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絶望

「夜をあがってお前のところに行く」と彼は言った





その言葉を真に受けた私は
彼のために部屋を探し仕事の手配をして彼からの連絡を待っていた





本当に彼は店を飛んだ
しかし私のところには来なかった






彼女からの
「私は あなたが大嫌い
彼のことは 早く忘れてください」
という言葉で


私は騙されていたのだと やっと認めることができた

友達だよね

私が歌舞伎に通い始めた頃に知り合った男から
「近いうちに逢いたい」と言われた




その男とは時々逢い 毎日メールをする仲だが店に行ったことはない


本人からは聞いていないが先月で店を辞めたことを知っている








いつもと何かが違う…


この数年間で初めて その男を怖いと感じた

あなたは必要ない