クラブ顧問からの体罰で生徒が自殺というのが社会を騒がしていますね。
元ジャイアンツの桑田さんが、体罰を受けなかった高校時代に
一番成長したというコメントを出していましたが、強豪のPL学園
だったら体罰など普通にあると思ったら違うのですね。
意外でした。
さて、少年野球でも中学野球でも高校野球でも、どのような
指導者に野球を教えて貰えるかによって、その選手がどれだけ
成長することができるかに大きく違いがでます。
私は小学生の時も中学生の時も高校生の時も、野球部の監督は
その学校一怖いと言われていた教師が顧問をしていました。
試合中はもちろんですが、練習中には誰よりも大きな声で
選手を叱り飛ばしていました。
私達の頃には平手打ちやケツバットというのはごく普通に
行われていたことなのですが、最近ではそういった体罰は
非常に厳しく処分されるようになり、あまり
行われなくなりました。
監督に叱られることが怖くて思い切りのないプレイをして
しまう選手もいれば、悔しくて「絶対に見返してやる!!」
という気持ちで頑張れる選手もいます。
私は後者でしたので、叱られることで普段の何倍も
練習をしていました。
しかし、萎縮してしまう選手の場合には、叱るばかりではなく、
褒めることで成長をさせてあげる必要があります。
例えば、打撃に関して言うのであれば、ノーストライク
3ボールのカウントで、ボール球を空振りしてしまった場合には
「見逃せばフォアボールだったじゃないか!何を考えているんだ!!!」
と叱り飛ばすのではなく、その積極性を褒めてあげましょう。
「3ボールでも自分が打ちたいと思ったなら良い、
でもボール球は見逃すようにしよう」
という言い方をすれば、選手は自分がしたプレイを
もう一度考えなおすことができます。
しかし、思い切り叱り飛ばしてしまうと叱られたことの
ショックや、恐怖によって次のプレイにも大きく影響が
出てしまいますし、家に帰ってからも自分のプレイを
思い返すよりも叱られたことばかりを思い返して
しまうようになります。
もちろん、叱ることによって伸びる選手もたくさんいます。
ただ、10人が10人同じ指導法で上達するわけではないのです。
選手をしっかりと観察し、しっかりと正確を把握して
初めてその選手に適した指導を行うことができるんです。
これは監督やコーチだけでなく、子供に野球を教える
あらゆる人に当てはまることです。
当スクールでは、こういった点を十分に理解し、選手一人ひとりに適した指導法を考え、褒める指導を行なっています。
スクール生や保護者の方の声をお聞きください。
こちらからです。