映画「第9地区」感想 | タパボーイのブログ

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大分前に観たけどエリジウム観たので感想。
アパルトヘイトがモチーフだったり、戦闘が派手だったり面白いSF映画です。

この映画に出てくるエビと呼ばれるエイリアンは、不潔感あるし粗暴な面も描かれるのだけれど、人間の野蛮な描写が途中からそれを上回り(特にアルジェリアギャング?かなんかのキチガイじみた描写がすごい)、宇宙人も人間も変わらんなーという気持ちに。
徐々にエイリアン化していく主人公ヴィカスとともに段々エイリアン側に心情が傾いていく。よく出来た話だと思う。

たぶんだけど、活躍するエビの父子のうち、やたら賢い子供のほうがエビの救世主なんだと思う。エビの父親のクリストファーという名前は「きりしとほろ上人伝」などで知られるキリストを担った渡し守の聖人である聖クリストフォロスの英語読み。
エビのクリストファーはキリストである息子を宇宙という天の川で担う渡し守なのではないでしょうか。