合っていても

ヨンピルとサムダルは

 

 

大人たちの事情で結局は別れてしまう。

 

 

 

このドラマの中で私が印象に残っているのが

 

サンテさんが長い憎しみの期間を経て

自分自身を取り戻していくシーンだ。

 

 

 

 

人は誰しも、自分が見たい世界を見るようにできている。

 

 

これはRASと言う機能のせいだ。

 

 

私たちが何かを体験するときには、五感を使って体験する。

 

そのときに脳に流れ込んでくるのが

大量の情報である。

 

 

・例えば人とおしゃべりをするときに

 

私達は目の前の人の表情、顔の形、髪の毛の色、来ている洋服、周りにある置物の形だったり、背景の色をはじめ、いろいろなものを視覚で認識する。

 

 

 

そしてエアコンの音、部屋の外の音、相手の声、その他諸々

を聴覚で受け取る。

 

まだまだあるぞ・・

 

湿度や気温も肌で感じ、椅子に座っているならば、お尻で椅子に触れている感覚も感じるだろうし、

足先に床の感覚も感じているよね。

 

着ている洋服の肌触りだったり、じぶんの髪の毛が首周りに触れている感覚もある。

 

実際に受け取っている情報は恐ろしく大量なものだから

これらの情報をいちいち全て100%受け取っていたらパンクしてしまう。

 

 

 

 

目の前の人と楽しくお話しするときにも

会話に必要のない情報が等しく意識に上がっていると

 

 

会話に集中できない・・

 

 

なので脳には安全機能が備わっているのだ。

 

情報を取捨選択するのが脳の機能RASである。

 

 

 

 

 

海難事故後のサンテさんにとっては

 

 

サムダルの母は

 

 

・妻を奪ったにっくき相手であり

 

自分の子供ヨンピルは

 

 

 

・母親を奪われたにも関わらず

 

サムダルの母に尻尾を振る可哀想な存在

 

 

としか写っていない。

 

 

だからその信じ込んだ世界に見合う情報しかサンテさんの目には映らない。

 

 

 

・毎日のように心を込めた食事を足繁くサンテさんちに運ぶサムダルの母親の辛そうな表情や

・親の機嫌を伺い、隠れてお互いを思い合うヨンピルやサムダルの悲しみ

・今ではサムダルの母を許している義理の母の心情

 

 

 

それに少しずつ気がついていくサンテさん。

 

 

 

人は自分が見ようとしないと、見えない世界があるのだ。

 

 

 

本来は人間を守るために存在する機能RASも、望む人生に向かうための障害になってたりすることがあるんだよね。

目の前の世界は自分の内面が作っている。

 

 

 

どんなことがあっても

それをどう受け取るかで人生変わるんだな〜

 

 

 

 

 

いつか絶対『サルダリへようこそ』のロケ地に行きたいと思うTOM先生でした。