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今日は読書の記録です。
『裁判官 三淵嘉子の生涯』伊多波碧 潮出版社 2024年3月20日初版発行
4月からNHKの朝ドラで放送されている「虎に翼」で、伊藤沙莉さん演じる主人公寅子のモデルである、日本で最初の女性弁護士、女性裁判所所長となった三淵嘉子のお話です。
「虎に翼」、面白いですね。
朝ドラって、「おばちゃん」(私を含めて)が主な視聴者だと思っていましたら、このドラマは若い女性に好評なんだそうです。
「女は無能力者」とされていた時代に、ほんの少し開いた扉の隙間をずずずい~っとこじ開けた女性のお話ですから、今頑張っている若い女性たちの共感を呼ぶのでしょう。
あるいは、「おばちゃん」世代の女性たちには、自身の若かった頃を振り返りながら、共感を覚えているのかもしれませんね。
三淵嘉子は大正3年(1914年)、エリート銀行員である父貞夫と「良妻賢母」の母信子との間に、父の赴任先のシンガポールで生まれました。
帰国し、名門女学校であるお茶の水高女で学んでいる時、父から卒業後の進路のことを聞かれ、そのころ一般的であった花嫁修業ではなく、法改正で女性にも門戸が開かれたばかりの「弁護士」になるべく、明治大学女子部に入学することを決めます。
「良妻賢母」が女性の幸せだと思いこんでいる母を説き伏せて、猛勉強の末、女性として初めての「弁護士」となります。
ただその頃はまだ、判事と検事は、男性に限られていました。
その後、古くからの知り合いの和田芳夫と結婚し、長男を授かったものの、戦争で夫も父母も弟も失い、戦争中で訴訟も減って、金銭的にも苦労します。
その頃、新しい憲法が発布され、女性にも判事になることが認められました。
弁護士よりも、公務員で収入が安定する裁判官になることを目指します。
戦後の混乱の中、生きるために犯罪を犯す少年たちや、虐待されたりする少年たちを、法律家として支援する様になっていきます。
1972年、嘉子は、新潟家庭裁判所の所長となります。
初めての女性裁判所所長でした。
嘉子が家庭裁判所の設立と裁判所所長であったことは知っていましたが、広島・長崎の被爆者遺族による国家賠償訴訟に関与していたことは知りませんでした。
結果的に賠償は認められませんでしたが、「原爆投下自体は国際法違反である」とされたことに、驚くとともに、その後どうなったのかが気になる所です。
先日調べましたら、三淵嘉子のお墓は小田原にあるとのこと。
機会を見つけて行ってみたいと思います。
さて今日のおやつは
農協のニッポンエールシリーズのグミ「奈良県産 古都華いちごグミ」です。
封を開けた途端ふわっと香ってきたいちごの風味が、とてもさわやかでした🍓
それではまた!
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楽しい育児クラブで子育てカウンセリングをして10年になります。
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