自分の名前、好き?嫌い?名前はつけられた人ではなく呼んでくれる人のためにあるものと思えば... | 大切な人と本当の関係を築く 週一回のLove Philosophy

こんばんは!

今週も
「大切な人と本当の関係を築く
週1回のLove Philosophy」

にお越しいただき
ありがとうございます。

毎週末、人間関係や
恋愛・夫婦関係について
様々な角度から考えて良くしていく記事をお届けしています。


春になって次から次へと
花が咲いていくことに
毎年ながらびっくりさせられます。

今は私の住んでいる地域では
ツツジや藤、牡丹などの花が
特に目立ちます。

見慣れた道のいつもは緑色の両脇が
一斉にツツジでピンク色に染まり
とっても華やか。

ツツジは漢字で書くと
「躑躅」と書くそうで
その漢字はどちらも
「立ち止まる」という意味なのだそうです。

「見る人が
足を止めるほど美しい」
という言われに
由来するからだそうです。


その名前の由来を知ってから
なるほど
そんな素敵な名前だったんだなあ
とツツジの名前が印象に残り、
道に咲くツツジを見る目が

そしてツツジを呼ぶ声が

少し変わったように思います。

単純かもしれませんが
名前の由来を聞くだけで
春は桜などのもっと人気のある花に押されてしまうツツジを
見直したくなる素敵な名前です。


花の名前には
他にも由来を知ると
忘れられなくなる花があります。

例えばパンジー。

パンジーもどこにでも咲いていて
しかもたくさんの花を
長期にわたってつけるので
あまり貴重がられる花ではないですが、
あの、一つ一つのちょっと前向きに
頭を下げているような咲き方。

 



あの咲き方が
何か考えている人のような姿に見えるから
フランス語では「考える」
という意味の「pensee」で
呼ぶようになり、
それが英語で「パンジー」と
言われるようになったそうです。

一つ一つの花が
考える人とは…

名前を知ると、
ただ可愛らしいだけだった花の名前が
なんだか重みを持って
聞こえてくるようです。



ところで名前といえば、
日本人の人の名前は
色々な名前があって面白いなあと
私はいつも思っています。

短い名前が多いので
呼んだ感じは

「ほのか」
「ももか」

「たいき」
「だいき」

「かなみ」
「ななみ」

など似たような響きも多いのですが
一つ一つの漢字を見ていくと
色々な願いやフィーリングが込められた
個性的な名前が多く、
日本の名付けは自由で
名付けた人の考えや願いを
一つ一つ感じることができます。


西洋人の名前は
どれも似た名前が多く
国際結婚をしている私も
夫の友達と知り合うと
「この人もまたこの名前!」
と同じ名前の多さに驚きます。


偶然かもしれませんが
なぜか私たち夫婦の周りには
Davidという名前の友人が多く
話をしているときも
一体どのDavidの話なのか
わからなくなることがあります。

名前を漢字で区別することもできないので
「〇〇出身のDavidが…」
とか
「〇〇で知り合ったDavidが…]
などとエピソードや出身地をつけて
会話をするわけです!
(苗字をつけることもありますが)


「名前は親からの一生のプレゼント」
と言いますが、
親が一生懸命考えてくれた名前、
子どもは嬉しいですよね。

以前一度名前についての記事を
書いたことがあり
その中でも少し触れていますが、
私の名前は、
両親ではなく
「姓名判断をする人」が
つけた名前なのです。

それを私は
子どもの時に
とても残念に思っていました。


だって、私が知らない人、
一度も会ったことがない人が
お金をもらって
私の名前をつけたなんて!

家族の願いよりも、
字画にこだわったなんて!

しかも、私の母は自分で考えていた
名前を私につけることができなかったので
(姓名判断をする人に名付けを頼んだのは
私の祖父です)
そのことをいつも残念がっていました。

それが私はどうも
子ども心に納得できず
母の願いがこもった名前が良かったと
思っていたのです。


ですが、子どもの時は
こんな背景から
好きになれなかった自分の名前ですが
大人になってから
受け入れることができるようになりました。


その理由は
夫が、私の名前が

好きだと言ってくれたことです。


私の名前を
生涯で一番たくさん呼んでくれる人。

それは、夫です。

ですから、呼んでくれる夫にとって
私の名前の響きが良いものであれば
もう、私にとっては何でもいいや!と
思えるようになったわけです。

 


二十代前半の頃、
仲が良かった友人に
成人してから名前を変えた人がいました。

私は、その友人が名前を変えた後に知り合ったのですが
ある時ふと
「以前はどういう名前だったの?」
と聞いたら、
「なつみ」
だったと教えてくれました。

それを聞いた時、
何だかとても不思議な気がしました。

彼女の雰囲気には
新しい名前よりもその
「なつみ」
という名前の方が

ぴったり合っているような
気がしたからです。

名前というのは
どんな名前も、

何年も呼ばれているうちに
いつしか私たちの一部になるのかもしれません。


自分の名前が好きであろうと
嫌いであろうと
そうしていつの間にか
自分と一体になっていくのであれば
自分の名前とは

仲良くするしかないですね!
 


それではまた来週!





















(c)M.Kira 2023