不調の日のメニュー。
白米
豚肉のしょうが煮と庭のインゲン
大根おろし
豆腐、しじみ、オクラの味噌汁。
豚のしょうが煮は鍋に肉、生姜、玉ねぎ、舞茸を放り込んで醤油と酒みりんで煮含めたもの。
簡単にできて、応用が効く。日持ちがする。
しんどい時はこういうものを作りおきされている。
最後はカレーの具となった。
日々のメニューと合わせながらちゃんと使いきるのも長年の知恵だと、、勉強になります。
母が珍しく風邪をひいた。咳から始まり、鼻水も加わり、熱が出た。
私の記憶の中では風邪をひいたり熱を出したところを見たことがなく、強靭な免疫の持ち主だと思っていた。
その母が80になって熱が出る、というお初なことに不安が押し寄せ、ざわざわしていたが、
二日目からは熱は下がり、やはりただの風邪だったか、とひと安心したのでした。
明日熱が下がっていなければかかりつけの先生に診てもらおうと思っていたが、すんなりと下がったので、やはりもともと丈夫なのだ。
私は消化の良い体を温める食事を作るため、前の週から引き続き、毎日通うことになったが、
ふと気がつくと、熱があるあいだ、母からいつもの不調の訴えが全く出てこない。
咳と鼻水に気を取られている。
ずっと横になっているので疲れない、
息苦しさも咳にかき消され、横になっているので感じにくい、歩かないので腰痛も感じにくい。
不謹慎ながらもいつになく心が軽くなった。
「なんてラクなのだーー」と、私はあの時もしかしたら少女漫画のヒロインのように目がキラキラしていたかもしれない。
風邪なら、私にでもある程度どうすれば良いかがわかる。
ご飯を食べさせ、熱を確認し、暖かくして休ませる。ただそれだけ。もちろん薬は与えません。体温をあげ、汗を出し、免疫くんに頑張ってもらう。
そして、少し経つと回復する。
。。、。なんてわかりやすい!
いつものどうしようもない無力感に襲われずとも、母からは毎度の食事に感謝され、とにかく回復している。
まあ回復してくれたから言えることです。。
だけど、本人、風邪の症状について咳と鼻水が落ちるのが辛いくらいで、頭痛もほぼなし、吐き気もなし。
私からみたらいつもより機嫌よく見えた。
そんなわけで、心がわずかに軽くなったのもあり
母が嫌な咳をするたびに、
私は中川家さんのおかんネタっぽく「(その咳、)いやらしわ」
と返すことにハマってしまい、一人で面白がっていたのだが、
結構母にもウケていたので、咳をするたび何度も繰り返してその都度ひと笑いできた。
思えば母自身も私が小さい頃に言ってたセリフだった。
だが、結局その風邪はやはり私が受け取ることになり、
来週予定していた母と姉との3人旅行の直前まで、私は熱でうなされることになったのでありました。。
私もまだ自分が若いと思っており、油断してしまった。
でもなんとかその旅行も無事にみんなで行くことができて、やれやれな今です。
そんなこんなで、ひとまずは高齢者母がギリギリ回復したので本当によかった。
いろんな皆さま、おたすけありがとうございました。感謝感謝です。