今日はアリエクのガジェットネタになります。
生体認証でWindows Helloしてみたいなと思い、顔認証カメラ探してみたら、まだまだ私には高額商品なので、
みんな大好きAliExpressでWindows Hello対応指紋認証デバイスを探してみました。
据え置きタイプ、¥1,352-とドングルタイプ¥1,450-というのを見つけました。これなら買える。ということで、
両方購入してみました。据え置きタイプが「WA28」ドングルタイプは型番らしきものはなし。
届いて早速接続してみるとどちらも、一発認識ドライバーも当たり、すぐに使えました。
さすが対応うたっている商品です。
「全指登録して完璧~PIN40桁にしちゃお~」
ところが意外と指紋の認識が厳しく数回失敗して、「PIN入れろや!」とWindowsに言われます。
そこは他人の指で認識しないためにも仕方ないのかなと思い妥協。失敗したら40桁入力です。
据え置きタイプは英語のマニュアルがついています。
ドングルタイプは箱にスペックが書いてあるだけです。Windows Helloのマークがついています。
アリエクなので多少箱は変形してます。
スペックは2つとも似たような感じです。
こちらも、据え置きタイプ同様一発認識ドライバも当たりすぐ使えました。デバイスマネージャーで見ると
据え置きタイプ、ドングルタイプもChipsailing Fingerprint UsbDriverで、同じメーカー製のチップを使っているようです。
スペック似ているのもそのせいかな?
これで、ノートPCとデスクトップPCのWIndows Hello対応完了です。
どちらのPCもDebian13とデュアルブートにしているんですが、
据え置きタイプはLinuxで動作しないとレビューが上がっていたので、期待はしていませんでしたが、
lsusbで見てみると、
ID 2541:0236 Chipsailing CS9711Fingprint
と認識はしているようです。ロットによって使ってるチップが違う可能性は否めません。
据え置きタイプ、ドングルタイプ同じIDと名称出たので、外側が違うだけで、据え置き、ドングルどちらも同じ部品のようです。ドライバ探しは一回で済みそうです。
ウェブで検索してみると、githubに有志の方がドライバを上げてくださっていました。
それじゃLinuxも生体認証導入しちゃおうというわけで、ちょっと頑張てみます。
必要なファイル類を集めます。
git clone git clone https://github.com/ddlsmurf/libfprint-CS9711.git
cmake
build-essential
fprintd libfprint-2-2
install meson
libglib2.0-dev
libnss3-dev
pkg-config
systemd-dev #<--これが見つからなくてハマりました。
libopencv-dev
doctest-dev
gtk-doc-tools
install gdb
install valgrind
install libgusb-dev
install libcairo2-dev
install libgirepository1.0-dev
libgudev-1.0-dev
他にもビルド中にエラーが出たらインストール
cd libfprint-CS9711
meson setup build
なんか警告出てたけどERRORじゃないから行っちゃう。
ninja -C build
こちらも警告出てたけどERRORじゃないので行っちゃう。
sudo ninja -C build install
sudo systemctl restart fprintd.service
sudo apt install libpam-fprintd
/usr/share/polkit-1/actions/net.reactivated.fprint.device.policyを開く
et.reactivated.fprint.device.verifyの<allow_any>no</allow_any>のnoをyesに変更する

net.reactivated.fprint.device.enrollの<allow_any>no</allow_any>のnoをyesに変更する
fprintd-enroll
Right-index-fingerを登録します。右手人差し指です。
認証装置に10回くらいペタペタ繰り返し登録すると終わります。
sudo pam-auth-update
fingerprint authenticationに「*」をつけて<了解>

sudo apt install biometric-auth
/etc/pam.d/common-authを開く
「auth [success=2 default=ignore] pam_fprintd.so max_tries=〜」が登録されていることを確認する(画像では3)
sudoでパスワード求められるところが「指紋認証装置に右の人差し指を置いてください」になりました。
タイムアウトや認証失敗するとパスワード入力を求められます。ロックアウトにはなりません。
他の指も登録できます。
左手-親指 fprintd-enroll -f left-thumb
人差し指 fprintd-enroll -f left-index-finger
中指 fprintd-enroll -f left-middle-finger
薬指 fprintd-enroll -f left-ring-finger
小指 fprintd-enroll -f left-little-finger
右手は「left」が「right」に変わります。
ログイン画面も指紋認証にできます。
私の使っている「MATE」(読み方「メイト」だと思っていたら、「マテ」と読むそうです。)ではユーザー名を入力するとパスワード入力の代わりに指紋認証を求められます。装置に指を置いてからログインをクリック・・・。
なんだか、Windows Helloのように一発ではいきません。
スマートじゃないのでログイン画面を変更します。
sudo apt install gdm3
sudo systemctl enable gdm.service
sudo reboot
認識厳しめですが、スマートにログインできそうです。











