ボールを握ることができない冬の期間などには
走りこみが非常に重要になります。
そのため、冬場にはかなりの量を走り込んで、
下半身の強化を行う場合が多いでしょう。
走り込みというのは様々な方法がありますが、
皆さんはどのような練習法を行なっていますか?
私が高校生の頃には本当に無茶な練習をたくさん行いました。
例えば、学校から10キロ先にある山の麓まで行き、
そこから上りと下りの合わせて8キロの距離をひたすら走って、
そこから学校まで10キロの道のりを走って帰ったり…
近所の300段ある階段を何往復もしていました。
ある時には監督に階段ダッシュの本数を聞きに行くと
「エンドレス」
なんて言葉が返ってきたこともありました。
この練習で私の太ももは信じられないほど太くたくましくなり、
その年のシーズンは非常に良い結果を残すことができました。
しかし、2年生になってもそのような練習法を行なっていたために、
オフシーズンが終わる頃には膝も腰も悲鳴を挙げていました。
膝はかなり良くなりましたが、
腰はその練習が影響しているのかは分かりませんが痛いままです。
3年の最後の大会の時には
腰にスポーツ選手用のコルセットを巻いて試合に出ていました。
グラウンドに立っているだけで
吐き気がする程の暑さの中で、
コルセットを巻いて試合に出るというのは本当に辛く、
今でもよく覚えています。
走りこみに限らず、筋力アップを狙った練習法というのは
正しい方法と、正しい量を行えばパワーアップにも繋がりますし、
大きなメリットがあります。
しかし、それが間違った方法であったり、
度が過ぎる量であれば故障の原因にもなってしまうのです。
まず、坂道や階段をダッシュする場合には、
きつくても顎を上げてしまってはいけません。
顎が上がってしまうと、背中が丸まってしまい腰に力が入りません。
その結果、腰を怪我してしまったり、
膝にかかる負担が大きくなってしまい膝を痛めてしまう可能性もあります。
きつくても顎を引いて、
正面を見て胸を張って走るようにしましょう。
スクールでは練習における注意点なども指導しています。
