Ken Campbell
2012-01-23 17:05:00

トロント・メープル・リーフスのキャプテン、Dion Phaneufは恐らく土曜(21日)夜のチームの平凡なプレーを正当化したかったのだろう。Phaneufはその試合は楽に勝てたはずだという世間の批判に反論した。

メープル・リーフスは、誰が見てもホーム・チームにとってはいいカモになるはずだったモントリオール・カナディアンズに3対1で敗れた。カナディアンズは金曜日(20日)にピッツバーグでシュート・アウトの末に5対4で破れてエネルギーを消耗しており、その間、メープル・リーフスは待ちくたびれて、自分のベッドで待っていたのだから。

「2試合続けてプレーするからといってそのチームには何の影響もないと思います。」とPhaneufが敗戦の後に言った。「相手が2試合目だから楽に勝てるはずだという意見には反対です。」

それならば、メープル・リーフスの成績が連戦でない時は21勝15敗4OTLなのに、2連戦の2試合目は何故2勝4敗1OTLなのかをPhaneufは説明できるのだろうか。しかし、数字をより注意深く検討してみると、
Phaneufの言うことには一理あるかもしれない。そう、統計的には2連戦の2試合目のチームはそうでないチームほど良い成績ではない。しかし、その違いは思ったほどは際立っていないのだ。

これまでのところ、今シーズン、2連戦の2試合目のチームの成績は全体で96勝105敗28OTL で0.480のポイント率だ。これに対して連戦ではない場合の成績は618勝452敗129OTLでポイント率は0.569だ。しかも、30チームのうち10チームは連戦でない時よりも2連戦の2試合目の方が良い成績を残している。以下にその一覧を示す。(PP DIFFはポイント率の差を意味する)
*ポイント率:(獲得ポイント)÷(取り得るポイント)

http://www.thehockeynews.com/articles/44348-Campbell-The-impact-of-backtoback-games.html

見て解る通り、多くのチームは2連戦の方がそれ以外の試合よりも飛び抜けて良いということも悪いということもない。30チームのうち14チームが良くも悪くもポイント率の差は0.100以下だ。一方で、中には連戦でひどい成績のチームもある。実際、もしウィニペグ・ジェッツかダラス・スターズのどちらかが今シーズン、プレーオフに出場できなかったら、その主な理由として2連戦の2試合目の成績を挙げても良いだろう。

しかし、よく考えてみると、二日続けて試合をすることは実際のところ選手にとってそれほど辛いものではないはずだ。もし、NHLのチャーター便に乗ってみると、選手に対してそれほど同情的になることはないだろう。その上、例えばカナダ西部の遠征であれば、ほとんどの移動はカルガリーからエドモントンのように短距離フライトなのが実情だ。遠征日程が最も過酷だと思われており、それを成績不振の言い訳にするかもしれないジェッツでさえそれほど酷い訳ではない。

ウィニペグの2連戦のうち一つだけ負担が大きかったと考えられるものがある。12月9日にジェッツがホームでプレーした後、翌日の試合のためにデトロイトへ移動した時だ。それ以外の2連戦のうちの1試合はホーム・ゲームだったし、移動はトロントからオタワ、カロライナからボストン、モントリオールからトロント、オタワからニュー・ジャージーといったものだ。またニュー・ジャージーからニューヨークへのバス移動も1度あった。

このように選手たちは物理的に恵まれ、手厚く扱われているので、2連戦の夜に試合を行なって、移動することがかつてのように挑戦心を必要とするものではなくなっている。そうなのだ、選手は真夜中に目的地に到着することがよくある。しかし、彼等は翌日の午前中には練習をせず、試合当日は休息をとり、リラックスして過ごしている。その日にすることは、パワー・プレーやペナルティー・キリング・ユニットの打ち合わせなど、ビデオを見ながらの会議くらいだ。

