前回のアカヒレのエントリから1ヶ月以上が経過してしましたが、相変わらずアカヒレさんたちは産卵する気配を見せません。もう放っておこうかと思います。そうこうしているうちに、メダカのジャイアンがお亡くなりになりました。先月末のことです。その日は所用があって大分に行っていたのですが、用事を済ませた後に別府温泉ひとり旅としゃれこんでいたところ、娘からのメールが入ってきました。正確にはカミさんのスマフォで娘が打ったメールですけど。

 「さきちゃん(娘が名付けたジャイアンメダカの名前)が…死んだ!」

 なぬ? 家を出る時に見たときは普通に泳いでたっつーか、相変わらずぶいぶい言わせていたはずなんですが…。水だって週一ペースで取り替えてるし、水質チェックも月1くらいでやってますけど特に問題なし。動物は(人間も?)いじめのストレスで死んじゃうこともあるそうですが…どっちかと言うまでもなくアイツいじめる側だったしな…。
 6歳の娘に詳細を聞いても大した答えが返ってくるわけもないので、とりあえず翌日帰宅。ジャイアンメダカはおちょこに移され、確かに息を引き取っていました。魚に対して適当な表現かは分かりませんが。特に外傷もなさそうだし、同じ水槽にいる他のメダカもアカヒレもとりあえずは異常なしっぽい。念のため水替えをして、娘には「さきちゃんは、意地くそ悪いことばっかりしてたから死んじゃったんだよ」と適当な説明をして、ベランダの鉢植えに埋めさせました。

 で、ジャイアンがいなくなったからもう水槽の仕切り必要なくね? ということで、試しに仕切りを取っ払ってみることに。といっても、それからしばらくしてちょっと大きめの地震があったときに、揺れで仕切りが倒れてしまって、アカヒレもメダカも「おー、なんかあっち行けるぞ! 行ってみようぜ!」みたいな感じになっちゃってたので、もうそのままにしただけなんですけどね。それからけっこう経ちましたが、別にケンカすることもなくみんな元気に泳いでるので、まぁこれでいいことにします。
 気になることと言えば、最後に入れたミックスメダカが目に見えて背骨が曲がってきていることなんですけどね…。うちに来たときからちょっと曲がり気味ではあったんですけど、最近特に曲がりがひどくなってきているような…。ネットで調べても「遺伝」とか「寿命」とか「栄養失調」などいろいろ出てくるものの、これと断定できる材料もなく。水面近くを漂っていることが多いのですが、もともとあまり活発に動くタイプでもなかったですし、エサもちゃんと食べているので、遺伝なのかなー。とりあえず他の魚に追いかけ回されたりもしてないので、様子見ですね。
今日は娘の小学校の入学式でした。今年はなかなか暖かくならなかったせいか桜の開花が遅れたおかげで、幸いというか桜舞い散る入学式らしい入学式。肌寒くはあったのですが。

ついこの間生まれたばかりだと思ってたのに、あっという間ですねぇ。
一緒にプリキュアの映画見に行ったり、お風呂入ってくれるのもいつまでかな…。

夕飯は娘の希望で父特製のスパゲティカルボナーラ。ひさしぶりに作ったからちょっと「だま」になっちゃったけど、味は悪くなかったようで、娘もたくさん食べました。

それにしても眠い。昨日もけっこう早く寝たし、会社休み取ったのをいいことに昼寝もしたのになぜだ。坊やだからか。
 いろいろあって、大分に来ています。今別府温泉です。いわゆる温泉回です。

 朝早くに熊本から移動してきたので、スマホのワンセグ使ってスマイルプリキュアのキュアマーチ回を電車の中で見ていたわけですが…。なおの兄弟たちの妹、この声もしかしたら藤井ゆきよさんかな? と思いエンディングでキャストを確認しようかと思ったら…最後のほうでトンネルに入ってしまいキャスト確認できなかったんですが、やっぱりゆきよさんだったみたい。オレのダメ絶対音感も捨てたもんじゃないね! ちっとも自慢できないですけどね!

 なお回では今後も継続的に出番がありそうでうれしいですネ。ご本人のブログにコメントするのも荒らしみたいでちょっと気が引けたのでこっちに書きましたが…。

 家に帰ったらまた見直そうっと。
 さてアカヒレ繁殖の話ですが、結論から申し上げまして、今のところ未だアカヒレの繁殖には成功しておりません。ネットで調べる限りは、アカヒレの繁殖もそんなに難しくはないようなんですけどね…。せっかくだから繁殖させたい。でも増える様子がない。なぜか。考えました。考え抜きました。ひたすら考え、いくつか原因となる可能性を考えました。

その1:みんなまだ子供

 アカヒレが産まれてからどの程度の期間で成魚になるのかは分かりませんが、だいたい3~4年という寿命を考えると、産まれてから遅くとも半年くらいで成魚にならないといけないはず。以前書いたとおり、自分の不注意でアカヒレ3匹のうち1匹を死なせてしまったのですが、残りの2匹は元気で、彼らがうちに来たのがだいたい10月の半ばくらいで、その時は確かにまだ小さかったものの、少なく見積もっても生後2~3ヶ月は経っていました。そして実はその後2匹追加しのですけど、体長からすれば同じ時期に産まれたものと思われ、現時点で多分生後半年は経ってると思うんですよね。そう考えるとこの線は薄そうです。

