たとえ素質があったとしても残念です | びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

びっくりするほど上手くなった!名古屋のバッティングスクール「Count23」

名古屋にあるバッティングスクール「Count23」のブログです。
小学生・中学生などの少年野球選手がチームで活躍するための技術向上を目的とした野球スクールです。バッティング、ピッチング、キャッチボールなど多彩なコースでチームの中心選手に育てます。

コーチの名和です。


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その中で先日、とても興味深い内容があったのでここで紹介します。


私も含めてあなたにも興味を持ってもらえる内容だと思います。


ーーーここからーーーーーーーー



習慣というものは、何遍も、何遍も、
鳥が羽ばたきを稽古するように重ねて行って、
それが無意識に行なわれるようになったときに、
「習慣化された」というのです。


この習慣のことを、日本では「躾(しつけ)」
と呼びました。


この字は「漢字」ではありません。

「身」と「美」という二つの漢字を日本で
合わせてつくった「国字」です。


習慣化することを日本では「躾ける」と言います。

裁縫(さいほう)のときに、折り曲げた布が
もとに戻らないように仮縫いしておく糸を
「しつけ糸」と呼びますが、それと同じでもとに
返らないようにする…これが躾けです。

要するに「躾」とは、押しつけ、強制です。


現代のように、押しつけは子供の人権を無視する
ことだとして、ほったらかしにしておくと、
躾(習慣化)はできません。

かつて日本を訪れた西洋人は「日本人は、決して
裕福な生活をしているわけではないが、礼儀作法が
非常に立派な国である」と口を揃えて褒めました。

日本の戦後教育は
「強制は、子供の人権を無視するものだ」として、
先生方が、一歩も二歩も下がってしまいました。


皆さんはご存知でしょうか?

戦後の一時期、小学校では体操の時間に号令が
かけられない時代があったのです。

「前へ進め」といったら命令になる。

「右向け、右」といったら強制だとされたのです。


「躾」には、やはり苦痛を伴います。

人間は日常的に苦よりも楽を選びますから、
なかなか自律的に行なうことは難しい。

途中で挫折することが極めて多いのです。

そこで、外から教えてやることが大切になってきます。

つまり強制です。


その強制が一番効くのが素直な心を持った子供時代です。

成長し素直さがなくなってきたら強制などできません。

良い習慣というものは子供時代に強制しなければ
なかなか身につかないのです。


人間学には「小学」「大学」「中学」の三学があります。

その中でも、「小学」は、この良い習慣というものを
非常に大切にしています。

「小学」の冒頭にはこの書を編んだ朱子が、
本書の主旨を次のように記し、掃除・挨拶・
作法の重要性を説いています。

すなわち、人を教えるのに、洒掃(さいそう・清掃)、
応対、進退の大事なところ、そして親を愛し、
目上の者を敬い、師を尊び、友に親しむ、そういう道を
教えることが、自分の身を修め、家を斉え、国を治め、
天下を平らかにするもととなる、と。

『いかにして人物となるか』致知出版



行き過ぎた体罰をともなったような躾(しつけ)は
論外として、掃除や挨拶、応対などの作法を
子供に躾けることは絶対に必要だ。

例えば…

ファミレスで、騒いだり、通路を走り回る子供。

クツをはいたまま、平気で電車の座席に立つ子供。

あるいは、飲食店で子供が食事をこぼしたり
食器をちらかしても、平気でそのまま帰ってしまう親。


子供の躾ができていないのは、
ほぼ全てが親の責任と言っていい。

学校でいくら躾されたとしても、家でそれが
徹底されなければすぐに元に戻ってしまう。


昨今は、自由という言葉はもてはやされるが、
強制という言葉は嫌われる。

しかし、躾は強制以外は身につかない。


子供によい習慣を身につけるための、
押しつけや強制は必要だ。


「人の心に灯をともす」
http://merumo.ne.jp/00564226.html

ーーここまでーーーーー


どうですか?

心当たりがある、耳が痛いという方も多いと思います。


私個人、子を持つ親として、技術指導をする私として参考にする必要があると感じました。


しつけ、強制を野球に当てはめてみます。


高校野球部はまさにこの典型で、各学校でいろんな文化、伝統にのっとり監督が生徒へ、先輩が後輩へと強制的なしつけや指導があります。


体罰やシゴキなどの悪しき習慣はなくす方向に進んでいるようですが、それでもまだ完全ではありません。


野球部のしつけの中には、挨拶、掃除(整理整頓)、上下関係などが代表されますが、これらは全て有無を言わせない強制になります。


それから、厳しくてつらい練習も強制されます。


練習で自主性が求められるのは全体練習終了後やオフの時です


全体練習後やオフの時、練習しなくても叱られない時間にどれだけ練習するかで他の選手との差になります。


私が高校のコーチをしているとき多くの選手を見てきましたが、やる選手はいつもやっていますが、やらない選手はほとんどやらずに帰ってしまいます。


やらない選手の自主性を身につけさせるためには、自らの目標を持たせ、その目標を達成するための練習を強制することが必要でした。


人は21日間(3週間)続けると習慣になるといわれているので、1ヶ月は強制して練習させると、その後は放っておいても練習するようになりました。


「この子はいい素質を持ってる」と思われる選手でも、練習しなければその素質はいかされず埋もれてしまいます。


素質、センスなどは練習によって磨かなければ無駄になってしまいます。


ダイヤの原石がそうですよね。


ただの白い石である原石を磨いてカットすることで美しい宝石になります。


素質を持っている選手も高校くらいまではとにかく強制で練習をさせ、それを習慣化させなければ、その素質をいかした良い選手になれません。


スクール生の保護者の方から、

「うちの子は家で全然練習しないのです、どうしたらいいですか?」

という相談を受けますが、小中学生ならそんなのあたりまえだと思います。



中には自主的に練習できる選手もいると思いますが、ほとんどの選手というより、人間なら楽して良い結果を得たいと思うものです。


小中学生は強制しないとまず無理です。


私が小学生だった頃、あなたが小学生だった頃を思い出してください。


つらいことを自ら進んでやりましたか?


強制されたらしイヤイヤでもやりませんでしたか?


「イヤイヤやらせても身にならない、練習にならない」

といわれるかもしれませんが、これは練習だと思わず、習慣をつけさせる「しつけ」だと考えてイヤイヤでもやらせることが必要です。


小学生や中学生に自主性を求めてもダメです。


そんなことで悩むことがおかしいのです。


最初は強制してやらせ、それを強制して続けさせることで習慣化する。


そうなったときに正しい練習方法や技術的なことを教えればいいのです。


毎日外でバットを振る習慣になっている選手には、正しいバットの振り方を教えてあげなければ、その良い習慣が無駄になってしまいます。


そして、「やっても結果がでない・・・」と気持ちが折れてしまい、その習慣さえやめてしまうことも考えられます。


逆に強制されてやったことにより、結果が出るようになるとモチベーションが高まるので、強制が必要なくなることもあります。


本当は強制することなく、お子さん自ら求めて練習することがベストですが、これは大変難しいです。


やらなければ上手くならないので、とにかく、最初は強制が必要です。



スクールの選手にはスクールからも自宅練習を強制します。


週末の全体練習だけでなく、自宅での自主練習が他の選手との差になり、結果となります。



そして良い習慣を身につけ、チームで活躍できる選手になりましょう。

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