
Xバンドレーダー!!
米軍は27日、弾道ミサイルを正確に追尾できる高性能の
「Xバンドレーダー」を、京都府京丹後市の航空自衛隊
経ケ岬分屯基地に配備するための工事を始めた。
近畿地方で唯一の在日米軍施設となる。
(西日本新聞のWebサイトより)
丹後半島の経ケ岬に配備されるXバンドレーダーは、
TPY-2レーダーと呼ばれるレーダーである。
写真の通り、TPY-2レーダーは、パラボラの回転レーダーではなく
固定平面設置のフェイズドアレイレーダーである。
このレーダーは、THAADミサイルやイージス艦配備のSM-3ミサイル
の追跡制御様として利用可能である。
フェイズドアレイレーダーとは、平面上に多数の小さなアンテナを
備えることで機械的な首振り動作を必要としないアンテナである。
平面上の多数の小さなアンテナからそれぞれ放射する電波の位相
を電気回路で制御することで、電波の放出方向を制御し、探査方向を
電子的に制御するアンテナである。
THAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル
Terminal High Altitude Area Defense missile, )
はアメリカ陸軍が開発した弾道弾迎撃ミサイル・システムで、
米国本土に対する弾道ミサイル迎撃を大気圏外、すなはち最終段階
でミサイル弾頭を破壊するために開発されたミサイルである。
このミサイルの誘導用のレーダーが、TPY-2レーダーである。
ちなみに、丹後半島には、航空自衛隊経ケ岬分屯基地いがいに
有名な経ケ岬灯台が建っています。
経ケ岬灯台には、バイクのツーリングで訪れたこともあり、
我が家のどこかを捜せば、そのネガもあると思います。

