狂気じみた水曜日

Adam Proteau
2011-02-10 13:12:00

水曜日(9日)のNHLは、トレード、出場停止、複数の出場停止処分に繋がりそうな少なくとも1試合があり、荒々しく、混乱していた。ヘッドラインを飾ったこれらの事件を簡単に見てみよう。


ヘッドラインNo.1: メイプル・リーフスはベテランのディフェンス、Francois Beaucheminをアナハイムにトレードに出し、交換にさすらい人のレフト・ウィング、Joffrey Lupul、将来有望なJake Gardiner、条件付きで2013年のドラフト第4順の指名権を得た。

この意味するところ:
それはリーフスがやや若い選手(Lupul)でまた新たな賭けを打ったことを意味する。報酬の上限にあるLupul自身に大きなクエスチョン・マークが付いており、それでも高額な報酬を払うのだろうか。夏にGMのBrian Burkeは、Colby Armstrong、Kris Versteeg、およびClarke MacArthurを獲得することで同じアプローチをした。最初の2人は怪我による欠場の間は成功だといえるが、一方でMacArthurは全くのお買い得品であった。

Lupulはまだ契約が2年(425万ドルのキャップ上限がある)残っている。彼はプレッシャーの大きな2つの市場(フィラデルフィアとエドモントン)でプレーしたが、トロントはそれとは別の魔物だ。彼は大した働きをしないでい続けるか(その結果、批判の矛先がKesselだけでくなる)、又はスピードを増しているリーフスで成功するか、いずれにしてもPhil Kesselのプレッシャーを軽減するだろう。

Gardinerについては、トロントはスピードのある有望選手を得たと言えるが、体力的に未熟さが残る。まもなく発行されるThe Hockey Newsの2011年のFuture Watch号でGardinerはアナハイムの将来性ある選手トップ3には入らなかったが、リーフスは間もなく放出されるTomas Kaberleの交代要員としてあらゆる機会を与えるだろう。

このトレードはアナハイムにとってはほとんどリスクがない。ダックスのGM、Bob MurrayはBeaucheminを再びチームに呼び戻したことによって何がもたらされるかをはっきりと解っている。それは、競争力のあるウエスタン・カンファレンスでプレーオフ出場権を確定しようとしているチームに深みとベテランのノウハウを与える、目立たないが堅実なディフェンスである。

結論 – トレードはダックスにとっては「現在」、そしてトロントにとっては未来に関するものということだ。


ヘッドラインNo.2: フロリダはレフト・ウィング、Michael Frolikと将来有望なゴーリー、Alexander Salakをブラックホークスに出し、ライト・ウィング、Jack Skille、マイナー・リーガー、Hugh Jessiman、有望選手のDavid Pacanを得た。

この意味するところ
パンサーズのGM、Dale TallonがFrolikをこんなに簡単に放出したという事実だけでも比較的驚くことである。Frolikは22歳で、フロリダでのNHLでの最初の2年間、それぞれ21ゴールを挙げ、トレードの時点で29ポイントとパンサーズで第2位だった。

このチェコ生まれの選手は今シーズン、年間12ゴールのペースでいる。しかし、フロリダのチーム自体がぱっとしないでいる。Frolikは今年の夏に制限つきフリーエージェントになる予定だが、彼の契約上の要求は本当にトレードされなければならないほど面倒なものだったのだろうか。私には解らない。

ホークスはSalakもチームに加える。24歳のチェコ人はスウェーデンのエリート・リーグでセーブ率0.925と6つのシャットアウトで全てのゴーリーの中で首位だ。

一方、パンサーズはSkilleを得る。Skilleは過去の3シーズンの一部をNHLで過ごしたが、アメリカン・リーグでプレーした期間の方が長い。その理由の1つはサラリー・キャップにより、ホークスがメンバー表にSkilleを入れるのが彼の契約で厳しくなったからである。またこの23歳が全体的に見て2005年のドラフトで7位指名を受けただけの期待に応えていないからでもある。

もし、JessimanとPacanがパンサーズの力になれないとしたら、この取引は明らかにホークスのGM、Stan Bowmanの勝ちだ。但し、今季Frolikを維持するためにサラリー・キャップ上の余地を見つけることができれば、だが。


ヘッドラインNo.3: 2人のベテランが出場停止処分。ピッツバーグのMatt Cookeはコロンバスのディフェンス、Fedor Tyutinへの過激なヒットのため4試合の出場停止。また、デビルズのディフェンス、Anton Volchenkovはハリケーンズのセンター、Zach Boychukに対する頭部へのエルボウイングにより3試合の出場停止となった。

この意味するところ
それはNHL補足ルールがこのスポーツに於いて絶対的な冗談と荒廃したままでいることを意味する。

比較的きれいなプレーをする選手であるVolchenkovに課された罰則に対してはリーグに合格点を与えることができるかもしれない。しかし、悪名高いCookeへの4試合は可笑しくてならない。これまでのCookeのボーダーラインすれすれのヒット歴にもかかわらず、又、昨シーズン、ブルーインズのスター、Marc Savardを傷つけた悪名高いCookeは12年間のNHL生活で通算10試合しか出場停止になっていない。(その中には今回の4試合も含んでいる)もう、見ていられない。

他の選手を犠牲にするようなプレーと選手を試合から排除することに対するリーグの継続的な怠慢は、それがクックの犯罪に選手自身と同じくらいNHLが加担しているという私の長年の主張を強化するだけだ。

チームのオーナー、GM、そして選手が一体となり、超攻撃的な行動を根絶することを決める日が来るまでには長い時間がかかることだろう。しかし、リーグの最優秀選手が頭部へのヒットで将来を危険にさらされて、それに対する変化すら起こらないとすれば、その日は決して来ないと言っておく方が安全だ。


ヘッドラインNo.4:ブルーインズとカナディアンズはCary PriceとTim Thomasのゴーリー同士の乱闘をも引き起こしたリンク上の選手全員による乱闘をした。



この意味するところ
実際のところ大した騒動ではない。いたずらっ子の誰も順位表の利点や長期的なメリットをモントリオールにもボストンにも与えるものではない。そして、両チームの誰も、特にTohmasとPrice、アイランダースのRick Dipietroがゴーリー同士のファイトでしたように、ひどい怪我をしなかったのは幸いだった。

ファンが殴り合いを見るのを好きだということは否定しない。しかし、彼らの大好きな選手が残りのシーズンを出場できなくなったらそれでも乱闘を見るのが好きでいられるだろうか。そうではないだろう。

シーズンの中間点が過ぎ、ゆっくりと後半戦が始まっている現在、これはNHLに期待したいことだ。プレーオフでは乱闘は決して起こらない。しかし、乱闘ファンにはいい報せだが、看板選手が自分達を保護できるよう保証するためにNHLが何かをするという見込みは全くない。

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