映画「ウォッチメン」感想 | タパボーイのブログ

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Googleがロールシャッハのうちに感想。
ウォッチメンはアメリカでは人気らしいが日本では知名度の低いアメコミを原作とした映画。
なんというか、この暗い世界に超人的なヒーローが実際にいたらどんな感じになるかを真面目に考えてみた、という感じのお話でした。
映画はヒーローの1人「コメディアン」が殺されたことを別のヒーロー「ロールシャッハ」が調査するところから始まる。
このコメディアンというやつが過去回想などを通じて掘り下げられていくのだけど、すごくキャラが立っている。
キャプテン・アメリカのようにあくまで時の政府の味方をするヒーローがいたら、そしてその政府が腐敗していたら、ヒーローも一緒に腐敗するのではないか。コメディアンはそんなヒーローで、ベトナム戦争に率先して参加する。現地でベトコンを虐殺し、現地妻に子供の認知を迫られカッとなって母子を殺してしまう。そんな救いようのないヒーロー。政府関係者以外で彼の葬儀に参列したのは元怪人だけというのも泣かせる。
物語は探偵役の「ロールシャッハ」、殺されたダーティーヒーロー「コメディアン」、ヒーローであることを公表して大富豪になった「オジマンディアス」、史上最強の放射能ヒーロー「Dr.マンハッタン」などを中心に展開していく。
これらヒーローの存在のせいで歴史は我々の世界とは異なる歴史になっており、それが現実の世界よりヒサンだというのが興味深い。アメリカはヒーローの活躍で各種紛争で大勝利を収めてより傲慢になり、ソ連はジリ貧になって核戦争への道をひた走る。この世界ではケネディはヒーローに暗殺され、ウォーターゲート事件もヒーローの活躍でもみ消され、ニクソンは再選されるのだ。
主人公「ロールシャッハ」は常にロールシャッハテストのような模様が浮かんでは消える不気味なマスクをしたヒーローだが、彼の「あまりにも現実の犯罪は酷いので、正義感あふれる不殺のヒーローは、きっと不殺を貫けない」という悲しい想像に立脚したキャラクターもよくできていたと思う。
しかし、面白かったけど暗いよ!そして始めのほうから黒幕が丸わかりすぎだよ!