Ken Campbell
2012-03-26 14:25:00
そう、シカゴ・ブラックホークスはレギュラー・シーズン最終日の午後の試合でデトロイト・レッド・ウィングスを訪れることになっている。話を面白くするために、ブラックホークスとレッド・ウィングスが同ポイントか1ポイント差でその試合を迎えることを想像してみよう。
そして、この試合の勝者がウェスタン・カンファレンスの5位になり、敗者は6位になるとしよう。これによる両チームの違いは、第1ラウンドでナッシュビル・プレデターズと当たるか、サン・ノゼ・シャークス、ダラス・スターズ、ロサンゼルス・キングズ、フェニックス・コヨーテズのうちのいずれかと当たるということだ。
どちらがいいだろうか。これは、ディビジョン首位のチームがそれぞれのカンファレンスの上位三つのシードのうちの一つを与えられるという奇妙なルールによってNHLが創りだした災のレシピのようなものだ。もし、この通りになるなら、レッド・ウィングスはこの試合でPavel Datsyuk、Nicklas Lidstrom、そしてHenrik Zetterbergをメンバーから外し、ブラックホークスはJonathan Toews(その時までに脳震盪から復帰すると仮定して)、Patrick Kane、Patrick Sharpを休ませるだろう。賭けてもいい。そして、両チームともプレーオフに向けてスター選手を休ませているのだと言い訳をするだろう。実際に彼らがしようとするのはその試合に負けようとすることなのだ。
そんな試合に高い入場料を払おうと思うだろうか。もしあるとすれば、自分のチームが負けるよう応援するためにその試合を観戦する場合だけだろう。
状況はイースタン・カンファレンスでもほとんど同じだ。イーストではニュー・ジャージー・デビルスが他のどのチームよりも旨みのある位置にいるかもしれない。何故なら、もしデビルスが第6シードにしがみつくことができれば、第1ラウンドの対戦相手にはフロリダ・パンサーズがなる可能性があるからだ。一方、フィラデルフィア・フライヤーズは恐らく第1ラウンドでピッツバーグ・ペンギンズと対戦するだろう。それは、順位表でデビルスより上位でシーズンを終了したことへの「ご褒美」だ。また、ボストン・ブルーインズは間違いなくフライヤーズより少ないポイントで今シーズンを終えるだろうが、第1ラウンドではオタワ・セネターズ、ワシントン・キャピタルズあるいはバッファロー・セイバーズのうちのどれかと対戦することになるだろう。
このようなことに一体どれだけの意味があるだろうか。全くナンセンスだ。NHLが1998-99年に、今となっては全く意味のない3ディビジョン制を導入した時、カロライナ・ハリケーンズが上から8番目の成績だったにもかかわらずイースタンの第3位にシードされた時には全くもって無意味な制度であった。
もしNHLがリーグの公平性を本当に気にかけているのなら、リーグ再編成が議論される次のラウンドでこの不公正を議題にするだろう。勿論、South-Leastディビジョン(* サウス・イーストのチームの成績が悪いことへの皮肉)のメンバーからは強烈な抗議がなされるだろう。彼らはリーグの他のどのチームよりも成績が悪いのにも関わらずより多くの成功をもたらされたチームの集まりだ。そして、もしNHLの役員たちが私たちの思っている通りだとすれば、益々弱体化しているパシフィック・ディビジョンもこの合唱に加わるだろう。
しかし、それでも僅か10チームだ。つまり、理論的には残りの20チームは制度の変更を支持することになるだろう。少なくともNHLはディビジョンによるシードを廃止し、ディビジョンに関係なくポイント数で1位から8位のチームにシードを与えることができるはずだ。そして、可能性が全くないわけではないが、あるディビジョンの全チームがプレーオフから締め出されることは統計的に殆どあり得ないだろう。
或いは、NHLがさらに大胆になり、単純にポイントに基づいた1位~16位までのチームにシードを与えていた時代に戻ることもできるだろう。もう1度言う。1998-99年以来の制度の下でディビジョン全体がプレーオフからシャット・アウトされたことはないのだ。
