いつもお付き合いいただきありがとうございます。
今日2022年11月8日の夜は、皆既月食と、月食中の月に天王星が隠れるという「天王星食」が起こるという、とても珍しい現象が見られます😍
どれくらいめずらしいかというと、
国立天文台「2022 年 11 月 8 日 皆既月食・天王星食 解説資料」
https://www.nao.ac.jp/contents/astro/sky/2022/11/luna-eclipse-factsheet.pdf
↑この資料、とても面白いです
で、この資料の6ページによれば(下線筆者)
●2-2. 皆既月食中の惑星食について
皆既食中に惑星食が起こるのはたいへんまれなことです。
日本で前回皆既食中に惑星食が起こったのは、1580 年 7 月 26 日の土星食です。
日本で次回皆既食中に惑星食が起こるのは、2344 年 7 月 26 日の土星食です。
※前回について、「日本で前回月食中に惑星食が起こったのは」という条件に変えると、例えば、2014
年 10 月 8 日の皆既月食は条件に当てはまります。2014 年 10 月 8 日の皆既月食では、稚内付近のみ、
部分食中に天王星食が起こりました。
※次回については、「日本で次回月食中に惑星食が起こるのは」という条件に変えても、同じく 2344 年
7 月 26 日の土星食となります。
ということで、
前回が442年前の土星食、
次回が322年後の土星食だそうです😅
わあ~、確かに珍しい
以下に役立ちそうな国立天文台のウェブページをご紹介しますね
国立天文台の「星空情報 皆既月食・天王星食 2022年11月」のページです↓
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/11-topics02.html
え~っと、東京で見る場合を、時系列に並べてみますとね、
18:09 月の欠け始め
19:16 皆既月食の始め
19:59 食の最大
20:41 天王星食の始め
20:42 皆既月食の終わり
21:22 天王星食の終わり
21:49 月の欠け終わり
という感じですね。
それから、
「月食とは」
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse.html
「月食の観察のしかた」
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse-obs.html
さらに、月食のライブ配信があるようです😊
国立天文台「月食ライブ配信」18時~
https://www.nao.ac.jp/news/events/2022/20221014-live.html
お住まいの地域の展望台でも観望会があるかもしれませんよ
月食は目視できますが、天王星食はなかなか難しいと思いますので、
そういったイベントに参加してみられてはいかがでしょうか?
近藤は行く予定です!
良いカメラとか持っていないので、この目に焼き付けてきたいです
もう2度目と見られない光景なので
さて、お天気はどうでしょうかね
晴れてください!
それではまた!
★☽★おまけ★☽★
前回の442年前と言えば、
織田信長が石橋本願寺を征服した年。
昔の人は、日食や月食を「不吉の予兆」として恐れていたそうですが、
そこは破天荒な信長の事。
「そんなもん、屁でもないわ!」
と豪語したかもしれませんね。
ちなみに、今流行の頼朝は、家臣の屋敷に隠れていたとのこと😅
ちなみにちなみに、
月食はいつから予測が可能になったかと調べて見ましたら、
紀元前200年ごろ、中国で、月食について、ざっくりと計算され始め、
紀元200年くらいにはかなりの精度で、日食も含めて、予測できるようになっていたそうですよ↓
「中国における日月食予測法の成立過程」大橋由紀夫 1999年
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/10621/ronso1220200670.pdf
紀元前200年ごろと言えば、兵馬俑が作られたころ、
紀元200年ごろと言えば、三国志の頃です。
そんな昔からかあ~すごいなあ。
日本にも伝わっていたはずですから、
(平安時代の陰陽師とか、そうですよね)
頼朝も信長も、「〇月〇日には〇食がある」と分かっていたはず。
一般庶民が突然の天変地異に恐れおののいている中、
リーダーがどのような姿を見せるかは、
人心掌握の術として大事だったことでしょう。
そんなことに思いを馳せながら、
神秘的な天体ショーを眺めるのも、
面白いかもしれません😉
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