その2:水槽の中にオスだけ、もしくはメスだけしかいない可能性

 個人的にはアッーでも百合でも当人たちがよければ愛の形は自由だと思いますが、オスだけ、メスだけだったりしたら、産まれるものも産まれませんので、ちゃんと両方の性別がいるのかどうか。とはいえアカヒレの雄雌は「成魚になるまではっきりと区別が付かない」らしく、自分は成魚を区別できる自信もありません。ネットで調べてもメダカみたいにひれの特徴などで判別するのではなく、「なんか丸っこいのがメス、細くて色鮮やかなのがオス」と、やたらとざっくばらんな見分け方法しか載っていません。すみませんわかりません。
 とはいえ、4匹いて4匹ともオスまたはメスのみの可能性は、計算するのめんどくさいですけど普通に低いはず。実際4匹のアカヒレのうち、2匹は明らかにお腹が大きいので、高い確率でメスなんじゃないかと思います。残り2匹のうち1匹はスリムなヤツなので、こちらはたぶんオスでしょう。あとの1匹はお腹大きいのですが、身体が小さいこともあって他のメスっぽい子たちより若干お腹も小さいので、抱卵なのかそれとも単なるメタボなのか、いまいち微妙なところ。まぁこの子がどっちだとしても、オスだけしかいない、またはメスだけしかいないってこともなさそうです。じゃあなんで産まないんだろ?

その3:卵を産んだ先から食べている

 アカヒレはコイ科の魚で、卵をそこらにばらまいて産むそうです。そのため、水草などに卵を生み付けるメダカとは異なり卵を見つけにくいこと、また産んだ卵を食べてしまったり、せっかく稚魚が生まれてもその稚魚が食べられてしまったりるのだそうです。これはアカヒレに限ったことではなく金魚やメダカもそうなのだそうですが、いずれにしてもそれ故に、ただでさえ見つかりにくい卵を親より先に発見して卵を移すという地道な作業が必要という話もある一方、水草をたくさん入れて卵や稚魚が隠れることができるようにすれば食べられずに残るという情報もあったので、前回書いたアナカリスをアカヒレ部屋に集中して投入し、しかもトリミングせずにもさもさにさせてみたのですが、やはり卵も稚魚の姿も見えず。波平さんマットのあたりも注意深く見ているのですけど、卵らしきものも見えません。30cm水槽を2つに仕切ったアカヒレ部屋はそんなに広くもないため、隠れるところを増やしても親魚が来てしまうのかも。

 ならばと、ネットで調べた通りに「つがいの隔離作戦」を実行。これは要するに産まれた卵を食べられないような仕掛けを入れた別の水槽にオスとメスを1匹ずつ隔離し、産卵させると同時に卵の回収をしてしまおうという、名付けて「ねるとん型ラブラブ愛の巣作戦」。金魚の隔離用に買っておいた水槽の底にいつもの鉢底ネットを敷き、親が入れないようにして卵を保護する仕組みをセットします。水質が変わると産卵しやすいらしいので、飼育水半分、汲み置き水半分を入れて、オスとお腹の大きいメス一匹ずつを入れ、さぁ、君たち頑張れいろいろと!
 しかし、数日経っても卵を産む気配なし。アカヒレは小さい魚なので当然卵も小さくて見えにくいわけですが、いくら目をこらしても、俺の曇ったまなこに映るのは明らかにフン以外の何物でもないものばかり。ネットの情報だと「隔離して翌日には産む」みたいなのもあったので、割と期待はしていたんですけど、「それらしきもの」は見当たりません。そうこうしているうちに水が汚れてきてしまったので、諦めて本水槽に戻すことにしました。

その4:今は産卵期(繁殖期)ではない

 もう結論としてはここしかないような気がします。アカヒレの繁殖期は秋口らしいので…。ただそれでも産卵にチャレンジしたのは、「水温が20度前後あれば季節に関係なく産卵行動をする」という話があったためです。うちはヒーターは入れていないのですが、うちのリビングは日当たりよくてあまり冬でも室温も下がらないせいか、真冬のこの時期でだいたい水温18度~20度をキープしていますので、水温が低すぎる、もしくは高すぎることもないと思うのですけどねぇ。

 季節のものであればそのうちということもあると思いますが、そんなこんなで未だアカヒレの稚魚にも卵にもお目にかかっていません。いつかは増やすことが出来るといいなぁ。
 前回の引きとは異なりますが、そういえば書こうと思って書いてなかったので水草について書こうかと思います。といってもそんなに書くことはないんですけどね。