NHLは対戦相手を不均衡にするためにディビジョン制を維持してきた。しかし、ディビジョンがそれ以上のものを意味しないとすれば、次のステップに進むのが自然ではないだろうか。ライバル関係は今、基本的にレギュラー・シーズンではなくプレーオフで起こっている。バンクーバー・カナックスとシカゴは同じディビジョンでプレーしていないが、彼らはNHLで最も熱いライバルのうちの一つだ。
しかし、最も重要なことは、ポイントによってシードを決める制度へ移行することで全体をより公正にし、相応しくないチームにプレーオフへのフリーパスを与えずに済むことだろう。また、6位という順位がカンファレンス内で最も美味しい位置になるのを防げることができるかもしれない。
もし、プレーオフが今日(3月26日)スタートするとすれば、そして、ディビジョン・チャンピオンとは関係なく単にポイントに基づくとすれば、イーストの組み合わせはこうなる。
1位N.Y.レンジャーズ対8位ワシントン;
2位ピッツバーグ対7位オタワ;
3位フィラデルフィア対6位フロリダ;
4位ボストン対5位ニュージャージー。
そして、ウェスタン・カンファレンスでは
1位セントルイス対8位ロサンジェルス;
2位バンクーバー対7位フェニックス;
3位ナッシュビル対6位ダラス;
4位デトロイト対5位シカゴ。
また、もしリーグがポイントで1位~16位にシードを与える時代まで戻ると、非常に興味をそそる対戦がいくつかあるだろう。
1位セントルイス対16位オタワ;
2位N.Y.レンジャーズ対15位サン・ノゼ;
3位ピッツバーグ対14位ロサンジェルス;
4位バンクーバー対13位フェニックス;
5位フィラデルフィア対12位フロリダ;
6位ナッシュビル対11位ダラス;
7位デトロイト対10位ニュージャージー;
8位シカゴ対9位ボストン。
- end -
2012-03-26 14:25:00
そう、シカゴ・ブラックホークスはレギュラー・シーズン最終日の午後の試合でデトロイト・レッド・ウィングスを訪れることになっている。話を面白くするために、ブラックホークスとレッド・ウィングスが同ポイントか1ポイント差でその試合を迎えることを想像してみよう。
そして、この試合の勝者がウェスタン・カンファレンスの5位になり、敗者は6位になるとしよう。これによる両チームの違いは、第1ラウンドでナッシュビル・プレデターズと当たるか、サン・ノゼ・シャークス、ダラス・スターズ、ロサンゼルス・キングズ、フェニックス・コヨーテズのうちのいずれかと当たるということだ。
どちらがいいだろうか。これは、ディビジョン首位のチームがそれぞれのカンファレンスの上位三つのシードのうちの一つを与えられるという奇妙なルールによってNHLが創りだした災のレシピのようなものだ。もし、この通りになるなら、レッド・ウィングスはこの試合でPavel Datsyuk、Nicklas Lidstrom、そしてHenrik Zetterbergをメンバーから外し、ブラックホークスはJonathan Toews(その時までに脳震盪から復帰すると仮定して)、Patrick Kane、Patrick Sharpを休ませるだろう。賭けてもいい。そして、両チームともプレーオフに向けてスター選手を休ませているのだと言い訳をするだろう。実際に彼らがしようとするのはその試合に負けようとすることなのだ。
そんな試合に高い入場料を払おうと思うだろうか。もしあるとすれば、自分のチームが負けるよう応援するためにその試合を観戦する場合だけだろう。
