今日はとある企業の最終選考での出来事を書きます。


その最終選考社長一対一の面接でした。

それでもわたしは面接試験がけっこう得意ほうなので、

軽い気持ちで望みました。


案の定、緊張することもなくすらすらと自分の意見を述べることが出来ました。

しかし、最後の社長の質問がわたしを大いに困らせた。


それは、目の前にある


ホワイトボードにあなたの大切で、何よりも必要な人を10人書きなさい


というものだった。 


(た、たいせつな人10人もっ!!??)


わたしは焦った。

しかも、固有名詞で書け、とのことだった。


(とりあえず家族でしょ・・・それと友達と・・・)


わたしはまず、家族と親戚の名前から書き始めた。


1、父

2、母

3、祖父

4、祖母

5、叔父


以上親戚。

わたしはひとりっこの上、父方の祖父母はどちらも亡くなっているため、

5人しか書く人がいない・・・。


あとは親友か・・・

しかし、わたしは親友と呼べる人が2人しかいない。

いや、親友なんて2人いれば十分なんだろうけど。



6、親友A

7、親友B



あと3人・・・・・・・

どうしよう・・・・・・・・・

困った・・・・・・・・・・・・・。


あと3人がどうしても思い浮かばない


適当に他の友達の名前を書けばいいのに、

その時、かなりくそ真面目に考え込んでしまった私。

というか、わたしは他に本当に大切な人なんているのだろうか。


友達は他にもいるはいるけど、大切で何よりも必要 とまで言える仲なのか・・・。

いや・・・そうではない・・・。

本当に心を許した、なんでも言い合える友達なんてほんとは・・・。

ほんとは・・・・orz


・・・・苦しくなってきた私。

ど、どうしよう・・・・。



(あっ、そーだ!)


そのとき、なんとなくジローの顔が頭に浮かんだ。



(・・・・・・・でもなぁ)


だけど、なんとなく、ジローの名前を書くのは気が引ける。

ケンカもしたし、なんでも言い合える友達ではあるけれど・・・

あのジローの名前を書くのはやっぱり悔しい。

あぁ・・・わたしって意地っぱり・・・・。


社長「思い浮かびましたか??」


わたし(あわわわ・・・・・・・・)



社長に促され、ますます焦り出すわたし・・・

あわあわしながら苦し紛れに出た社長への一言が・・・・



わたし「あ、あの・・・・・・・・

ペット でもいいですか・・・・・・・・・・?」



ペットを指名ヽ(;´Д`)ノ




社長「・・・ペットですか?・・・まぁいいです」



わたしはそのとき社長が一瞬引きつった顔になったのを見逃さなかった・・・・。

は、はずした・・・・・・っ!!


わたし「・・・・・・・・あ、じゃあ、すみません(超後悔中)」




わたしは後悔しながらも後には引けず、

ペットの名前をホワイトボードに書いた。


8、ハナ

(実家で飼ってるネコの名前)



な・・・なんだかマヌケ・・・・しょぼん

そして残りの2名はなんとか、女友達の名前を書いた・・・・。

書いたのだが・・・・・。



ど、どうしよう・・・・

なんか私って・・・・・・・・・

かわいそう・・・・・・・・・・・・



自分がもっとも必要としている大切な人って・・・・10人もいない。

それに、とても虚しさを感じてしまいました。

すると社長が、


社長「このペットのハナっていうのは・・・・」


わたし「えっ!!!あ、あぁ!実家で飼ってる猫の名前です」


社長「ペットは家族のようなものだものねぇ・・・」


わたし「はい!大切な家族です!」

   

社長から、なんとなくフォーローに似た言葉をかけられる私。

そ、そんなに変だったかな・・・・・;;

けど実際に

友達<ペット

な自分が悲しい・・・・。


それでなんとか社長面接は終了し、

帰宅途中の電車でめっさ落ち込んでしまいました。


わたしって・・・・ほんと虚しい。

守りたい人、必要としている人、大切な人・・・・

それが10人もいないわたしって・・・・。

そんなわたしの人生って・・・・・。



一体ヽ(;´Д`)ノ



・・・・・あなたには、大切な人が10人以上いますか??