 草といってもVIPPERがよく生やしてるアレではなく、水草は文字通り水の中に生息する草なわけですが、陸上に生える草にもたくさんの種類があるように、水草にもたくさんの種類があります。水槽なんて魚などの水棲動物を飼うためにあるもんだと思っていましたが、実際に魚を飼うにあたって調べていくと、世の中には水草をメインに育てることを趣味としている方もたくさんいるようです。水槽の中でいろいろな種類の水草を入れ、綺麗にレイアウトしてその見栄えを楽しむわけですね。身も蓋もないいい方をすれば「盆栽の水槽版」みたいなものでしょうか。
 ただ、地上で花を綺麗に咲かせるのも言うほど簡単なものではないように、水草を育てるのも水質や光量、肥料などきめ細かい管理が必要らしく、そういう水槽では魚などの動物は水質を変化させたり、せっかく育てた水草を食べてしまったりとかえって邪魔になるため、魚を入れずに水草だけを育てる場合も少なくないとか。

 まぁ自分はそこまで本格的にやるつもりはないので、見た目だけの問題なら人工水草(樹脂製のつくりものの水草。いわゆる偽物語)が腐らないし楽なんですけど、いくら柔らかく作ってあるとしてもしょせん作り物は作り物なので、金魚が引っかかって怪我したりするのも怖いです。特に魚類はまぶたがないですから、目に怪我を負ったら目も当てられませんからね。目だけに。
 なのでここはやはり「本物」の水草にしたいところですが、とはいえアクアリウムの長い坂をのぼり始めたばかりの自分は当然ながら水草についてもまったくのド素人であるので、まずはどの水草を買えばいいのかの調査から。すると、初心者でも(つまりあまり手をかけなくても)扱いの楽な金魚水槽向けの水草、俗に言う「金魚藻」としては、北米原産の「カボンバ」、南米原産の「アナカリス」、在来種の「マツモ」などがあるようです。
 そんなわけで最初は単に見た目(もさもさ感がなんとなく気に入った)だけでカボンバを購入したんですけど…どうも葉っぱがぽろぽろと取れてしまいます。栄養状態や日の当たりが悪いのかな? とも思ったのですが、日当たりよくしすぎると水温の変化が激しくなって魚の負担になってしまいますし、栄養状態についてはよくわかりませんけど、「肥料とか追加でやらんでも伸びる」のが初心者向けの初心者向けたるゆえんのはず…などと思ってまた調べてみると、どうやらカボンバはアルカリ性の水質にはあまり合わないそう。うちの水槽のpHを測ってみたところ、7.5くらい。弱アルカリ性です。そこまで敏感だったらあんまり「初心者向き」とはされない気もしますが、そうこうしているうちに何となく色も茶色くなってきてしまったので、次はアルカリを好む「アナカリス」を試してみることにしました。

 で、このアナカリスは枯れたり溶けたりすることなく育っているのですが…。さすがに初心者向けというだけあってものすごい生命力。ライトもつけてないしこれといったケアをしているわけでもないのに、あっという間に伸びてしまいます。伸びても水面より上には出ずだらんとして柳みたいになってしまういので定期的にトリミングするのですが、切った部分をまたまとめて植えておくとその部分からもまた脇芽が出てきて伸びてきます。うちの水槽は砂ではなく砂利を敷いており、かつ水草を植えられるほどの深さもないため、いくつか束ねて水草用のオモリを巻いて沈めているのですが、その束がだんだんと増えていきます。メダカとアカヒレの水槽に「お裾分け」して、それがさらに伸びてもさもさになっている状態。おかげでメダカやアカヒレたちにとっては隠れるところができていい感じですが、それにしてもすごい生命力。確かに初心者向けというか、そもそも人を介する必要すらないんじゃないかというくらいです。
 もうイラネってくらい増えまくってしまったので、最近は金魚水槽のはトリミングして適当に捨ててるんですけど、メダカやアカヒレは水草をたくさん入れてモサモサさせたほうが繁殖させやすいらしいので(水草でモサモサにすればすぐに繁殖するわけでもないみたいなのですが)、こっちはあえて切らずに放っておいています。でも、あまりモサモサさせすぎると今度はそのモサモサのせいで光が届かなくなった部分が枯れてしまったりもするので、適度なモサモサを保つようにはしてるのですが、最近生育不良?で落ちた葉っぱがけっこう水底に沈んでたりするので、もう少しモサモサを減らしたほうがいいのかも知れません。サモサ食べたくなってきた。

 あとこのアナカリスのほかに、アカヒレの産卵床にするために、ウィローモスというコケの仲間を買ってきて、例の鉢底ネットを使って「ウィローモスマット」を作ってみました。「ウィローモスマット」というのは簡単に言えば、ウィローモスを平たいものに活着させると、そのうち芽が伸びてきてふかふかの絨毯みたいになり、そのモサモサが産卵の際の隠れ家になる…はずなんですが、作り方が悪かったのか、作って2ヶ月以上が経ってもいっこうにふかふかにならず、波平さんの頭みたいにちょぼちょぼな感じです。うーむ、これはいっそ作り直したほうがいいのかしら。