状況はイースタン・カンファレンスでもほとんど同じだ。イーストではニュー・ジャージー・デビルスが他のどのチームよりも旨みのある位置にいるかもしれない。何故なら、もしデビルスが第6シードにしがみつくことができれば、第1ラウンドの対戦相手にはフロリダ・パンサーズがなる可能性があるからだ。一方、フィラデルフィア・フライヤーズは恐らく第1ラウンドでピッツバーグ・ペンギンズと対戦するだろう。それは、順位表でデビルスより上位でシーズンを終了したことへの「ご褒美」だ。また、ボストン・ブルーインズは間違いなくフライヤーズより少ないポイントで今シーズンを終えるだろうが、第1ラウンドではオタワ・セネターズ、ワシントン・キャピタルズあるいはバッファロー・セイバーズのうちのどれかと対戦することになるだろう。
このようなことに一体どれだけの意味があるだろうか。全くナンセンスだ。NHLが1998-99年に、今となっては全く意味のない3ディビジョン制を導入した時、カロライナ・ハリケーンズが上から8番目の成績だったにもかかわらずイースタンの第3位にシードされた時には全くもって無意味な制度であった。
もしNHLがリーグの公平性を本当に気にかけているのなら、リーグ再編成が議論される次のラウンドでこの不公正を議題にするだろう。勿論、South-Leastディビジョン(* サウス・イーストのチームの成績が悪いことへの皮肉)のメンバーからは強烈な抗議がなされるだろう。彼らはリーグの他のどのチームよりも成績が悪いのにも関わらずより多くの成功をもたらされたチームの集まりだ。そして、もしNHLの役員たちが私たちの思っている通りだとすれば、益々弱体化しているパシフィック・ディビジョンもこの合唱に加わるだろう。
しかし、それでも僅か10チームだ。つまり、理論的には残りの20チームは制度の変更を支持することになるだろう。少なくともNHLはディビジョンによるシードを廃止し、ディビジョンに関係なくポイント数で1位から8位のチームにシードを与えることができるはずだ。そして、可能性が全くないわけではないが、あるディビジョンの全チームがプレーオフから締め出されることは統計的に殆どあり得ないだろう。
或いは、NHLがさらに大胆になり、単純にポイントに基づいた1位~16位までのチームにシードを与えていた時代に戻ることもできるだろう。もう1度言う。1998-99年以来の制度の下でディビジョン全体がプレーオフからシャット・アウトされたことはないのだ。
NHLは対戦相手を不均衡にするためにディビジョン制を維持してきた。しかし、ディビジョンがそれ以上のものを意味しないとすれば、次のステップに進むのが自然ではないだろうか。ライバル関係は今、基本的にレギュラー・シーズンではなくプレーオフで起こっている。バンクーバー・カナックスとシカゴは同じディビジョンでプレーしていないが、彼らはNHLで最も熱いライバルのうちの一つだ。
しかし、最も重要なことは、ポイントによってシードを決める制度へ移行することで全体をより公正にし、相応しくないチームにプレーオフへのフリーパスを与えずに済むことだろう。また、6位という順位がカンファレンス内で最も美味しい位置になるのを防げることができるかもしれない。
もし、プレーオフが今日(3月26日)スタートするとすれば、そして、ディビジョン・チャンピオンとは関係なく単にポイントに基づくとすれば、イーストの組み合わせはこうなる。
1位N.Y.レンジャーズ対8位ワシントン;
2位ピッツバーグ対7位オタワ;
3位フィラデルフィア対6位フロリダ;
4位ボストン対5位ニュージャージー。
そして、ウェスタン・カンファレンスでは
1位セントルイス対8位ロサンジェルス;
2位バンクーバー対7位フェニックス;
3位ナッシュビル対6位ダラス;
4位デトロイト対5位シカゴ。
また、もしリーグがポイントで1位~16位にシードを与える時代まで戻ると、非常に興味をそそる対戦がいくつかあるだろう。
1位セントルイス対16位オタワ;
2位N.Y.レンジャーズ対15位サン・ノゼ;
3位ピッツバーグ対14位ロサンジェルス;
4位バンクーバー対13位フェニックス;
5位フィラデルフィア対12位フロリダ;
6位ナッシュビル対11位ダラス;
7位デトロイト対10位ニュージャージー;
8位シカゴ対9位ボストン。
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