面白いことに、今シーズンのNHLでトップにいる2チーム、ニューヨーク・レンジャーズとデトロイト・レッドウィングズの連戦の2試合目の成績は両チーム合わせて13勝4敗1OTLだ。それはそれ以外の試合の成績よりも僅かに良いだけだ。

概して言えば、基本的に、好調のチームは、前の日に試合と移動をしてもまだいい試合をしているということだ。従って、相手が2連戦の二日目だからといって勝利が保証されたり、或いは、連戦を期待外れの結果の言い訳にしたりするのは現実的ではなく、あくまでも感覚的なものなのだ。

- end -
Ken Campbell
2012-01-20 15:47:00

コーチのトレード
ある晩、私が尊敬するThe Hockey Newsでの元同僚、Mike Brophyと、モントリオール・カナディアンズについて話し合っていた。彼が考えついた考えには実際のメリットがあると思う。

Brophの考えはカナディアンズとタンパ・ベイ・ライトニングがコーチをトレードするということだった。そして、考えれば考えるほど、それが意味のあることのように思えてきた。

カナディアンズのRandy CunneyworthとライトニングのGuy Boucherは二人とも今のチームで溺れ死んでいるようだ。しかし、状況が違えば二人ともNHLで非常に良いコーチかもしれないのだ。

単にフランス語を話せないというだけの理由で、Cunneyworthは自分達がした選択に黙っていられなくなったマネジメントとオーナーによってモントリオールで完全に八方塞がりの状況に置かれている。また、Boucherは大成功した1シーズン後なのにライトニングでうまくやって行けていないようだ。チームは攻撃的な才能があり過ぎ、頭でっかちになり過ぎているので彼が望んでいる防御を中心にしたゲームができないのだ。

だとすれば、ライトニングのGM、Steve YzermanとモントリオールのGM、Pierre Gauthierと交代するであろう誰かは彼等のコーチの1対1の交換トレードをしてはどうだろうか。

コーチのトレードは前例がない訳ではない。1987年を思い出して欲しい。ケベック・ノルディックスはMichel Bergeronと交換にニューヨーク・レンジャーズからドラフト1位指名権と75,000ドルを受け取ったことがある。また、NFLでは、オークランド・レイダーズはJon Grudenをタンパベイ・バッカニアーズに出す代わりに四つのドラフト指名権と800万ドルを受け取った。

考えてみよう。カナディアンズはフランス語の要求を満たすだけでなく自分たちの組織により馴染みのあるBoucherというコーチを得ることになる。ライトニングに持って行かれる前にBoucherは2010年にカナディアンズのアメリカンリーグのファーム・チーム、ハミルトンをカンファレンス・ファイナルに導いたことがあるのだ。

一方で、タンパは定評のあるコーチを得ることができ、生きの詰まりそうな状況を解決し、成功することができるだろう。

どうだろう、試してみる価値はないだろうか。

- end -
Adam Proteau
2012-01-19 13:30:00

大いに成功しているNHLのウィンター・クラッシックという試みについては気に入っていることがたくさんある。NHLのオール・スター・ゲームの週末に関しては気に入ることが多くはない。しかし、もしこの二つがそれぞれの良いところを取り入れた一つのイベントに融合されれば、気に入ることがはるかに多くあるだろう。

はっきり言おう。否定しがたい時代遅れになったのはNHLのオール・スター・ゲームだけではない。全てのプロ・スポーツのオール・スター・ゲームは衛星テレビやインターネットという選択肢がなかった時代の遺物である。今やそれらのメディアを通じて自分の街では見ることのできないお気に入りのスポーツ選手を見ることができるのだ。野球は例外かもしれないが、オール・スター・ゲームは辛うじてそれぞれのスポーツの形を整えてはいるが、肉体的にも精神的にもすり減っている大スターにとってはやっかいな存在で、公式戦の白熱した場面で注ぐ力の100分の1も出さない。しかも、協賛企業にとって一番のお楽しみは試合ではなくその地区のナイトクラブやホテルのバーでの社交なのだ。

