コーチの名和です。
ピッチングというものは、野球にとってはとても重要なもので、ピッチャーの調子の善し悪しで試合が決まってしまうことがあります。
もちろん、試合に勝つには点を取ることが必要なので、打撃がしっかりと機能していなければいけないのですが、しかし、それ以上に相手に得点を許さない投球と守備が重要になってきます。
なので、野球においてはエースがチームのリーダーであることが多いですし、ピッチャーの重要性が大きな意味を持ってきます。
ピッチングというのは、試合で勝つためには重要なものですし、また、チーム全体の指揮を上げて行く為にもピッチャーの調子というものはとても重要になります。
こうしたことからピッチャーは野球における一つのポジションというものではなく、
チーム全体の勝敗から雰囲気に至るまで、そのすべてに影響するとても重要なポジションです。
このようにピッチャーは、とても重要なポジションなので、ピッチャーを大切に扱うことが必要です。
あまり連投させるとピッチャーの肩はかなり疲労するので、故障の原因になります。
小学生の頃はすごいと将来が有望されていたピッチャーでも、あまりに激しいピッチングを繰り返してしまったために中学や高校で肘を壊して投げられなくなってしまうという人が多くいます。
そういうことのないように指導者が気を配り、ご両親が見まもって肘や肩の故障には気をつけたいですね。
私が高校の時、同級生でリトルシニアリーグで日本選抜チームにも選ばれたピッチャーがいました。
中学で身長が193cmもあり、とんでもない速球を投げていました。
私たちは、こいつがいたら甲子園の可能性が高いだろうなと楽しみでした。
高校野球のピッチャーの練習はほぼ走ってばかりで、その選手も外野フェンスぎわに敷いてある砂場で毎日毎日、明けても暮れても走っていました。
走り続けたせいで193cmという身長を足が支えきれなくなったのか、足の甲の骨を疲労骨折してしまいました。
そして数ヶ月練習を休んで復帰をしましたが、その数ヶ月後に再び疲労骨折してしまい、トータル1年ほどを治療に費やしてしまいました。
完全に復帰してきたのが2年の秋の新チームになったときでしたが、それまで1年近く投げていなかったので、以前の速球は全く投げられなくなり、ストライクすら入りませんでした。
本人は野球をやり始めてこれだけの期間投げなかったことがないので、投げ方を忘れてしまい、自分のフォームがどうだったのかも思い出せないと言っていました。
結局その選手はエースナンバーをつけることがなく、私たちは甲子園という夢を実現することができず涙を飲みました。
私たちのチームの打線は強力打線でしたが、その打線にも波があるので、そんな時はピッチャーにがんばってもらわないといけないのですが、そのバランスが取れていませんでした。
チームにとってピッチャーは超重要なのは知ってますね。
あなたのお子さんがピッチャーをやっているなら、投球数をチェックし、練習後はアイシングやマッサージなどのケアをしてあげてください。
また、悪い投げ方で連投しているのは一番の故障の原因になります。
小学生の正しい投げ方、ピッチングはこれです。
http://count23.jp/cou_j_throwing/index.html