(そしてオール・スター・ゲーム開催都市のファンの繊細な感情を和らげるためだけに行われる滑稽な投票については触れないことにしておこう。それは、嘲笑われているゲームを更に嘲笑うものだからだ。)

従って、始まってからちょうど5年目になるウィンター・クラッシック(WC)が既に人気の面でNHLオール・スター・ゲームを凌いでいるとしても驚くことではない。WCはオール・スター・ゲームが嘗てそうであった以上に見逃せないイベントになった。しかし、それにもまた様々な問題がある。

その中で最も大きなものは、親切心で言えば、全体的に乾ききっていないセメントの上に作られたリンクで公式戦を開催するという問題である。選手に怪我をさせないようにするためには理想的なこととは言えない。そしてそれと同時に重要なことは、順位争いがこれまで以上に熾烈になってきており、そのゲームで与えられるポイントがプレー・オフに出場できるかできないかの分かれ目になることになり得るということだ。もしあるチームが標準以下のリンクでのイレギュラー・バウンドのお陰でプレー・オフに進出できたとすれば、それは非常に恥ずべきことだ。また、過去5回の中で東部の同じチーム(つまり、フライヤーズとペンギンズ)が既に2度プレーしていることも問題の一つだ。

しかし、元日或いはその前後に、アウトドア・リンクでオール・スター・ゲームが行われることを想像してみて欲しい。このシナリオでは重要なものを失うことがないので、選手たちは今までよりはるかに試合を楽しむことができるだろう。状態の悪い氷の上で怪我をする危険性も格段に低くなるはずだ。世界中のファンは滅多に見ることができない環境でリーグのトップ・プレーヤーを一度に見ることができるのだ。

私がツイッターでこの考えに触れた時、多くの人が最初に寄せた質問は、ウィンター・クラッシックに向かい、終わるまでの間、この試合に出る両チームを追う独創的で楽しいHBOの24/7シリーズはどうなるのかということだった。答えは割合と単純だ。つまり、数週間にわたって高画質カメラで2チームの全ての動きを捉える代わりに、オール・スターに選ばれた選手にフォーカスを集中する。それは、全てのスター選手をあらゆる市場に売り込もうとするNHLの助けにもなる。

或いは、レギュラー・シーズン終盤にプレー・オフ出場を争っているチームにカメラを向け、プレー・オフが始まる直前に、それを放映することもできるだろう。両チームが天候によっては行われないかもしれない試合の準備をするのを見るより劇的ではないだろうか。答えはイエスだ。いや、絶対にイエスだ。

私の提案だと、温暖な気候のNHL都市はもはやオール・スター・ゲーム/ウィンター・クラッシックを主催できなくなると文句をいう人もいた。それに対する答えも単純だ。つまり、「お気の毒に。残念ですね」ということだ。温暖な気候の都市は温暖な気候を、そして寒冷な地域にある都市はWC/ASGを得るのだ。温暖な気候の都市にとっては公平以上の交換条件だ。

さて、私の提案が近い将来、或いは、遠い将来に採用されるかどうかは分からない。NHLは幸運なことにウィンター・クラッシックで協賛企業を得ることができた。しかし、WCがリーグの収支を押し上げたというだけで、NHLがオール・スター・ゲームのホッケー関連の収入に対するプラスの影響を放棄することはないだろう。

しかし、だからと言って私の考えを否定するものではない。NHLは元旦前後にオール・スター・ゲームの中断を持ってくることができる。従来1月後半にあった中断期間がなくなれば、まるで罰則のように試合日程を凝縮しないで済む。また、一試合一試合が重要な公式戦を標準のリンクで行われるように戻すことができる。両方のゲームの良いところを取り、超新星誕生のようなショーに変えることができるだろう。

色々な方法でオール・スター・ゲームを工夫してウィンター・クラッシックと釣り合いを取ろうとすれば完全な融合ということになるだろう。それは現行制度の改良になることは確実だ。

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